ZUP_v14

MT4:ハーモニック系

MT4:ZUP V14 ハーモニックパターン(XABCD) を自動検出して描画するインジケーター

 ZUP V14とは

  • ハーモニックパターン(XABCD) を自動で見つけて描きます(ガートレー、バット、バタフライ、クラブ、サイファー、AB=CDなど)。
  • 各脚のフィボ比率を計算し、PRZ(Potential Reversal Zone=反転候補帯)を表示します。
  • つまり「どの価格帯で反転しやすいか」を教えてくれるツールです。

 インジケーターの仕組み

  1. ZigZagで波(スイング高安)を拾う
  2. 各脚の比率が規定範囲に入れば、そのパターンを描画
  3. 複数の比率が重なる価格帯をPRZとして塗る/囲む
    ※ D点は形成中に動きます。確定足やプライスアクションを見てから判断。

 チャートの見方

  • 赤い折線:X→A→B→C→D の波
  • 点線&数字:リトレース/エクステンション比率
  • PRZ帯:最重要ゾーン(ここで“待つ”)
  • T1/T2:利確目安(多くは0.382/0.618戻し)

 インジケーターの使い方

  1. パターンが出たら位置確認:PRZが前回高安、ラウンド、ピボット、VAH/VAL(出来れば複数重なっている)か?
  2. 反転の合図を待つ:ピンバー/包み足、下位足の構造ブレイク、RSI/CCIのダイバージェンスなど。
  3. エントリー
    • 積極派:PRZタッチで指値(小さめロット)
    • 保守派:合図の確定足で成行
  4. 損切り:PRZの外側、またはXの外(パターン推奨に従う)
  5. 利確:T1で半分、T2でもう半分、残りはトレール

 パラメーター設定&解説

Custom Indicator – ZUP_v14
英名 日本語 現在値 解説(実務ポイント)
ExtIndicator 描画モード / 機能セット 2 ZUPの表示内容を切替(例:ZigZag+比率+パターン)。
2=標準のハーモニック検出一式を使うビルドが多い。
minBars スイング間の最小バー数 12 転換点同士の最低間隔。数値↑=大きい波だけを採用(ノイズ減・機会減)。
minSize 最小波幅(ポイント) 15 スイングとして認める最低の値幅。小さすぎると小波が多発。
minPercent 最小リトレース率 0.0 %指定で極端に浅い戻し/押しを除外したい時に使用(0=無効)。
ExtHidden 補助オブジェクトの非表示レベル 1 内部計算用ラインの表示量を調整。1=最小表示にする版が多い。
ExtFractal フラクタル期間(開始) 8 ZigZagの転換点抽出に使うフラクタルの左右本数。感度に影響。
ExtFractalEnd フラクタル期間(終了) 8 上と同様。開始/終了で範囲指定できるビルドのときに使用。
ExtDelta 比率の許容誤差(Δ) 0.04 比率マッチのゆるさ。0.04=±4% 目安。厳しすぎると検出が減る。
ExtDeltaType Δの基準(型) 2 誤差の計算方式。2=割合(%)ベースを使う版が一般的。
cHHL HH/HL 解析の使用 false 高値更新/安値更新(Higher-High/Lower-Low)アルゴリズムのON/OFF。
PeakDet ピーク検出法の切替 false 別方式の山谷検出を使うか。false=標準(ZigZag/Fractal)。
ExtFiboDinamic ダイナミックFibo表示 false 最新スイングに追従するFiboを描くか。
ExtFiboStatic 静的Fibo表示 false 固定のFiboセットを常時表示するか。
ExtFiboStaticNum 静的Fiboの本数 2 表示する固定Fiboの数。PC負荷と見やすさのバランスを取る。
ExtSizeTxt テキストサイズ 7 比率ラベルなどの文字サイズ。
ExtLine メインラインの色 DarkBlue パターン輪郭や主要ラインの色。
ExtNotFibo 非Fiboラインの色 SlateGray 補助ライン(Fibo以外)の色。
ExtPesavento ペサベント比率の色 Yellow ペサベントパターン用の表示色。
ExtGartley886 Gartley 0.886 色 GreenYellow 0.886 リトレース関連の色分け。
ExtFiboS Fibo(リトレース)色 Teal 戻し系のFiboライン色。
ExtFiboD Fibo(エクステンション)色 Sienna 拡張系のFiboライン色。
ExtDeleteObj 再計算時に古いオブジェクト削除 false true=更新ごとに古い描画を消去。履歴を残したいならfalse。
ExtDeviation ZigZag Deviation(許容差) 5 スイング抽出の価格差しきい値。↑で小波を無視。
ExtBackstep ZigZag Backstep(左右余白) 3 転換点の前後に確保する最小本数。↑で確定が遅いが安定。
  • 感度調整:まずは minBars 8–20 / minSize 10–30 / ExtDeviation 4–6 / ExtBackstep 3–8 の範囲で微調整。
  • 誤差(ExtDelta):0.03–0.06 が目安。厳しすぎると検出ゼロ、緩すぎると質が落ちます。
  • 見栄え:ラベルが多いと重くなるので ExtHidden=1 と文字サイズ ExtSizeTxt を調整。
  • 運用:PRZ到達だけで成行は避け、確定足の反転シグナル下位足の構造ブレイクを1つ以上重ねてから。

※ ZUPはビルドにより項目の意味や既定値の扱いがわずかに異なることがあります。上記は一般的なZUP v14系の解釈です。

 トレード戦略

  • 逆張り・高勝率型(Gartley/Bat)
    PRZが強い節目に重なり、反転足が出てから入る。

  • 拡張端の素早い戻し(Butterfly/Crab)
    1.27~1.618付近でヒゲ確定→短期でT1決済。

  • 順張り継続(AB=CD押し目/戻り)
    上位足のトレンド方向。Cの戻り高値/押し安値ブレイクでエントリー。

 初期設定の目安

  • ZigZag:Depth 12–24 / Deviation 5 / Backstep 3–8
  • 許容誤差(トレランス):±3%前後
  • まず有効にするパターン:AB=CD、Gartley、Bat
  • 時間足:M15〜H1から始めると見やすい
  • アラート:パターン完成 or PRZ到達(バー確定で)

 メリット / デメリット

  • メリット:PRZで“待つだけ”になり、根拠が明確/逆張り・順張り両対応
  • デメリット:D点は未確定で動く/地合い無視だとダマシ増/設定をいじり過ぎると過剰最適化

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