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00-BbAngle_v100 はどんなインジケーターとは
00-BbAngle_v100 は、ボリンジャーバンド(BB)の
- 上下バンド(±σ、点線)
- ミドルバンド(SMA)(黄色)
に加えて、ミドルバンドの傾き(Angle/Slope)を可視化するライン(ピンク)を重ねて表示するタイプのツールです。
要するに、“帯の幅=ボラティリティ” と “ミドルバンドの角度=トレンド強度” を同時に見て、
スクイーズ→拡張の初動や強いトレンド継続を素早く認識するためのインジケーターです。
画面例:黄色=SMA(BB ミドル)、黄点線=±σ、ピンク=角度がしっかり付いた区間(上向きが強いと太く・鮮やかに表示される版が多い)
インジケーターの仕組み
- BBの計算は一般的に SMA(n) と 標準偏差(σ)。
- Angle/Slope はミドルバンドの増減をバー間の変化率で正規化し、必要なら atan(角度に変換)。
- しきい値(例:角度 > +θ / < −θ)を超えると色/太さを変えて“勢い”を強調表示します。
- 帯の幅(Upper−Lower)で スクイーズ(縮小)/エクスパンション(拡大) を把握。
パラメーター設定&解説

| 英名 | 日本語 | 現在値 | 解説 |
|---|---|---|---|
| timeFrame | 時間足指定 | 0 | 0=現在のチャート時間足を使用。上位足のBB角度を重ねたい場合は該当の時間足値(H1, H4 等のコード)を指定。 |
| period | 期間 | 20 | ボリンジャーバンドのベースSMA期間。大きいほど滑らか/小さいほど敏感(ノイズ増)。 |
| sigma | σ(標準偏差)倍率 | 1.0 | 上下バンドの広さ。一般的なBBは2.0。 1.0は帯が狭くなり、スクイーズ/拡張の変化を早く捉えられる反面、はみ出しやすくなります。 |
| angleCenter | 角度の中立域(フラット判定) | 4.0 | ミドルバンドの傾きがこの値の範囲内(±angleCenter)なら「ほぼ横ばい」とみなすしきい値。小さくすると敏感に、 大きくするとフラット判定が増えます。 |
| angleBbHeat | 角度しきい値(強め=Heat) | 4.0 | 傾きがこの値を超えると「勢いあり」と着色・強調(中強度)。**初動検知**のトリガーに使うと便利。 |
| angleBbOver | 角度しきい値(最強=Over) | 6.0 | 傾きがここまで達すると「強トレンド(加速)」として最も強く強調。ブレイク後のランに乗る/手仕舞いの判断材料に。 |
| iMaxBars | 最大計算本数 | 20000 | 過去にさかのぼって描画・計算するバー数。PC負荷が高い場合は数を減らす。 |
- 初動狙い:帯幅が縮小(スクイーズ)→終値が上側(下側)バンドをブレイク、かつ
angleBbHeat超えでエントリー。失敗時はミドル割れ/復帰で撤退。 - 継続狙い:ミドルの傾きが正(負)を維持し
angleBbHeat以上。ミドル~±1σへの押し戻りから再び傾き増で追随。 - 逆張りはフラット限定:角度が
±angleCenter以内で±2σタッチ→内側復帰のみ。強トレンド(angleBbOver)中の逆張りは避ける。 - パラメータ目安:デイトレは period=20, σ=1.5~2.0, angleCenter=3~5, Heat=4~6, Over=6~8。スイングは period=20~50, σ=2.0, しきい値はやや低めでOK。
すぐ使えるトレード戦略
1) スクイーズ・ブレイク(初動狙い)
- 条件:帯幅が過去 N本の下位20%(ボリンジャーバンド幅が極小)。
- エントリー:終値が上側バンド終値ブレイク&Angle > +θで買い(売りは逆)。
- 損切り:ミドルバンド割れ/帯内復帰。
- 利確:1R~2R or 次の節(ピボット・前高安・HVN)。
2) ミドル回帰の押し目/戻り(継続狙い)
- 条件:ミドルの角度が正(負)を維持。
- エントリー:価格が**ミドル~−1σ(+1σ)まで戻って再上向き(下向き)**に。
- 損切り:角度が0割れ(0超え) or 反対側1σ越え。
- 利確:+2σ(−2σ)タッチや角度鈍化。
3) 逆張りは“角度フラット+端タッチのみ”
- 条件:角度が**±θ以内**(フラット)、±2σ到達後の内側復帰。
- エントリー:復帰確定で薄く逆張り。
- 損切り:再外側抜け。
- 利確:ミドル到達/角度の再拡大で撤退。
※強トレンドの“張り付き”は逆張り禁止。Angle が閾値を下回ってから。
時間軸別の初期設定
- デイトレ(M5~M15):Period=20, σ=2.0, Smoothing=3, AngleThreshold=20~25°
- スイング(H4~D1):Period=20~50, σ=2.0, Smoothing=3~5, AngleThreshold=15~20°
- 共通:上位足のミドル角度と一致する方向のみエントリー。
よくあるミスと対策
- 色が付いた瞬間に追いかける → 終値確定+ブレイクの小戻りまで待つ
- 角度だけで売買 → 帯幅(スクイーズ/拡張)と上位足方向を必ず併用
- ニュース直前の新規 → 指標カレンダーで回避
デメリット&解説
| メリット | デメリット |
|---|---|
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|
まとめ
- 00-BbAngle_v100 = ボリンジャーバンド(帯の幅)× ミドルの角度(勢い)。
- スクイーズ→拡張+Angleしきい値超えを“初動”として捉え、
- ミドル回帰の再出発で乗り直す運用が実戦的。
- 方向は上位足のAngleと一致、管理はATR×節目でルール化。
パラメータ画面の項目名が分かれば、あなたの銘柄・時間足に合わせたAngleしきい値とアラート条件(例:帯幅P20最小20%以下+Angle>25°+終値Upper越え)まで具体化します。
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