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Ichimoku_HTFとは
Ichimoku_HTFは、標準の一目均衡表をベースにしたカスタムインジケーターで、
現在の時間足に上位足の一目均衡表を重ねて表示できるのが最大の特徴です。
例えば、
- 5分足チャートに「1時間足の一目均衡表」を表示
- 15分足チャートに「日足の一目均衡表」を表示
といった使い方が可能になります。
要するに
👉「マルチタイムフレーム分析」を効率化するための一目均衡表です。
一目均衡表の基本構成
Ichimoku_HTFが表示するのは、通常の一目均衡表と同じく以下の5本線です。
- 転換線(Tenkan-sen):短期トレンド(9期間)
- 基準線(Kijun-sen):中期トレンド(26期間)
- 先行スパン1(Senkou Span A):転換線と基準線の平均を先行表示
- 先行スパン2(Senkou Span B):52期間の高安の平均を先行表示
- 遅行スパン(Chikou Span):終値を26期間遅らせて表示
さらに、先行スパン1と2の間の領域を「雲(Kumo, Cloud)」と呼び、
トレンドの方向性と強さを視覚的に判断できます。
Ichimoku_HTFの使い方
① マルチタイムフレーム分析
- 下位足(例:15分足)で取引する際に、上位足(日足)の雲を表示し、大きな流れを確認。
- 下位足だけで判断するとダマシが多いため、上位足の雲に沿ったトレードが有効。
② 雲の使い方
- 価格が雲の上にある → 上昇トレンド
- 価格が雲の下にある → 下降トレンド
- 価格が雲の中にある → レンジ、もみ合い
③ トレンドの強弱を測る
- 転換線が基準線を上抜け → 買いサイン(ゴールデンクロス)
- 転換線が基準線を下抜け → 売りサイン(デッドクロス)
- 遅行スパンが価格を上抜け → 上昇の後押し
- 遅行スパンが価格を下抜け → 下落の後押し
インプット設定&解説

変数名 | 値 | 日本語訳 | 解説 |
---|---|---|---|
(文字化け項目) | 4 Hours | 上位時間足 | HTF(Higher Time Frame)の指定。ここでは4時間足の一目均衡表を表示。 |
Tenkan-sen | 9 | 転換線 | 短期(9期間)の高値・安値の平均。短期トレンドを捉える。 |
Kijun-sen | 26 | 基準線 | 中期(26期間)の高値・安値の平均。相場の基準線として機能。 |
Senkou Span B | 52 | 先行スパンB | 52期間の高値・安値の平均を26期間先に表示。雲を形成する一方の境界。 |
トレード戦略
戦略①:上位足雲+下位足エントリー
- 上位足の雲が「上昇トレンド」
- 下位足で転換線が基準線を上抜け
→ 押し目買いエントリー
逆に、雲が下降トレンドのときは戻り売り戦略が有効。
戦略②:雲のねじれ(Kumo Twist)
- 雲が「ねじれる」と、中期的なトレンド転換の可能性。
- 上位足のねじれは下位足に強い影響を与えるため、転換の初動を狙える。
戦略③:遅行スパン+雲
遅行スパンが価格の上にある状態 → 強い買いトレンド
- 遅行スパンが雲を下抜け → 売りトレンド加速のサイン
Ichimoku_HTFのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
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まとめ
- Ichimoku_HTFは一目均衡表のマルチタイムフレーム版
- 上位足の雲を下位足チャートに重ねて分析できる
- トレンドの方向性を雲で確認し、クロスや遅行スパンでエントリー判断
- 戦略は「上位足に沿った順張り」が基本
👉 「短期の値動きに振り回されず、長期トレンドに沿ったトレードをしたい方」に特におすすめです。
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