



STCはどんなインジケーター
- MACD をベースにストキャスティクス処理で 0〜100 に正規化したオシレーター。
- 通常のMACDより 転換検知が速い のが特徴。
- “Adjustable Smoothing” 版は 平滑化の強さを調整 でき、相場に合わせて 感度(速さ)↔ 安定(ダマシ減) を最適化できます。
インプット設定&解説

| 項目(英語原文) | 値(画像の例) | 日本語 | 説明・役割 | 調整のコツ |
|---|---|---|---|---|
| Schaff period | 10 | サイクル期間 | STCのストキャス処理に使う期間。値が小さいほど反応が速い。 | 感度↑=数値を小さく/安定↑=大きく |
| Fast ema period | 23 | 短期EMA期間 | MACDの短期側。小さいほど初動を拾いやすいがノイズ増。 | 短期売買は短く/スイングはやや長め |
| Slow ema period | 50 | 長期EMA期間 | MACDの長期側。大きいほど大局重視で滑らか。 | レンジ多発なら小さめ/トレンド重視は大きめ |
| Smoothing period | 3.0 | 平滑化強度 | 追加スムージング。値↑でノイズ減・遅延増、値↓で敏感・ダマシ増。 | 荒い相場=上げる/落ち着いた相場=下げる |
| Price | Close | 計算価格 | STC計算に使う価格。通常は終値でOK。 | 必要に応じてHL2/HLCC4等に変更可 |
目安:0–25=売られすぎ/50=中立/75–100=買われすぎ。
上位足で50の上/下を確認 → 下位足の50クロス+傾き同方向で順張り、25/75クロスは押し戻り待ちで精度UP。
インジケーターの見方
- 0–25:売られすぎゾーン。25上抜けは強気初動のサイン。
- 75–100:買われすぎゾーン。75割れは弱気初動のサイン。
- 50ライン:中立境界。上なら上昇優位、下なら下降優位。
- 傾き(slope):上向き=買い圧力増、下向き=売り圧力増。
- ダイバージェンス:価格とSTCが逆行したら転換の予兆。
再現性重視のトレード戦略3選
- 順張り:50ライン+上位足整合(鉄板)
- 上位足STCが50より上(下)→買い(売り)目線固定
- 下位足STCが50を同方向にクロス+傾き加速でエントリー
- 損切り:直近スイング外 or ATR×1.5/利確:RR 1:1.5〜2、またはSTCの反転・フラット化
- 転換初動:25/75クロス+戻り待ち
- 25上抜け→買い、75下抜け→売り
- 価格はチャネル/水平線で押し・戻りを待ってから入るとダマシ減
- ダイバージェンス活用
- 価格安値更新+STC安値切り上げ=強気/価格高値更新+STC高値切り下げ=弱気
- 確定後に50ライン回帰や戻り高値/安値突破でエントリー
時間軸別の設定目安
- スキャル(M1–M5):EMA 12/26、Signal 7–9、Cycle 8–10、スムージング弱、MTF=M15
- デイトレ(M15–M30):EMA 12/26、Signal 9、Cycle 10–12、スムージング中、MTF=H1
- スイング(H1–H4):EMA 12/26、Signal 9–12、Cycle 12–14、スムージング強、MTF=D1
相性の良い補助ツール
- EMA 50/200:大局の順張り方向を固定
- 回帰チャネル/トレンドライン:ブレイク判定・利確目安
- ATR:損切り幅とトレイリング
- 出来高系(OBV/MFI):ブレイクの信頼度確認
ありがちな失敗と回避
- レンジで往復 → 上位足と50ラインの傾きでフィルタ
- 指標直後のダマシ → 高影響イベント前後は見送り
- 25/75だけで逆張り → 反発確認+戻り待ちを必ず挟む
すぐ使える運用フロー
- 上位足STCが50の上/下を確認(相場観を固定)
- 下位足で50クロス+傾き同方向(または25/75クロス+戻り)
- エントリー時に損切り位置(スイング外 or ATR)を先に決める
- 目標利確(水平線・チャネル・RR)と分割決済の計画を用意
- 逆行したら機械的に撤退、再セットアップ待ち
ID取得中…










