目次


MSessionsとは
FX市場は24時間取引可能ですが、実際には「アジア市場」「ロンドン市場」「ニューヨーク市場」など、時間帯ごとに取引の活発さや値動きの特徴が異なります。
このインジケーターを使うことで、チャートに「どのセッションでの値動きなのか」を視覚的に把握でき、取引の判断に大きく役立ちます。
インジケーターの詳細
- 種類:マーケットセッション表示系
- 表示方法:各セッション(東京・ロンドン・ニューヨークなど)を背景色やボックスでマーキング
- 目的:時間帯ごとの市場参加者の動きを把握し、戦略に活かす
インジケーターの使い方
1. セッションごとの値動きを把握
- 東京時間(アジアセッション) → 比較的レンジ相場になりやすい
- ロンドン時間 → 世界で最も取引が活発。ブレイクアウトが多発
- ニューヨーク時間 → ロンドンと重なる時間帯は特にボラティリティが高い
2. ボラティリティの違いを利用
- 値動きの少ない時間帯 → スキャルピングや小さな逆張り向き
- 値動きの大きい時間帯 → トレンドフォロー戦略が有効
3. 経済指標発表との併用
重要な経済指標(米国雇用統計、FOMC、ECB発表など)は、ニューヨークやロンドン時間に重なることが多い。
セッションを把握しておくことで、指標発表前後のリスク管理 がやりやすくなる。
インプット設定&解説

| 変数名 (英語) | 値 | 日本語訳 | 解説 |
|---|---|---|---|
| Sidney session begin | 0 | シドニー市場開始時間 | シドニー市場が始まる時刻(0時)。 |
| Sidney session end | 9 | シドニー市場終了時間 | シドニー市場が終了する時刻(9時)。 |
| Sidney session color | Orange | シドニー市場カラー | シドニー時間をオレンジ色で表示。 |
| Tokio session begin | 2 | 東京市場開始時間 | 東京市場が始まる時刻(2時)。 |
| Tokio session end | 11 | 東京市場終了時間 | 東京市場が終了する時刻(11時)。 |
| Tokio session color | OrangeRed | 東京市場カラー | 東京時間をオレンジレッドで表示。 |
| London session begin | 10 | ロンドン市場開始時間 | ロンドン市場が始まる時刻(10時)。 |
| London session end | 19 | ロンドン市場終了時間 | ロンドン市場が終了する時刻(19時)。 |
| London session color | MediumSeaGreen | ロンドン市場カラー | ロンドン時間を緑系で表示。 |
| NewYork session begin | 15 | ニューヨーク市場開始時間 | ニューヨーク市場が始まる時刻(15時)。 |
| NewYork session end | 0 | ニューヨーク市場終了時間 | ニューヨーク市場が終了する時刻(0時=24時)。 |
| NewYork session color | SkyBlue | ニューヨーク市場カラー | ニューヨーク時間を水色で表示。 |
| Session field height | 60 | セッション表示の高さ | チャート上のセッションボックスの高さ。 |
| Show session labels | Yes | セッション名を表示 | Tokyo, Londonなど市場名を表示するかどうか。 |
| Font name | Calibri | フォント名 | セッション名ラベルのフォント。 |
| Font size | 8 | フォントサイズ | ラベルの文字サイズ。 |
| Font color | Navy | フォントカラー | ラベル文字の色。 |
| Show start-session lines | Yes | 開始ラインを表示 | 各セッション開始時に縦線を表示。 |
おすすめ戦略
1. セッションブレイクアウト戦略
- アジア時間のレンジ → ロンドン時間の開始直後にブレイクする傾向あり
- MSessionsで東京時間のボックスを確認 → ロンドン開始時に上下どちらかにブレイクした方向にエントリー
2. セッション重複のトレンドフォロー
- ロンドン時間とニューヨーク時間が重なる時間帯は取引量が最も多く、トレンドが発生しやすい
- MSessionsでその時間帯を確認し、トレンド方向にフォロー
3. 指標発表時の回避戦略
- 経済指標発表の前後は値動きが乱高下しやすい
- MSessionsで対象セッションを確認し、発表時はノートレードにするなどリスク管理
メリットと注意点
✅ メリット
- 世界の市場ごとの特徴を視覚的に把握できる
- セッションブレイクアウト戦略に活用できる
- 初心者でも「どの時間帯が重要か」をすぐ理解できる
⚠️ 注意点
- 単独では売買サインを出さない
- 他のインジケーター(移動平均線、ボリンジャーバンド、RSIなど)と組み合わせる必要がある
- 時差やサマータイム設定を正しく行わないと表示がずれる
まとめ
- MSessionsは「世界の市場時間を色分けして表示するインジケーター」
- 東京・ロンドン・ニューヨークなど各時間帯の特徴を視覚的に把握できる
- セッションブレイクアウトやトレンドフォロー戦略に活用可能
- 経済指標やニュース発表時のリスク回避にも有効
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