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GMMAとは
GMMA(Guppy Multiple Moving Average) は、
- 短期EMA群(Short):3, 5, 8, 10, 12, 15
- 長期EMA群(Long):30, 35, 40, 45, 50, 60
といった複数のEMAを束ね、2つの“リボン”として表示する指標。
短期群=参加者の短期心理(トレーダー)、長期群=基幹トレンド(投資家) を表し、
両者の開き(乖離)・重なり(収束)・交差で相場の状態を読み取ります。
インジケーターの基本的な見方
- 拡張(ファンアウト):短期群・長期群それぞれの線が扇状に開く
→ トレンドが強く、継続可能性が高い - 収束(スクイーズ):線同士がまとまり横ばい
→ レンジ/持ち合い、次のブレイク準備 - 群のクロス:短期群が長期群を上抜け/下抜け
→ 方向転換シグナルの候補 - 群間の距離:広い=勢い強い/狭い=勢い鈍化
インジケーターの使い方
- トレンド確認:短期群・長期群が同方向に傾斜し、短期群が外側で広がっているかをチェック。
- 押し目/戻り狙い:上昇なら短期群への押しでロング、下降なら短期群への戻りでショート。
- 転換判定:短期群が長期群を明確にクロス+長期群の傾きが変わったらトレンド転換を疑う。
- 利確/撤退:短期群の束が収束し始めたら分割利確。長期群の内側を終値で抜け続けたら撤退。
パラメーター設定&解説


Long&Shortの両方とも、期間設定のパラメーターはありません。
ラインの色と太さの設定のみが変更可能な仕様となっております。
実践戦略
戦略1:押し目買い/戻り売り(順張り)
- 条件:長期群が上向き(下降なら下向き)で、短期群が外側に拡張中
- エントリー:ローソク足が短期群にタッチ→反発したタイミング
- 損切り:長期群の外側を終値で明確ブレイク
- 利確:直近高値/安値、または短期群の収束サインで分割利確
- 相性:M15〜H4のデイトレ/スイング
戦略2:ブレイク&ラン(初動捕捉)
- 準備:短期群と長期群が収束→横ばい
- トリガー:収束後、短期群が長期群をクロスし、両群が同方向に拡張
- エントリー:ブレイク足の高安抜けで順張り
- 損切り:収束帯の反対側少し外
- フィルタ:ATR拡大やボリンジャーのバンド拡大でボラ確認
戦略3:マルチタイムフレーム合成
- 上位足(H1/H4)で長期群の傾き=地合いを決める
- 下位足(M5/M15)で短期群の押し/戻りからエントリー
- 逆行シグナルは見送り、順張りのみで精度向上
併用推奨インジケーター
- ATR:損切り幅(例:ATR×1.5)
- RSI/QQE:押し目・戻りの過熱/冷え込み確認
- Keltner/Bollinger:ブレイクの勢い確認(バンド拡大)
失敗を減らすコツ
- レンジ中心の時間帯(アジア早朝など)は“収束→ダマシ”が増えやすい
- 高インパクト指標前後はリボンが乱れがち、無理に入らない
- 長期群の傾きに逆らわない(逆張りは短命になりやすい)
リスク管理
- 初期SL:長期群の外側+スプレッド/またはATR×1.5
- トレーリング:含み益化したら長期群の中帯を追従
- 資金管理:1回のリスクは口座の0.5〜1.5%目安
よくある質問
- クロスだけで入ってOK?
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クロス単独はダマシが多い。傾き+拡張のセットで判定を。
- 何本のEMAを使えばいい?
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上記の標準セットでOK。通貨・時間足に合わせて微調整し、“読みやすさ>数値のこだわり”を優先。
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