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DailyRangeProjections_Full(DRP)とは
- DailyRangeProjections_Full(DRP) は、通貨・商品がその日“到達しやすい価格帯”を ADR/前日レンジ/統計的ボラ から推定し、本日の想定高値・安値(Projected High/Low) と、その途中の中間バンド(25%/50%/75% 等)を水平ラインで描くインジケーターです。
- 目的は 「今日どこまで伸びやすいか」「どこが利確・反転の候補か」 を事前に可視化すること。
- 使い方は ブレイク継続判断 と 逆張りの利食い・リスク管理 の両面で強力。単独で“売買シグナルを出す”というより、利確・損切り・エントリーの根拠レベルを提供します。
インジケーターの見方
- 緑ライン:本日の Projected High(上限目安)
- 赤ライン:本日の Projected Low(下限目安)
- 紫ライン:中間帯(例:25%/50%/75% の節目、または直近セッション基準)
- 価格が上限/下限へ近づくほど 日中の伸び代は縮小 し、反転・利確 が出やすくなります。逆に 中間帯のブレイク再開 は「当日レンジ拡大の余地」が残っているサインになりやすいです。
注:配色や帯の本数・意味づけはビルドにより名称が異なることがあります(設定名で確認してください)。
どうやってレンジを出しているの?
- ADR(Average Daily Range):過去 N 日の高低差平均から当日の想定レンジを推計
- 前日(または直近数日)の実レンジ を係数で補正
- 統計的ボラ(標準偏差など) を日足ベースで算出し、当日レンジへ投影
セッション開始(ブローカー日付の0:00 など)で基準価格 を決め、そこから上方向に +Projected High、下方向に -Projected Low を水平に延長します。
インプット設定&解説

| 変数名(英) | 日本語 | 説明 | 推奨/メモ | 初期値(例) |
|---|---|---|---|---|
| High price label for tomorrow | 明日の想定高値ラベルの位置 | 高値ラインに付くテキストの縦方向オフセット。値を増減してラインと重ならないように上下にずらします。 |
まずは 100〜140 付近から。表示が重なる場合は ±20 ずつ調整。
|
119 |
| Average price label for tomorrow | 明日の想定平均(中間)ラベルの位置 | 中間帯に付くラベルのオフセット。高値/安値ラベルと高さをずらして視認性を上げます。 | 他より少し離す(例:Highより +30〜50)。表記乱れ防止に有効。 | 167 |
| Low price label for tomorrow | 明日の想定安値ラベルの位置 | 安値ラインに付くラベルのオフセット。チャート下端で見切れる場合は値を小さくして上へ。 | High と同程度から開始(例:100〜140)。重なり次第微調整。 | 119 |
トレード戦略3選
1) ブレイク継続戦略(順張り)
- 条件:ロンドンやNYの初動で 50%ライン突破 → 中間帯で押し目/戻り目形成
- エントリー:押し安値(上昇時)・戻り高値(下落時)を短期MA/プライスアクションで確認してIN
- 利確:次の中間帯 → Projected High/Low 手前で分割利確
- 損切り:押し目/戻り目の直下/直上、または 50% ラインの裏側
狙い:当日レンジの“残余”を取りにいく。中間帯→上限/下限までの距離が R/R>1.5 以上あるかを必ず確認。
2) 反転狙い(逆張りの利食い・短期反発)
- 条件:Projected High/Low 到達+乖離拡大、5~15分足でダイバージェンス or ピンバー
- エントリー:小さめサイズで試し玉。反転確定(直近足の安値/高値割れ)で追加
- 利確:直近の中間帯 or セッションVWAP 付近
- 損切り:上限/下限の明確ブレイク+確定足で撤退(「張り付き」には逆らわない)
注意:強トレンドの日は“上限/下限のはみ出し(拡張レンジ)”が起こるため、ニュース・指標カレンダーと併用。
3) デイトレの利確設計
- 当日の目標幅(例:GOLDなら「ADRの60~80%」)を 日足統計から事前に決める。
- R/R と DRPの帯 を見て、「どこまで取りに行くか」 を朝のうちにシナリオ化。
- 分割利確:中間帯(25/50/75%)に逆指値利確を置くと、伸びない日に利益を固めやすい。
長所・短所
| メリット | デメリット |
|---|---|
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