Trend Friendとは
Trend Friendは、FXや株式トレードにおいてトレンド方向をシンプルに判断できるマルチタイムフレーム(MTF)分析型インジケーターです。
チャート上では、複数の時間足(1分、5分、15分、30分、1時間、4時間など)ごとの売買シグナルをまとめて表示し、トレーダーが相場の流れに沿った取引を行いやすくすることを目的としています。
特徴としては以下の通りです。
- MACD、EMA(指数平滑移動平均線)などを組み合わせた総合判定
- 各時間足ごとに「BUY / SELL」を一目で確認可能
- トレンドフォロー型の判断が容易
- サブウィンドウに表示され、チャートの視認性を妨げない
インジケーターの使い方
Trend Friendは非常に直感的に利用できます。
- 複数時間足の確認
- 例:5分足はSELLだが、1時間足・4時間足はBUY → 「短期的には下げても、中期的には上昇トレンド」と判断できる。
- 例:5分足はSELLだが、1時間足・4時間足はBUY → 「短期的には下げても、中期的には上昇トレンド」と判断できる。
- エントリータイミング
- 短期足(1分・5分)でシグナルが点灯し、中期足(15分・30分・1時間)が同じ方向を示したときにエントリー。
- 短期足(1分・5分)でシグナルが点灯し、中期足(15分・30分・1時間)が同じ方向を示したときにエントリー。
- フィルタリング
- 上位時間足がBUYなら、短期のSELLシグナルはスルーし、BUYの押し目を狙う。
- 逆に、上位がSELLなら、短期のBUYは見送り、戻り売りを狙う。
パラメーター設定&解説

| セクション | 変数名 | デフォルト値 | 日本語名 | 解説(役割・使いどころ) |
|---|---|---|---|---|
| MACD Settings | FastEMA | 12 | 短期EMA期間 | 価格変化に素早く反応。小さくするほど敏感、ノイズも増えやすい。 |
| SlowEMA | 24 | 長期EMA期間 | 相場の大きな流れを捉える。大きくするほど転換は遅く安定。 | |
| MACDsp | 6 | シグナル期間 | MACDの平滑化。小さくすると早い合図、多くするとダマシ低減。 | |
| MA Settings (EMA) | shortP1 | 7 | 短期EMA① | 超短期の方向確認・押し戻りの初動検出に利用。 |
| shortP2 | 14 | 短期EMA② | shortP1とのクロスや傾きで短期トレンドを評価。 | |
| longP1 | 34 | 長期EMA① | 中期の基準線。短期と整合した方向で順張りを狙う。 | |
| longP2 | 72 | 長期EMA② | 大局の流れを把握。相場環境フィルターとして機能。 | |
| Wingdings Symbols | sBuy | 233 | 買いシンボル | Wingdingsのコード。BUY合図に用いる記号を指定。 |
| sSell | 234 | 売りシンボル | SELL合図に用いる記号コード。 | |
| sWait | 54 | 待機シンボル | エントリー見送り(WAIT)表示用の記号コード。 |
※ Wingdingsフォントの描画は端末・ブラウザ依存です。意図した記号が出ない場合は他のコードへ変更してください。
※ 12-24-6(MACD)と 7/14/34/72(EMA)は短〜中期向けのバランス型。スキャルピングでは短期値を小さめ、スイングでは大きめに調整すると安定します。
トレード戦略
Trend Friendを活用することで、以下のような戦略が可能です。
1. トレンドフォロー戦略
- 上位時間足が強いトレンドを示しているときに、その方向に合わせてエントリー。
- 例:1時間足・4時間足がBUY → 短期足で押し目シグナルが出たらBUYエントリー。
2. マルチタイムフレーム分析戦略
- 複数時間足の一致を待つことで「だましシグナル」を回避。
- 1分足のシグナルに飛びつくのではなく、15分・30分足と一致してから入る。
3. MACD+EMAの組み合わせ
- MACD:トレンド強弱や転換を示す
- EMA:方向性を補強
→ 両方が同じ方向を示すときに最も信頼度が高い。
注意点
- レンジ相場ではシグナルが頻発しやすい
- トレンドが明確なときにこそ威力を発揮
- 単独使用ではなく、サポート・レジスタンス、プライスアクションと組み合わせると効果的










