3D Oscilator

MT4:FXインジケーター

MT4:3D OSCILATOR DSS Bressert(Double Smoothed Stochastic) 系のオシレーター

 3D Oscillator はどんなインジケーター

3D Oscillator は、いわゆる DSS Bressert(Double Smoothed Stochastic) 系のオシレーターです。


ストキャスの計算に二重の平滑化(ダブルスムージング)をかけ、ノイズを減らしつつ初動のタイミングを取りやすくしたもの。

多くのビルドで2本線(黄色=Fast/赤=Signal)が0~100の範囲で推移し、80/20付近を買われ過ぎ・売られ過ぎの目安にします。

スクリーンショットのように、黄色の素早い線が赤いシグナル線を上下にクロスします。極端域(0~20、80~100)での色戻り・クロスが狙い所。

 インジケーターの仕組み

  1. 価格(またはRSI/Typical Price等)を第1平滑
  2. その系列に対してストキャス(%K)
  3. %K をさらに第2平滑 → Fast ライン
  4. Fast をもう一段平滑 → Signal ライン
    → 0~100の拘束系オシレーターとして描画

平滑化を挟むことで、通常のストキャスよりヒゲに振られにくいのが特徴です。

 パラメータ設定&解説

Custom Indicator – 3D Oscillator:パラメーターの和訳と意味
英名 日本語 現在値 解説
DRSIPer RSI期間(第1段) 13 ベースとして用いるRSIの期間。大きいほど滑らかで遅行、小さいほど反応が速くノイズが増えます。
D2StochPer ストキャス期間(第2段) 8 平滑化したRSIに対して適用するストキャス(%K)の期間。値を小さくするとシグナルが増えます。
D3tunnelPer トンネル/平滑期間(第3段) 8 最終出力(Fast/Signal)を作るための追加スムージング期間。大きくするとより滑らか(遅く)なります。
hot 応答係数(スムーズ度) 0.4 0~1の係数で、平滑の“効き”を調整する目安。
数値↑=反応が速い(ノイズ増)/ 数値↓=滑らか(遅行)。
sigsmooth シグナル平滑 4 赤いシグナル線の平滑期間。大きくするとクロス回数が減り、遅行します。
  • デイトレの目安:DRSIPer 10–13 / D2StochPer 8–10 / D3tunnelPer 6–8 / hot 0.4–0.6 / sigsmooth 3–4
  • スイングの目安:DRSIPer 14–20 / D2StochPer 10–14 / D3tunnelPer 8–12 / hot 0.3–0.4 / sigsmooth 4–6
  • 値を下げるほど初動に敏感、上げるほど滑らか。まずは既定値でPF(勝率×RR)を確認し、hot と sigsmooth を微調整すると安定します。

 インジケーターの基本的な見方

  • クロス:Fast(黄)がSignal(赤)を上抜け→ 強気、下抜け→ 弱気
  • ゾーン20以下→上抜けは押し目好機、80以上→下抜けは戻り売り候補
  • 張り付き:強いトレンドでは80以上(または20以下)に張り付き続ける(逆張りの早仕舞いに注意)
  • ダイバージェンス:価格の高値更新に対してオシレーターが切り下がると勢いの鈍化を示唆

 すぐ使えるトレード戦略3選

1) 極端域→復帰+クロス(順張り寄りの押し目/戻り)

  • 条件:上位足の200EMAやVWAPで方向を判定
  • 買い:20以下まで沈んだ後、20再上抜け+FastがSignal上抜け
  • 損切り:直近安値の外側 or 20再割れ
  • 利確:1R~2R、または直近高値/節目(ピボット・VPのHVN)

2) 中央帯(40~60)からの再拡大

  • 条件:上位足が上。3Dが40~60の中立帯で揉み → Fast上抜けで再加速
  • 買い:中立帯からの上抜け確定
  • 損切り:中立帯に再侵入
  • 利確:80手前で分割、伸びればトレール

3) 80/20の“張り付き”活用(強トレンド継続)

  • 買い(上昇トレンド): 80付近で小さく下押し→再度Fast上向きで追加
  • 売り(下降トレンド): 20付近で小戻り→再度Fast下向きで追加
  • ポイント: 張り付き中は逆張りを控え、押し戻り再開のみに絞る

4) ダイバージェンスで手仕舞い

  • 価格は高値更新なのに 3D が切り下げ(弱気ダイバー)分割利確 or 反転シグナルで全決済

 メリット&デメリット

メリット デメリット
  • ストキャスよりノイズが少なく初動を捉えやすい
  • 0~100の拘束系でしきい値運用が簡単(20/80, 30/70)
  • Fast/Signalの2本線でエントリー・手仕舞いを明確化
  • レンジの細かな上下でクロス過多になりやすい
  • パラメータ依存が大きく過剰最適化のリスク
  • 出来高やイベントを考慮しないため指標急変動には弱い

 よくある質問(FAQ)

RSIやストキャスと比べて何が違う?

3Dはダブルスムーズにより無駄なクロスが減り、押し目/戻りの“再開”を拾いやすい設計です。

逆張り用ですか?順張り用ですか?

両方に使えますが、上位足の方向に沿った「極端域→復帰」の順張り寄りが実用的で安定。

レベルは20/80が良い?

デイ内でボラが高いなら30/70に緩めると過剰な逆張りを防げます。

 まとめ

3D Oscillator=ダブルスムーズド・ストキャス(DSS)

  • Fast/Signalのクロス20/80(30/70)ゾーンでシンプルに運用。
  • 上位足フィルター+節目(VWAP/ピボット/VP)+ATR管理を組み合わせると、ダマシを抑えつつ再現性が上がります。

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Ema variation ribbonMT5:EMA VARIATION RIBBON 指数平滑移動平均(EMA)をベースに変化幅を帯状に可視化したトレンド系インジケーター前のページ

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