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123TRIANGLES v1.3 nrp とは
チャート上の「1-2-3」スイングから三角形(トライアングル)を自動検出し、ブレイクアウトを分かりやすく可視化するインジケーターです。末尾の nrp = non-repainting(確定足ベースで再描画しない)仕様なので、検証と実運用の整合性が取りやすいのが強みです。
- スイングの高値・安値(1→2→3)を結んで三角持ち合いを描画
- 上辺/下辺のトレンドライン、ブレイク方向の矢印、アラートを表示(配布版により差あり)
- NRP:三角形の確定(指定本数 or クローズ)以降は描画が固定され、後から形が変わらない
インプットの設定&解説

変数名(英) | 値 | 日本語訳 | 解説 |
---|---|---|---|
MTF_TimeFrame | current | 上位足の利用 | マルチタイムフレーム表示。current はチャートと同じ時間足。上位足の三角形を出したいときは H1/H4 等を指定。 |
ShowSemafors | false | セマフォ表示 | スイング高安の●マーク(Semafor)を表示するか。補助目印が欲しい場合は true 。 |
ShowTriangles | true | 三角形の描画 | 検出したトライアングル(上辺・下辺)を描画します。基本は true のまま。 |
FillUp | false | 塗りつぶし | 三角形内部を半透明で塗るかどうか。視認性を上げたいなら true 。 |
ShowMarks | true | 1-2-3の印 | 三角形を構成する1/2/3の頂点にマークを付けます。学習・検証時に便利。 |
ShowAlert | false | 一般アラート | 三角形の検出/更新などでポップアップ通知を出します。必要に応じてON。 |
ShowAlertTr | false | ブレイクアラート | トライアングルブレイク(上辺/下辺の抜け)時にアラート。版によっては「Tr = Triangle/Trendline」の意味。 |
Width1 | 5 | 線幅1 | 線種「1」に割り当てられたオブジェクトの太さ(多くの版では三角形の外枠)。太くすると視認性UP。 |
Width3 | 3 | 線幅3 | 線種「3」に割り当てられたオブジェクトの太さ(補助線やマーク等)。 |
BarsCount | 1750 | 計算するバー数 | 過去にさかのぼって検出する本数。大きいほど検出範囲は広いが負荷も増加。軽さ重視なら 800–1200 程度に。 |
DATA1 | 0 | 内部データ | 開発者用の内部パラメータ(データバッファ)。通常は変更不要。 |
copy | 1 | インスタンスID | 同インジを複数設置したときの識別用に用いられる値。通常は既定のままでOK。 |
インジケーターの使い方
- 三角形の完成を待つ(上下のトレンドラインにタッチが2回以上)
- 終値でブレイク → エントリー準備
- リテスト発生(戻り/押し)で矢印 or アラートが出たら成行/指値
- 損切:反対側のトレンドライン外+ATR×0.8〜1.2
- 利確:
- 計測ターゲット:三角形の高さ(ベース幅)=第1目標
- R固定(1.5〜2.0) or トレーリング(直近スイング or 移動平均)
勝ちやすい戦略3選
1)三角持ち合いブレイク+リテスト(王道順張り)
- 条件:終値で上(下)辺をブレイク、出来れば次バーでリテスト
- Entry:リテスト完了の足確定で順張り
- SL:トレンドラインの外側+ATR
- TP:ベース幅=第1目標、残りは伸ばす
- 強い場面:ロンドン初動/NYオープン、指標後の再形成
2)内部ダイバージェンス判定(だまし回避)
- 条件:ブレイク直前の価格は高値更新だが、オシレーター(RSI/CCI)は更新せず
- 対応:ブレイクは見送り、再度の締め直し(再収束)まで待つ
- 効果:フェイクアウトの回避率が上がる
3)上位足トライアングル × 下位足エントリー(マルチTF)
- 手順:H1で三角形完成 → M15でブレイク&リテスト出現を待ち小さく入る
- 利点:上位足の優位性+下位足の有利な価格でエントリー可
リスク管理
- 1回の損失:口座残高の 0.5~1.0%
- 初期SL:反対ライン外+ATR×1.0
- 分割利確:R=1.0で50%利確 → 残りは直近スイング割れ/更新で手仕舞い
- 回避:重要指標の前後±30分、アジア極薄は「見送り or 幅狭のみ」
まとめ
- 終値ブレイクだけを採用した
- リテストまたは上位足一致で絞り込んだ
- SLは反対ライン外+ATRで厳格に
- 分割利確とR基準を事前に決めた
- 指標前後・薄商いは抑制 or 回避
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