


arrows_curvesとは
チャート上に動的な曲線バンド(カーブ)を複数本描画し、
価格がバンドに触れた・跳ね返った・抜けたといった局面で 矢印やマーク(●、× など) を自動表示するインジケーターです。
スクショの例では、
- 外側のオレンジ点線バンド=拡張レンジ(強いサポレジ候補)
- 中間の緑点線バンド=“普段の値動き”の許容帯
- マゼンタの●=売買のトリガー(押し/戻りの再開、タッチからの反発など)
- 緑の×=逆方向シグナル(利確/反転の注意点)
といったイメージで、レンジ内の反発とレンジ外への拡張(ブレイク)をひと目で判断できます。
インジケーターの仕組み
- 曲線バンド:移動平均・ATR・ボラ指標などで計算した上限/下限の“動くサポレジ”
- シグナル:
- タッチ/反発… バンド接触後に足が戻されたら矢印(逆張りや利確のヒント)
- ブレイク… バンドを終値で抜けたら矢印(順張り継続/モメンタムのヒント)
- 再タッチ(リテスト)… 抜け→戻り→バンドで止められた所に印(押し目/戻りの再開)
インプット設定&解説

arrows_curves 1.00 — インプット(和訳 & 解説)
| 項目(英 / 和) | 現在値 | 役割・解説 / 調整のコツ |
|---|---|---|
| reversal period 反転判定の期間 |
20 |
曲線バンドの計算に用いる期間(平滑化・反転検出の長さ)。 短い=敏感でシグナル多いがノイズ増、長い=滑らかでだまし減だが遅れやすい。 デイトレは 14–20、スイングは 20–50 を起点に調整。 |
| Channel メインチャンネル幅 |
0 |
中央(基準)からのバンド幅。 0 は「自動(内部計算)」として扱われる実装が一般的。値を大きくするとタッチが減り、反発の精度は上がりやすい。小さくするとシグナルは増えるがダマシも増加。 |
| Stop Channel ストップ用チャンネル幅 |
30 |
外側(拡張)バンドの幅。利確/損切やブレイク判定の基準として使われます。 幅を広げる=深い押し戻しを許容(順張り向き)、狭める=早めに手仕舞い(スキャル向き)。 |
| shift シフト(描画オフセット) |
10 |
サインやラベル/バンドを右へ何本分ずらして表示(視認性のためのオフセット)。 値を大きくするとローソクと重なりにくくなります。 |
実践の目安
- 反発狙い:Stop Channelでのタッチ+反転足確定でエントリー、利確はChannel側へ。
- ブレイク狙い:終値でStop Channelを抜け → リテストで再開シグナルを待つ。
- ノイズが多いと感じたら:reversal period↑ / Channel↑ / Stop Channel↑の順に調整。
インジケーターの基本的な使い方
1) 反発スキャル(逆張り)
- 価格が外側バンド(オレンジ)へタッチ
- 下位足で反転ローソク(ピンバー/包み/髭連発)を確認
- 逆方向へ数ティック〜数十ティックを狙う
- 損切:外側バンドの少し外/利確:中間バンドor近いスイング
向いている相場:横ばい〜緩いトレンド。指標前後は見送り。
2) ブレイク&リテスト(順張り)
- ローソクが外側バンドを終値で突破(矢印)
- その後の戻りで、中間/外側バンドがレジサポ転換
- 再開足(ブレイク方向)でエントリー
- 損切:転換バンドの裏側/利確:次の節目(直近S/R、前回高安、ATR×係数)
向いている相場:セッション始動時、出来高やボラが立つ時間帯。
3) バンド幅で“やる/やらない”を決める
- バンドが窮屈:ノートレ or 逆張り短期のみ
- バンドが拡張:順張りチャンス(押し目/戻り)
- 他の勢い系(ADX、BB Width、出来高)と合わせて環境認識フィルターに。
戦略テンプレ
| 戦略 | エントリー | 損切 | 利確 |
|---|---|---|---|
| 反発スキャル | 外側タッチ→反転足確定 | バンド外へ数ティック | 中間バンド or 直近スイング |
| ブレイク継続 | 外側終値ブレイク→戻り→バンドで止め | 転換バンドの裏 | 次の高安/ATR×1.0/1.5(分割) |
| 色フィルター | 背景または上位足が同方向の時のみ採用 | 逆方向サイン/色転換で撤退 | トレーリング(ATR×係数) |
よくある質問
- “×”と“●”の違いは?
-
●=エントリー寄り(反発/再開)、×=注意/カウンター側(利確・警戒)の役割。
- 移動平均やボリンジャーと何が違う?
-
シグナル可視化(矢印) が強み。触れた/抜けた/戻り再開が明確で、意思決定が速い。
まとめ:arrows_curvesは“触れた/抜けた瞬間”を逃さない
- 曲線=動的サポレジ、矢印=トリガーで判断を一目化
- 逆張りの反発と順張りのブレイク継続を両取りできる
- バンド幅と上位足の向きで“やる/やらない”を明確に
まずは既定値で1週間の録画/スクショを取り、
「どのタッチが伸びるか」「どのブレイクが続くか」を銘柄別に観察。
そこから期間/倍率/アラートを微調整すると、arrows_curvesは即断即決の強い相棒になります。










