
インジケーター概要
- 推奨環境:M5(5分足)/満期15~60分/欧州・米国セッション。
通貨ペアは、任意で選択。(特に流動性が高い時間帯を推奨します。) - シグナル頻度:単一通貨だと待ち時間が長いことがあるため、複数通貨を監視して頻度を補うのが推奨です。
複数チャートを表示することを推奨。 - ニュース回避:重要経済指標の30分前後は取引を控える(テクニカルが効きにくい)。
短期足(特にM1やM5)でリペイントがあるとの海外のインジケーター配布ページのユーザー報告であり。賛否があります。まずはデモ検証で挙動を確認してください
インジケーターの構成
以下の2種類で構成されています。
BinaryComodo (矢印を表示)
FasterEMA、SlowerEMA、RSI Periodの条件が一致した際に、矢印が表示される仕様です。

項目 (英語) | 値 | 和訳 | 解説 |
---|---|---|---|
FasterEMA | 5 | 短期EMA期間 |
反応の速い指数平滑移動平均(EMA)の期間。 シグナルの“トリガー側”として使われ、値を小さくすると感度が上がりサインが増えます(ただしノイズ増)。 |
SlowerEMA | 200 | 長期EMA期間 |
地合い判定用のゆっくりしたEMA。 価格や短期EMAが200EMAより上なら上目線、下なら下目線といったトレンドフィルターとして機能します。 |
RSIPeriod | 12 | RSI期間 |
RSIの計算期間。 反転やモメンタムの強弱を確認する補助指標。数値を小さくすると敏感、大きくすると滑らかになります。 |
Alerts | true | アラート有効 |
ポップアップ/サウンド(配布版による)などの通知を有効化。 チャンスを見逃さないために true 推奨。不要なら false 。
|
使い方ヒント:
・価格が 200EMAより上のときは上方向のサインを優先、下のときは下方向のみ採用(片側フィルター)。
・RSI(12)が50ラインより上/下の確認や、確定足の矢印だけを採用するとダマシを抑えられます。
Slope_Direction_Line (ライン表示)

項目 (英語) | 値 | 和訳 | 解説 |
---|---|---|---|
period | 80 | 期間 |
平滑化に使うローソク足本数。 値を大きくすると滑らか(遅い)、小さくすると敏感(速い)。トレンドフィルター用途なら大きめが安定。 |
method | 3 | 平均化手法 |
移動平均の種類を指定。0=SMA / 1=EMA / 2=SMMA / 3=LWMA 。現在は 3(LWMA:加重移動平均) で、直近価格をより重視。 |
price | 0 | 適用価格 |
計算に用いる価格。0=Close / 1=Open / 2=High / 3=Low / 4=Median(HL/2) / 5=Typical(HLC/3) / 6=Weighted(HLCC/4) 。現在は 0(終値) を使用。 |
インジケーターの基本的な使い方
- チャート設定:MT4チャートにBinary Comodoを適用
- 矢印の意味:
- 緑(上矢印)=買い方向(CALL/HIGH)
- 赤(下矢印)=売り方向(PUT/LOW)
- エントリー:矢印が確定した次の足でエントリーし、満期は15~60分を目安に設定。
緑(上矢印)=(CALL/HIGH)+ 白ライン
赤(下矢印)=(PUT/LOW) + 赤ライン - ニュース回避:高インパクト指標の30分前後は取引しない。
- 頻度の最適化:シグナルは“待つ時間”が生じるため、複数通貨ペアを同時監視。
勝率を上げる実践戦略3選
1) トレンドフォロー型:片側採用
- EMA50の傾きまたはミドルMAの方向でトレンド判定。
- 上昇トレンド中は上矢印のみ、下降トレンド中は下矢印のみ採用して逆行サインを間引き。
- ブレイク直後は伸びやすいが、直近高安のリテスト(押し目・戻り)で入るとダマシ低減。
2) レンジ逆張り型:バンド×反転
- ボリンジャー収縮のレンジ内では、バンド端で出た矢印のみ採用。
- RSI/CCIの買われ過ぎ・売られ過ぎと一致した矢印を優先(コンフルエンス:複数の根拠の同じ)。
3) 指標・ボラ管理:取引可否の切替え
- 経済指標前後は完全回避(システム想定外の乱高下)。
- スプレッド・約定遅延の大きい環境は不利(矢印型はタイミング命)。
掲載元も遅延のない執行環境の重要性に触れています。
よくあるQ&A
- 矢印はどれくらい当たる?
-
情報元で「おおよそ正確75% / 誤信号25%」という表示がありますが、正確な統計ではありません。
必ず自分でバックテスト/フォワードテストを!!
- シグナルが出ない
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もともと間隔が空く設計。複数通貨を監視すれば頻度は上がります。
- MT5で使える?
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掲載はMT4版。MT5は別途対応版が必要。
リスクと留意点
- 万能ではない:矢印を鵜呑みにせず、トレンド判定/ニュース回避/資金管理をセット運用。
- 検証の透明性:ノンリペイント主張とユーザー側の再描画報告が混在。M5-M15・確定足限定・複数通貨・ニュース回避という条件を守って、デモ→小ロットの順に移行を。
まとめ
Binary Comodoは、「M5/満期15~60分/矢印確定の次足」という明快な運用ルールで初心者にも扱いやすい“矢印型”インジケーターです。
強みを活かすには、
①トレンド方向の片側採用、②レンジ端×オシレーターの逆張り、③ニュース完全回避を徹底。まずはデモ検証で再現性を確かめ、環境に合わせてチューニングしてみてください。