CCI DIVERGENCE

MT5:矢印表示

MT5:CCI DIVERGENCE 価格とモメンタムの不一致で“反転/継続”を読む実戦ガイド

 CCI_Divergenceとは

CCI_Divergence は、オシレーターの CCI(Commodity Channel Index) と価格の動きの不一致(ダイバージェンス)を自動検出し、チャート上に上昇/下降のラインと矢印で表示するインジケーターです。


トレンドの減速・反転、押し戻りの再開を早期に示唆する目的で使います。

 インジケーターの仕組み

  • CCIの山・谷(スイング)を抽出
  • 直近2点(または指定本数)を結んで価格側とCCI側の傾きを比較
  • 代表的な2種類を描画
    • レギュラー(通常)ダイバージェンス
      • 価格 Higher High × CCI Lower High → 弱気(天井圏の反転示唆)
      • 価格 Lower Low × CCI Higher Low → 強気(底値圏の反転示唆)
    • ヒドゥン(隠れ)ダイバージェンス
      • 価格 Higher Low × CCI Lower Low → 上昇トレンド継続示唆
      • 価格 Lower High × CCI Higher High → 下降トレンド継続示唆

 インプット設定&解説

CCI_Divergence|基本パラメータ設定一覧
変数名(英語) 日本語訳 説明・役割 推奨設定/ポイント
Period 期間 CCIの計算期間。小さいほど反応が速く、大きいほどノイズが減る。 デフォルト14/スイングは20〜34推奨。
Applied price 適用価格 CCIの計算基準となる価格(終値・高値・安値など)。 「Close price(終値)」が最も安定。
Bullish color 強気シグナルの色 価格とCCIの間で上昇ダイバージェンスを検出した際の表示色。 Blue(青)推奨。背景が暗い場合はライトブルー。
Bearish color 弱気シグナルの色 価格とCCIの間で下降ダイバージェンスを検出した際の表示色。 Red(赤)推奨。背景が暗い場合はオレンジも可。

 インジケーターの使い方

  • 通常ダイバージェンス:反転候補。
    • 例)上昇局面で価格HH・CCI LHが出たら、直近安値割れでショート。
  • 隠れダイバージェンス:押し目/戻り目からのトレンド継続
    • 例)上昇局面で価格HL・CCI LLが出たら、短期MA回帰→再上昇でロング。

単独エントリーは避け、必ず補助根拠と併用が基本です。

 実戦ストラテジー3選

A. 反転ショート(通常ベア)

  1. 上昇トレンド終盤で 価格HH × CCI LH を検出
  2. 供給帯/前高値付近・上位足抵抗と重合を確認
  3. トリガー:5分足で直近安値割れ or 20EMA下抜け
  4. 利確:直近押し安値→日次ピボット/中間帯へ分割
  5. 損切り:シグナル高値の上/R:R 1:1 到達でBE調整

B. 反転ロング(通常ブル)

  • 価格LL × CCI HL → 直近戻り高値突破でIN、VWAP/ピボットで分割利確。

C. 継続押し目買い(隠れブル)

  • 価格HL × CCI LL → 20EMA反発/トレンドライン再上抜けでIN。前高値手前で一部利確。

 ベストプラクティス

  • 同一方向に3点連続のダイバージェンスは優位性が高い(例:HHが続くのにCCI高値が切り下げ続ける)。
  • 大陰陽線直後のシグナルは指標ノイズの可能性あり。経済カレンダーで除外。
  • 過剰検出の抑制:Swing Distance↑、Strength↑で調整。
  • 統計化:銘柄×時間帯×手法ごとに「勝率/平均RR/最大DD」を週次で集計。

 メリット&デメリット

メリット デメリット
  • 反転やトレンド継続の先行シグナルを可視化
  • 価格だけでは見抜きにくいモメンタムの失速を検出
  • 水平/斜めラインと組み合わせて利確・損切り計画が立てやすい
  • 強トレンドやニュース時は逆行シグナルが機能しにくい
  • 設定が緩いと過剰検出でノイズ増
  • 単独エントリーは非推奨(根拠の重合が必須)

 推奨設定の出発点

  • 時間足:M5〜M15(指標直後は除外)
  • CCI:期間 20、ヒドゥン/レギュラーともON、Swing Distance 8、Strengthは中
  • フィルタ:20/50EMA方向一致、セッションVWAP、前日高安

 失敗しやすいパターン

  • 張り付き相場:CCIが長時間±200付近で推移 → 逆張り回避、継続シグナルのみ採用
  • 横ばいレンジ中央の連発:価格帯の中心では無視、レンジ端のみ採用
  • トレンド転換初動に逆張り:上位足の高安切替が出るまで待つ

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trade-channelMT4:TRADE CHANNEL 相場の流れに沿った並行チャンネルを自動で描き、チャンネル内に 38.2 / 50.0 / 61.8 などの Fibonacci比率ラインをプロットしてくれるインジケーター前のページ

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