


SEFC Bulls-Bears インジケーターとは
チャート下部のサブウィンドウに ブル(買い手優勢)を示す青色のヒストグラム と、ベア(売り手優勢)を示すピンク色のヒストグラム を交互に表示し、現在の相場の支配勢力を一目で判断できます。
特にFXやゴールド(XAUUSD)、株式、仮想通貨などのボラティリティが高い銘柄で、トレンドの方向性をシンプルに捉えるサポート役として活躍します。
インジケーターの仕組み(計算ロジック)
正確なロジックは公開されていませんが、多くの場合以下の要素が組み合わされています。
- 移動平均線(MA) や MACD をベースにしたトレンド判定
- ローソク足の終値や価格の勢いを反映
- 値動きの強弱を「買い優勢(Bull)」「売り優勢(Bear)」に色分け
そのため、「トレンド系インジケーター」+「オシレーター的な色分け表示」のハイブリッド的な役割を持っています。
SEFC Bulls-Bears の基本的な使い方
- 色の確認
- 青色(Bull) → 買い手が優勢、上昇トレンドの可能性
- ピンク色(Bear) → 売り手が優勢、下降トレンドの可能性
- エントリーの目安
- 青に変わったタイミングで買いエントリーを検討
- ピンクに変わったタイミングで売りエントリーを検討
- トレンド継続の確認
- 色が長期間続いている場合、トレンドが安定していると判断可能
- 色の切り替わりが頻繁な場合はレンジ相場の可能性が高い
パラメーター設定&解説

SEFC Bulls-Bears(MT4)パラメータ表
※「period」は過去何本のローソク足で相場の強弱を判定するかを決める設定です。
変数(英語) | 日本語名/意味 | デフォルト | 推奨レンジ(目安) | 効果・使い方のヒント |
---|---|---|---|---|
period | 期間(過去本数で強弱を判定) | 12 |
短期:5–8 中期:12–20 長期:20–50 |
値を小さくすると感度↑(転換を早く捉えるがダマシ増)/
大きくすると感度↓(シグナル遅いが安定)。 スキャル・M5〜M15は小さめ、H1以上は12〜20、スイングは20以上が目安。 |
補足: 色の切替が頻発する=レンジの可能性大。移動平均やSupertrend等で 上位足のトレンド方向と合致するシグナルのみ採用すると精度が上がります。 |
SEFC Bulls-Bears を使った戦略
1. トレンドフォロー戦略
- 青が続いている間は買いポジションをホールド
- ピンクが続いている間は売りポジションをホールド
- シンプルかつ初心者向きの戦略
2. 他インジケーターとの併用
- 移動平均線(MA):長期トレンドと一致している方向のみ取引
- RSI・ストキャスティクス:トレンドの勢いが弱まるポイントを補足
- Supertrend や Bollinger Bands:ダマシ回避や決済ポイントの最適化
3. レンジ相場の回避
- ヒストグラムの色が短期間で何度も切り替わる場合は「ノートレード」
- トレンドが出ている場面だけ活用することで勝率向上
メリットとデメリット
メリット
トレンド方向が一目でわかる
- 初心者でも直感的に理解しやすい
- サブウィンドウ表示でチャートが見やすい
デメリット
- 単体ではダマシが多くなる
- レンジ相場では頻繁にシグナルが切り替わる
- エントリー・イグジットの精度を上げるには他インジケーターとの併用が必須
まとめ
SEFC Bulls-Bears インジケーターは、相場の強弱を色分けして直感的に把握できるツールです。
特に初心者におすすめで、トレンドフォロー戦略の補助として有効に機能します。
ただし、単体ではダマシが多いため、移動平均線・RSI・Supertrend など他の指標と組み合わせることが成功の鍵となります。
「相場の方向性をシンプルに知りたい」「トレンド相場にだけ乗りたい」トレーダーにとって、試す価値のあるインジケーターといえるでしょう。