MT5：JFPIVOT　チャート上にサポートライン・レジスタンスラインを描写するインジケーター

　JFPivotとは

ピボットポイント（Pivot Point） を自動的に計算し、チャート上にサポートライン・レジスタンスラインを描写するインジケーターです。

ピボットポイントは元々、株式・先物・為替など幅広い金融市場で使われてきた「相場の分岐点」を示す指標で、前日の高値・安値・終値から算出されます。

• 中央の黄色ライン … Pivot（基準線）
• 上のライン群（紫や緑） … R1, R2, R3（レジスタンス）
• 下のライン群（赤や水色） … S1, S2, S3（サポート）

相場はこれらのラインを意識して動きやすく、多くのトレーダーに利用されています。

　インジケーターの詳細

• 種類：サポート・レジスタンス系
  
• 算出方法： Pivot = (高値 + 安値 + 終値) ÷ 3 R1 = (2 × Pivot) − 安値 S1 = (2 × Pivot) − 高値 R2 = Pivot + (高値 − 安値) S2 = Pivot − (高値 − 安値) R3 = 高値 + 2 × (Pivot − 安値) S3 = 安値 − 2 × (高値 − Pivot)
  
• 用途：
  • デイトレやスキャルで「今日の意識される価格帯」を確認
  • サポート・レジスタンスとして機能しやすい

　インジケーターの使い方

1. 反発ポイントを狙う

1. 価格が S1, S2 にタッチ → 反発買いを検討
2. 価格が R1, R2 にタッチ → 反発売りを検討

1. ブレイクアウトを狙う

1. Pivotや主要ラインを強くブレイクしたら、その方向にトレンドが伸びやすい
2. ブレイク後の押し目・戻りを待ってエントリー

1. 目標利確の目安

1. エントリーしたら「次のPivotライン」までをターゲットにすると利確の基準が明確になる。

　インプット設定＆解説

　おすすめ戦略

1. デイトレード戦略

• H1やM15チャートに表示させて、1日の節目を確認。
• ロンドン時間やNY時間の始まりでPivotラインを基準にトレード。

2. レンジ逆張り戦略

• アジア時間のように値動きが小さい相場では、Pivotライン付近での逆張りが有効。
• RSIなどと組み合わせると精度が上がる。

3. ブレイクアウト戦略

• 欧州時間や米国時間の重要指標発表時には、R2やS2の突破を狙う。
• 大きな値動きが発生するため、トレンドフォロー型で利益を狙える。

　まとめ

• JFPivotは「相場の節目」を示すサポレジ系インジケーター
• デイトレや短期売買に特に有効
• 反発・ブレイク・利確目安 という3つの使い方が可能
• 単体でも強力だが、移動平均線やオシレーターと組み合わせると勝率アップ