


Dotted Trend Signalとは
チャート上に 色付きのドット(例:緑=買い、赤=売り)でトレンド方向や転換のタイミングを示すシグナル系インジケーターです。
仕組みは配布元によって細部が違いますが、概ね 平滑化したトレンド指標(MA/RSI/CCI など)+ボラティリティ閾値 を使って、一定条件を満たしたときにドットを点灯させます。
確定足ベースで採用/上位足フィルタ/Stop注文 を徹底すると精度が安定します。
Dotted Trend Signal の特徴
- 視認性が高い:ローソクの上/下にドットでシンプル表示。
- 転換の初動に反応:色の切り替わりが“方向転換のサイン”。
- 通知対応の版が多い:ポップアップ/サウンド/メール/プッシュ。
- 再描画リスクを抑えやすい:確定足でのみ判定にすれば実害をほぼ回避。
スクリーンショットでは、トレンドの山・谷や戻りで赤/緑が点灯。短期逆行の警告としても使えます。
パラメーター設定&解説

| 変数名 | 値 | 日本語名 | 解説(役割・使いどころ) |
|---|---|---|---|
| K | 30 | 感度(ゲイン)係数 | シグナルの出やすさを調整。大きい=厳選(ドット減)/小さい=敏感(ドット増)。 |
| Kstop | 0.5 | ストップ(閾値)係数 | 色ドット点灯に必要な最小変動幅。大きい=厳しめ/小さい=早めに点灯。 |
| Kperiod | 150 | 平滑化期間 | 内部MA/オシレーターの長さ。長い=滑らかで遅行(ダマシ減)/短い=敏感(ダマシ増)。150は長め設定。 |
| PerADX | 14 | ADX期間 | トレンド強度フィルタの期間。大きい=鈍感(サイン減)/小さい=敏感(サイン増)。標準は14。 |
| CountBars | 350 | 計算バー数 | 過去に遡って計算・描画する本数。増やすと履歴を多く表示できるが、若干重くなる場合あり。 |
| 時間足 | K | Kstop | Kperiod | PerADX |
|---|---|---|---|---|
| M1〜M5(スキャル) | 20–30 | 0.3–0.6 | 60–120 | 10–14 |
| M15〜M30(デイトレ) | 25–35 | 0.5–0.8 | 100–150 | 14–20 |
| H1〜H4(スイング) | 30–45 | 0.7–1.0 | 150–250 | 14–20 |
※ サインが多すぎる場合は K↑/Kstop↑/Kperiod↑、反応が遅い場合は K↓/Kstop↓/Kperiod↓ を目安に微調整してください。
※ 実運用では 確定足で判断し、上位足の方向に合うサインだけ採用すると精度が上がります。
インジケーターの見方
- 緑ドット:上昇方向の優位性/買い候補
- 赤ドット:下降方向の優位性/売り候補
- 色が切り替わった足:短期転換点になりやすい → 直後の高安ブレイクでトリガーにする
※ 形成中は点灯/消灯することがあるため、足確定後に判断しましょう。
インジケーターの基本的な使い方
- 時間足を決める:まずは M5~M15(デイトレ)か H1(スイング)で。
- 上位足の方向を先に決める:H1 で EMA200 の上=買いだけ、下=売りだけ等。
- 重要水平線(前回高安/ピボット) を引く。
- ドットが点灯したら 確定まで待つ → 手仕舞い/新規の判断。
- 成行で飛び乗らない:直近高値/安値に Stop注文 を置く。
勝ちやすい戦略
戦略A:順張り・色変化+ブレイク
- 条件:上位足が上昇。緑ドット出現。
- エントリー:シグナル足の高値+数ティックに Buy Stop。
- 損切り:直近の押し安値の外+ ATR(14)×0.2~0.3。
- 利確:1.5R で半分 → 建値ストップ、残りは直近高値/トレール(EMA20追従)。
- 下降は反転して同様。
戦略B:ドット⇄ドットの“押し戻り”継続
- 上昇トレンド中、一時的に赤ドット(押し目シグナル)→ 再び緑ドット。
- 2つ目の緑ドット確定後、戻り高値ブレイクで買い。
- フィボ 38.2~61.8% や前回高安と重なると期待値UP。
戦略C:レンジ回避フィルタ
- ADX(14) > 20 または ボリンジャー幅が拡大している時のみ新規エントリー。
- ドットはレンジ中央で多発しがち → S/R 付近+方向優位に絞る。
併用で精度アップ
- トレンド判定:EMA50/200 or 一目の雲
- 構造確認:ZigZag / フラクタル
- 反転の裏付け:MACD/OSMA のダイバージェンス
- 利確設計:Fibonacci Extension(FE100/127.2/161.8)
まとめ
Dotted Trend Signal は、“方向転換の点火”をドットで知らせる視認性の高いサインツールです。
確定足採用 × 上位足フィルタ × Stop注文 × ATRで統一管理を守れば、短期~スイングまで再現性高く運用できます。










