目次
Trade Assistantとは
複数の時間足と複数のテクニカル指標(例:RSI・ストキャスティクス・CCIなど)を一画面で同時に確認できるマルチタイム・マルチインジケーター分析ツールです。
短期から長期のトレンドを一覧化することで、トレード判断を効率化し、エントリーや決済のタイミングを視覚的にサポートします。
主な機能と特徴
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | Trade Assistant |
| 対応プラットフォーム | MT4 |
| 主な指標 | STOCH(ストキャス)、RSI、Entry CCI、Trend CCI |
| 対応時間足 | 1分、5分、15分、30分、1時間、4時間など |
| 表示形式 | 各インジケーター×時間足の BUY/SELL シグナルを一覧表示 |
| 用途 | マルチタイム分析、トレンド判定、シグナル確認 |
| おすすめレベル | 初心者〜中級者向け(裁量トレード支援) |
インジケーターの構成と仕組み
Trade Assistant は、複数の代表的なオシレーター系指標を統合表示します。
以下は表示内容の一例です:
| 指標名 | 意味 | 役割 |
|---|---|---|
| STOCH(ストキャスティクス) | 相場の過熱感を判定 | 短期的な反転シグナルを捉える |
| RSI(相対力指数) | 売られすぎ/買われすぎの判定 | 押し目・戻りの判断 |
| EntryCCI(エントリーCCI) | CCIを利用した短期タイミング指標 | エントリーポイント検出 |
| TrendCCI(トレンドCCI) | 中期的なトレンド方向を示す | トレンド方向の確 |
パラメーター設定&解説

| 英語項目 | 値 | 日本語名 | 解説 |
|---|---|---|---|
| === Stochastic Settings ===(ストキャスティクス設定) | |||
| PercentK | 8 | %K期間 | ストキャスのメイン期間。短くすると感度↑(シグナル増)/長くするとダマシ減。 |
| PercentD | 3 | %D期間 | %Kの平滑化(シグナル線)。交差で反転の目安。 |
| Slowing | 3 | スローイング | 追加の平滑化。大きいほどノイズ低減・反応は遅め。 |
| === RSI Settings ===(RSI設定) | |||
| RSIP1 | 14 | RSI期間 | 標準は14。短期なら9/7で感度↑、中長期なら14/21で安定性↑。 |
| RSIP2 | 70 | RSI上限ライン | 買われすぎ閾値。下限は通常30(画面外設定)。70超は反落警戒、30割れは反発警戒。 |
| === Wingdings Symbols ===(表示記号設定) | |||
| sBuy | 233 | 買いシグナル記号 | Wingdingsコードで表示するアイコン。↑など視認性の高い記号を割当。 |
| sSell | 234 | 売りシグナル記号 | ↓のような下降アイコンを割当。チャートの背景色に合わせて変更可。 |
| sWait | 54 | 様子見(WAIT)記号 | 方向不一致・レンジ時に使用。中立・保留の視覚化に便利。 |
| sCCIAgainstBuy | 238 | CCI 反対(Buy側) | CCIが買いに対して逆行・注意を示す記号。 |
| sCCIAgainstSell | 236 | CCI 反対(Sell側) | CCIが売りに対して逆行・注意を示す記号。 |
Wingdings 記号コード(よく使う例)
| 用途 | コード | 備考 |
|---|---|---|
| Buy(上矢印) | 233 | 上向き記号。暗背景(黒/紺)で視認性◎。 |
| Sell(下矢印) | 234 | 下向き記号。下降トレンドを直感表示。 |
| Wait(保留) | 54 | 横棒・中立。方向性が揃わないときに。 |
| CCI 逆行注意(Buy側) | 238 | Buyに対するアラート用途。 |
| CCI 逆行注意(Sell側) | 236 | Sellに対するアラート用途。 |
※ 記号は Wingdings フォントで描画されます。背景色や配色に合わせてコードを差し替えると可読性が上がります。
実務ヒント
- 短期重視(スキャル):PercentK=5〜8、RSI=7〜9で反応を速く。
- スイング重視:PercentK=14以上、RSI=14/21でダマシを低減。
- 「WAIT」増加=方向不一致のサイン。無理なエントリーを避ける指標に。
トレード戦略
| 戦略タイプ | 内容 | 具体例 |
|---|---|---|
| 順張り戦略 | 長期・中期・短期の方向が一致したタイミングでエントリー | 例:すべて「SELL」なら戻り売り |
| 逆張り戦略 | 短期シグナルだけ反転した場合の短期反発狙い | 例:1分だけ「BUY」、他が「SELL」 |
| スイング戦略 | 1H・4Hの方向が一致したら、デイトレ〜スイングで継続 | 例:中期トレンドフォロー |
| スキャルピング戦略 | 1M〜15Mの短期方向一致時に短時間エントリー | 例:短期トレンド狙い |
メリット・デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 一画面で複数時間足のトレンドを把握可能 | 指標が多すぎると混乱しやすい |
| トレンド方向の一致を簡単に確認できる | 各指標の設定値により結果が変わる |
| エントリー/決済判断が視覚的に明確 | 完全な自動売買ではない(裁量前提) |
| 初心者でもマルチタイム分析を実践可能 | シグナル遅延が発生する場合もあり |
まとめ:Trade Assistantは「相場の方向性ナビゲーター」
Trade Assistantは、複数の時間足と指標をまとめてチェックできるため、
「今の相場がどの方向に動いているか」を一目で把握できる優れた分析ツールです。
- ✅ トレンドの強さを確認したい
- ✅ 時間足ごとの一致を確認したい
- ✅ マルチインジケーター分析を効率化したい
そんなトレーダーに最適な、トレード判断補助インジケーターといえるでしょう。
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