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DailyHighLow Indicatorの概要
当日の高値(High)と安値(Low)をチャート上に自動表示するインジケーターです。
ローソク足を目で追わなくても、その日の値動きの限界点が水平ラインで示されるため、ブレイクアウトやレンジ相場の判断に非常に便利です。
- 用途:トレンドブレイク狙い・レンジ反発狙い・節目確認
- 特徴:
- 高値・安値ラインを自動描画
- ラインの色・太さ・スタイルを自由に変更可能
- 前日の高値・安値もオプション表示可
パラメーターの設定と解説 (デフォルト設定)

変数名 | 値 | 日本語訳 | 解説 |
---|---|---|---|
TimeFrame | 1 Day | 時間足 | 高値・安値を計算する時間足を指定します。1 Day は日足ベースでの高値・安値を表示します。他の時間足に設定すれば、その時間足単位の高安値ラインを描画可能です。 |
Previous | true | 前日の高安値表示 | true に設定すると、当日分に加えて前日の高値・安値ラインも表示します。節目やサポレジ判断に非常に有効です。 |
Price | Low/High | 価格種別 | どの価格を基準に高値・安値を描画するかを設定します。Low/High は最も低い値と高い値を使用します。ローソク足の終値ベースなどに変更も可能な場合があります。 |
DailyHighLow Indicatorの使い方
(1) ブレイクアウト狙い
- 高値ラインをローソク足終値で上抜け → ロングエントリー
- 安値ラインを終値で下抜け → ショートエントリー
- ダマシ回避のために出来高やRSIと併用が有効
(2) レンジ反発狙い
- 高値付近で売り、安値付近で買い
- StochasticやRSIの過熱感シグナルを併用すると精度が上がる
(3) 前日高安値との組み合わせ
- 前日の高値・安値は多くのトレーダーが注目する節目
- 当日ラインと前日ラインの重なりは特に強力なサポート・レジスタンス
実践的なトレード戦略
戦略名 | 条件 | エントリー | 利確 | 損切 |
---|---|---|---|---|
ブレイクアウト順張り | 高値/安値を終値で突破 | 突破方向に成行 | 10〜20pips or 次の節目 | 直近戻り高値/安値の外側 |
レンジ逆張り | 高値/安値で反発サイン | 節目で逆方向に指値 | 中間価格帯 | 節目を終値で超えたら |
前日節目反発 | 前日高安値で反発 | 反発方向へ成行 | 15pips前後 | 節目突破で即撤退 |
メリットとデメリット
メリット
- 水平ラインで即座に節目が分かる
- ブレイク・反発どちらの戦略にも対応
- 他のテクニカル指標と併用しやすい
デメリット
- 単体ではダマシも多い
- 値動きが乏しい日(レンジ幅が小さい日)は有効性が低下
まとめ
DailyHighLow Indicator は、初心者から上級者まで使えるシンプルかつ実用的な節目確認ツールです。
特にブレイクアウト戦略やレンジ反発戦略との相性が良く、他のオシレーターや出来高系インジケーターと組み合わせることで精度が向上します。
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