



ZigZag OsMA Candle とは
ZigZag OsMA Candle は、ZigZag インジケーターと OsMA(オシレーターの移動平均)を組み合わせた高機能インジケーターです。
通常のチャート上に ZigZag の波形を表示しつつ、サブウィンドウに OsMA の動きを「ローソク足風」に表示することで、トレンドの強弱や転換点をより直感的に把握できるよう設計されています。
特に トレンドの大局観 + モメンタムの勢い を同時に視覚化できる点が大きな強みです。
インジケーターの特徴
- ZigZag 表示:高値・安値を結んで大きな波を可視化し、無駄なノイズを排除。
- OsMA ローソク足化:モメンタムの変化をローソク足として表現し、勢いの強弱を視覚的に把握可能。
- トレンド転換のシグナル:ZigZag の折り返しと OsMA の反転が重なると、強力な反転サインとして利用できる。
- カスタマイズ性:パラメータ調整により、短期スキャルピングから中長期トレードまで幅広く対応。
インジケーターの使い方
- チャートに適用
ZigZag はメインチャート上に波形として描かれ、OsMA Candle がサブウィンドウに表示されます。 - トレンド把握
- ZigZag が上昇波を描いている → 上昇トレンド
- ZigZag が下降波を描いている → 下降トレンド
- モメンタム確認
- OsMA Candle が緑で拡大 → 上昇の勢い強い
- OsMA Candle が赤で拡大 → 下降の勢い強い
- シグナルの活用
- ZigZag の折り返し + OsMA Candle の色転換 = トレンド転換の初動サイン
インプット設定&解説

| パラメータ(原文) | 日本語 | 既定値 | 解説(役割・注意点) |
|---|---|---|---|
| быстрый период | 短期(ファスト)期間 | 12 | OsMA(=MACDの短期EMA)の期間。値を小さくすると感度↑・ノイズ↑、大きくすると感度↓・だまし減少。 |
| медленный период | 長期(スロー)期間 | 26 | OsMA(=MACDの長期EMA)の期間。大きいほど大局を重視しシグナルは遅くなる。 |
| период усреднения разности | シグナル期間(差の平滑化) | 9 | 短期EMA−長期EMAの差を平滑化する期間(MACDのシグナル)。小さいほど反応が早いが騙しが増える。 |
| ExtDepth | ZigZag 深さ | 3 | 新しい高値/安値を確定するまでに必要な最小バー数。大きくするとノイズ除去↑・転換認識は遅くなる。 |
| ExtDeviation | ZigZag 偏差 | 3 | 高値・安値の許容誤差(最小変動幅)。小さいほど細かい波を拾い、多くすると大きな波だけ抽出。 |
| ExtBackstep | ZigZag バックステップ | 10 | 新しい山/谷を描く際に過去ポイントを修正できる最小バー数。大きい設定で再描画が減る(確定寄り)。 |
用途別の推奨プリセット
マーケットのボラや銘柄により最適値は変わります。下表は調整の出発点としてご利用ください。
| スタイル | OsMA(短期/長期/シグナル) | Depth / Dev / Backstep | 意図・使いどころ |
|---|---|---|---|
| スキャルピング(反応重視) | 8 / 21 / 7 | 2 / 2 / 8 | 感度を上げて初動を捉える。だましが増えるためMAやSR、時間帯フィルター併用推奨。 |
| デイトレ(バランス) | 12 / 26 / 9(既定) | 3 / 3 / 10(既定) | 感度と安定性のバランス。M15〜H1での順張り・押し目/戻り狙いに適合。 |
| スイング(安定重視) | 14 / 30 / 9〜12 | 5 / 5 / 12 | 大きな波にフォーカス。ノイズを抑えて日足ベースのトレンド継続に追随。 |
- まず既定値で検証 → その後、ExtDeviation と ExtBackstep を微調整すると波形の安定感が整います。
- 指標・要人発言の直後は再描画が増えやすいので、確定足での判定を徹底してください。
トレード戦略
1. 順張り戦略
- ZigZag が上昇波を形成中に OsMA Candle も緑に拡大 → 押し目買いの好機。
- ZigZag が下降波を形成中に OsMA Candle も赤に拡大 → 戻り売りが有効。
2. 逆張り戦略
- ZigZag の折り返しポイントで OsMA が転換したらエントリー。
- 特にサポートラインやレジスタンスラインと重なる場合は強力な逆張りポイント。
3. 複合戦略
- 移動平均線(MA) と併用し、大局のトレンドを確認。
- RSI や MACD と組み合わせてダイバージェンスを確認すれば、精度がさらに向上。
注意点
- だましの発生:ZigZag は後から修正が入る特性があるため、確定足で判断することが重要。
- 短期足では精度低下:M1〜M5のような短期足ではノイズが増えるため、M15 以上の使用がおすすめ。
- 資金管理必須:強力なシグナルでも100%ではないため、必ず損切りラインを設定すること。
まとめ
ZigZag OsMA Candle インジケーターは、
- ZigZag による大局的なトレンド把握
- OsMA Candle によるモメンタム確認
を同時に行える強力なツールです。
順張り・逆張りどちらの戦略にも対応でき、他のインジケーターとの組み合わせでさらに精度を高められます。
👉 トレンド転換を早期に捉えたい方、モメンタムを視覚的に確認したい方に特におすすめです。










