


FXPNF INDICATOR 2.0とは
FXPNF は、クラシックな Point & Figure(以下P&F)をMT4で扱いやすくしたインジケーターです。
P&Fはローソク足の時間経過を無視し、一定の値幅が動いた時だけ記録するため、ノイズを大幅にカットして トレンドとブレイクの“本質” を浮かび上がらせます。
- 画面の 緑(X列)=上昇、オレンジ(O列)=下降 の“箱”(ボックス)で表示
- ラベル例 DgPnF(2.25, 3, XO)
- 2.25:ボックスサイズ(pips)
- 3:反転に必要なボックス数(3箱反転)
- XO:上昇列(X)と下降列(O)を描くP&F方式
何が良い?(メリット)
- ノイズ耐性:小さな振れを無視して、重要な値動きのみ抽出
- トレンドの視認性:列の連続で勢いが一目瞭然
- ブレイク判定が明快:前列の高値/安値突破=シンプルなトリガー
- 時間足に依存しない:ボラに基づく“価格の事実”だけを記録
パラメーター設定&解説

変数 (英語) | 値 | 日本語訳 | 解説 |
---|---|---|---|
BoxSize | 225 | ボックスサイズ | 1マスの値幅(point)。多くの5桁/3桁口座では 10 point = 1 pip(225 point ≒ 22.5 pips)。大きいほどノイズ減・サイン厳選。 |
ReversalAmount | 3 | 反転ボックス数 | 列が反転するのに必要なマス数(例:3箱反転)。小さいほど敏感/大きいほど厳選。 |
PlotAsXO | true | X/O表示 | P&F慣習どおり、上昇=X、下降=O で描画。 |
ColorUp | Lime | 上昇色 | 上昇列(X)の色設定(視認性重視で明るめ推奨)。 |
ColorDown | OrangeRed | 下降色 | 下降列(O)の色設定。 |
SquareLimit | Black | 枠線色 | 各マス(□)のアウトラインの色。 |
ShapeWidth | 1 | 線の太さ | マスの線幅。見やすさに合わせて調整。 |
※BoxSizeの単位(point↔pip)は口座の桁数に依存します。見た目とシグナル頻度を確認しながら微調整してください。
インジケーターの基本的な使い方
- 列の方向
- X列(緑)継続=上昇モメンタム
- O列(オレンジ)継続=下降モメンタム
- ブレイク
- 新しい列が直前列の高値/安値を更新 → トレンド継続や加速の合図
- 新しい列が直前列の高値/安値を更新 → トレンド継続や加速の合図
- サポレジ
- 同じ価格帯で列が折り返すと水平の節目が形成されやすい
- 同じ価格帯で列が折り返すと水平の節目が形成されやすい
- ダイバージェンス的な見方
- 価格は高値更新でも列の伸びが鈍い → 勢い低下のシグナル
実践戦略(ルール化して再現性UP)
戦略1:ダブルトップ/ダブルボトム・ブレイク(王道)
- 条件:同価格帯で2回止められた後、X列が前X高値を上抜く(買い)/O列が前O安値を下抜く(売り)
- エントリー:ブレイク確定で成行
- 損切り:直近の反転列の始点(またはATR×1.5)
- 利確:次の主要節目、R:R=1:1.5以上、列の反転で分割
戦略2:3箱反転プルバック(順張り押し目/戻り)
- 条件:強いX列が続いた後、O列が“3箱だけ”反転→再びX列に戻る
- 狙い:小休止後のトレンド再開
- エントリー:再上昇X列の前X高値越え
- 損切り:直近O列の始点下
- 利確:節目到達 or 列の勢い鈍化
戦略3:マルチタイムフレーム合成
- 上位(H1) のP&F方向=上 → 下位(M5/M15)でX列ブレイクのみを採用
- 逆行するシグナルはスルーして精度を上げる
フィルタと併用
- EMA200:地合いフィルタ(上なら買い優先、下なら売り優先)
- ATR/Keltner:ブレイクの勢いと損切り幅の妥当性を確認
- RSI/QQE:逆張り禁止のサインを拾い、P&Fの順張りに集中
失敗を減らすチェック
- ニュース直後の極端なボラでの逆張りは避ける
- BoxSizeを小さくし過ぎない(ダマシが激増)
- 直近の水平節目の密集は利幅が出にくい → 見送りも戦略
まとめ
FXPNF INDICATOR 2.0 は、時間に縛られず値動きの本質だけにフォーカスできるP&F系インジケーター。
「ダブルトップ/ボトムのブレイク」「3箱反転からの再開」「上位×下位の合成」の3戦略で、
ノイズに強い順張りトレードを実現します。まずは BoxSize=2前後 / Reversal=3 の基準から、通貨や時間帯に合わせて最適化してみてください。