

PZ_DoubleTopBottom とは
チャート上のダブルトップ/ダブルボトム(反転パターン)を検出し、予告シグナル(赤/青の三角形)→ 本シグナル(矢印)の2段構えで通知する、MT4向けのバイナリー用インジケーターです。
M1とM5での利用が想定され、M1は満期5分/M5は満期30分が推奨。欧州・米国セッションのような流動性の高い時間帯での使用が勧められています。
項目 | 内容 |
---|---|
プラットフォーム | MetaTrader 4(MT4) |
対象銘柄・時間帯 | 主要通貨ペア/欧州・米国セッション推奨 |
時間足と満期 | M1→満期5分、M5→満期30分 |
シグナル形式 | 三角形で予告→矢印で確定(次足エントリー) |
同梱物 | PZ_DoubleTopBottom.ex4/テンプレート(.tpl) |
注意 | 完璧ではない→フィルター併用&デモ検証を推奨 |
インジケーターの基本的な使い方
- 時間足を選択:M1またはM5を使用(初心者はM5の方が安定)。満期はM1→5分/M5→30分を目安に設定。
- シグナル確認:
- 予告:赤/青の三角形とアラート(反転候補の通知)
- 本シグナル:方向矢印が出たら次のローソク足でエントリー。
- 時間帯:欧州〜米国セッションの流動性が高い時間を優先。
- 検証:環境依存のためデモ口座で挙動を確認してから本番に移行。
パラメーター設定&解説

項目 (英語) | 値 | 和訳 | 解説 |
---|---|---|---|
INDICATOR SETTINGS(基本設定) | |||
Amplitude | 12 | 振幅/感度 | ダブルトップ・ダブルボトム検出の感度。値を大きくすると厳格(シグナルは減少)、小さくすると敏感(シグナル増)。 |
Max History Bars | 2000 | 履歴バー上限 | 計算対象とする過去ローソク足の本数。大きくすると検出範囲が広いが、負荷も上がる。 |
PATTERNS(パターン表示) | |||
Color of bullish pattern | LightSkyBlue | 強気パターンの色 | ダブルボトムなど上昇想定パターンの描画色。 |
Color of bearish pattern | Salmon | 弱気パターンの色 | ダブルトップなど下落想定パターンの描画色。 |
BREAKOUTS(ブレイクアウト) | |||
Breakouts enabled | true | ブレイク検出を有効化 | ネックライン抜け等のブレイクアウトを検出し、矢印で通知します。 |
Color of bullish breakouts | DodgerBlue | 上方向ブレイクの色 | 上抜けシグナルの矢印/ラインの色。 |
Color of bearish breakouts | Red | 下方向ブレイクの色 | 下抜けシグナルの矢印/ラインの色。 |
Arrow Size | 3 | 矢印サイズ | チャート上のシグナル矢印の大きさ。 |
Breakout Period | 2 | ブレイク判定期間 | ブレイクアウト判定に用いる期間(ろうそく本数)。値を増やすほど判定が厳格になり、サインは減少。 |
ALERT EVENTS(どのイベントで通知するか) | |||
Alert on breakouts | true | ブレイクでアラート | ブレイクアウト発生時に通知します。 |
Alert on patterns | false | パターン出現でアラート | パターン検出時点で通知する設定(現在は無効)。 |
ALERT SETTINGS(通知方法) | |||
Custom alert name | My Alert Name | カスタムアラート名 | 通知タイトルやメッセージの先頭に表示される名前。 |
Pop Up alerts | true | ポップアップ通知 | MT4上にポップアップを表示。 |
Email alerts | false | メール通知 | ターミナルのメール設定が必要。現在は無効。 |
Push alerts | false | プッシュ通知 | スマホのMT4へ通知(MQL5口座連携が必要)。現在は無効。 |
Sound alerts | false | サウンド通知 | 通知音を鳴らす設定。現在は無効。 |
Sound file | alert.wav | サウンドファイル | サウンド通知で再生するWAVファイル名。 |
使い方のヒント:
・パターン検出後、ネックラインのブレイクで矢印が出たタイミングを重視(次足エントリーが目安)。
・Amplitudeは精度に直結。高すぎると機会減、低すぎるとダマシ増。相場のボラに合わせて最適化してください。
バイナリー戦略(勝率を高めるコンフルエンス)
1) トレンド・フィルターで片側採用
- チャートに EMA200 などを追加し、上ならCALLのみ/下ならPUTのみ採用。パターンの「逆張りになり過ぎ」を抑えます。
※インジケーター自体も“完璧ではないのでフィルター推奨”とされているため、方向フィルターは必須級です。
2) ネックライン/前高安の再テストで入る
- ダブルトップ/ボトムのネックラインや直近のサポレジを引き、ブレイク→再テスト→矢印の順で入るとダマシが減少。
この「パターン×価格帯×トリガー」の三点合流(コンフルエンス)で精度を底上げ。
3) セッションとニュース管理
- 欧州・米国での明瞭な動きに絞る。高インパクト指標の前後はシグナルが乱れやすいので回避(テクニカル優位が崩れます)。
4) 満期の整合
- M1→5分/M5→30分の基準から、ボラが低い日はやや長め、高い日は基準通りを目安に。早すぎる満期は反転が未達のまま終わるリスク。
5) 資金管理
- 1回の投資は資金の1〜3%。連敗ストップ(例:3連敗で終了)と日次損失上限(–2〜–5%)を設定。
よくある質問(FAQ)
- ノンリペイントですか?
-
公式ページに明確な「ノンリペイント表記」はありません。予告→本シグナルの2段構えで、次足エントリーを前提に運用するのが基本。まずはデモで挙動を確認してください。
- シグナルは多いですか?
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「精度は高めだがシグナルは多くない」という声もあります。複数通貨を監視して機会損失を抑えるのが現実的です。(ユーザー所感のため自環境で要検証)
まとめ
ダブルトップ/ボトムの反転シグナルを“予告→矢印”で可視化する便利なツール。
推奨のM1/M5に合わせて満期(5分/30分)を設定し、次足エントリーを徹底。さらに、方向フィルター(EMA200等)・ネックライン再テスト・ニュース回避を組み合わせることで、安定度は大きく向上します。まずはデモ検証→小ロットの順で精度を固めていきましょう。