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CCI_Divergenceとは
CCI_Divergence は、オシレーターの CCI(Commodity Channel Index) と価格の動きの不一致(ダイバージェンス)を自動検出し、チャート上に上昇/下降のラインと矢印で表示するインジケーターです。
トレンドの減速・反転、押し戻りの再開を早期に示唆する目的で使います。
インジケーターの仕組み
- CCIの山・谷(スイング)を抽出
- 直近2点(または指定本数)を結んで価格側とCCI側の傾きを比較
- 代表的な2種類を描画
- レギュラー(通常)ダイバージェンス:
- 価格 Higher High × CCI Lower High → 弱気(天井圏の反転示唆)
- 価格 Lower Low × CCI Higher Low → 強気(底値圏の反転示唆)
- ヒドゥン(隠れ)ダイバージェンス:
- 価格 Higher Low × CCI Lower Low → 上昇トレンド継続示唆
- 価格 Lower High × CCI Higher High → 下降トレンド継続示唆
- レギュラー(通常)ダイバージェンス:
インプット設定&解説

| 変数名(英語) | 日本語訳 | 説明・役割 | 推奨設定/ポイント |
|---|---|---|---|
| Period | 期間 | CCIの計算期間。小さいほど反応が速く、大きいほどノイズが減る。 | デフォルト14/スイングは20〜34推奨。 |
| Applied price | 適用価格 | CCIの計算基準となる価格(終値・高値・安値など)。 | 「Close price(終値)」が最も安定。 |
| Bullish color | 強気シグナルの色 | 価格とCCIの間で上昇ダイバージェンスを検出した際の表示色。 | Blue(青)推奨。背景が暗い場合はライトブルー。 |
| Bearish color | 弱気シグナルの色 | 価格とCCIの間で下降ダイバージェンスを検出した際の表示色。 | Red(赤)推奨。背景が暗い場合はオレンジも可。 |
インジケーターの使い方
- 通常ダイバージェンス:反転候補。
- 例)上昇局面で価格HH・CCI LHが出たら、直近安値割れでショート。
- 隠れダイバージェンス:押し目/戻り目からのトレンド継続。
- 例)上昇局面で価格HL・CCI LLが出たら、短期MA回帰→再上昇でロング。
単独エントリーは避け、必ず補助根拠と併用が基本です。
実戦ストラテジー3選
A. 反転ショート(通常ベア)
- 上昇トレンド終盤で 価格HH × CCI LH を検出
- 供給帯/前高値付近・上位足抵抗と重合を確認
- トリガー:5分足で直近安値割れ or 20EMA下抜け
- 利確:直近押し安値→日次ピボット/中間帯へ分割
- 損切り:シグナル高値の上/R:R 1:1 到達でBE調整
B. 反転ロング(通常ブル)
- 価格LL × CCI HL → 直近戻り高値突破でIN、VWAP/ピボットで分割利確。
C. 継続押し目買い(隠れブル)
- 価格HL × CCI LL → 20EMA反発/トレンドライン再上抜けでIN。前高値手前で一部利確。
ベストプラクティス
- 同一方向に3点連続のダイバージェンスは優位性が高い(例:HHが続くのにCCI高値が切り下げ続ける)。
- 大陰陽線直後のシグナルは指標ノイズの可能性あり。経済カレンダーで除外。
- 過剰検出の抑制:Swing Distance↑、Strength↑で調整。
- 統計化:銘柄×時間帯×手法ごとに「勝率/平均RR/最大DD」を週次で集計。
メリット&デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
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推奨設定の出発点
- 時間足:M5〜M15(指標直後は除外)
- CCI:期間 20、ヒドゥン/レギュラーともON、Swing Distance 8、Strengthは中
- フィルタ:20/50EMA方向一致、セッションVWAP、前日高安
失敗しやすいパターン
- 張り付き相場:CCIが長時間±200付近で推移 → 逆張り回避、継続シグナルのみ採用
- 横ばいレンジ中央の連発:価格帯の中心では無視、レンジ端のみ採用
- トレンド転換初動に逆張り:上位足の高安切替が出るまで待つ
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