Analysis on Barsとは

Analysis on Bars（アナリシス・オン・バーズ）は、ローソク足ごとの価格変動（バー単位の分析）を可視化するテクニカルインジケーターです。

一般的な移動平均やオシレーターと異なり、各ローソク足のエネルギー（値動きの強弱）を棒グラフ形式で表示するのが特徴。
トレンドの勢い・反転の兆候・ボラティリティ（変動率）の拡大縮小を直感的に把握できます。

特にビットコイン（BTC/JPY）やゴールドなどボラティリティが高い銘柄に強く、
FXだけでなく暗号資産トレーダーにも人気のあるインジケーターです。

　表示の見方と色の意味

色	意味	状況
シアン（水色）	上昇圧力が強いバー	買い勢力が優勢な状態
オレンジ（赤み）	下降圧力が強いバー	売り勢力が優勢な状態
中立（小さな棒）	値動きが少ないレンジ状態	様子見またはエネルギー蓄積期

チャート下部に表示される棒グラフの高さが勢い（ボラティリティ）を表しています。
棒が高いほど、その時間足でのトレンド変動が強かったことを意味します。

　インジケーターの基本的な使い方

① トレンドの強弱を確認

• 水色の棒が連続して高く表示されている場合 → 上昇トレンドが強い
• オレンジの棒が連続して高い場合 → 下降トレンドが強い

② トレンド転換の兆候を察知

• 棒の高さが急激に縮小 → トレンドの勢いが弱まっているサイン
• 棒の色が連続して反転 → 上昇から下降、またはその逆の転換点

③ ボラティリティブレイクを狙う

• しばらく棒が小さく→突然大きく伸びた時は、レンジブレイク（トレンド発生）のサイン。
• 直前の高ボラと低ボラを比較し、タイミングを見極めると高精度なエントリーが可能です。

　トレード戦略

戦略①：トレンドフォロー型（順張り）

条件	アクション
水色棒が連続し、高さが増している	買いエントリー（ロング）
オレンジ棒が連続し、高さが増している	売りエントリー（ショート）
棒が徐々に低下し始めたら	利確または手仕舞いのサイン

ポイント
移動平均線（MA）やMACDと組み合わせることで、
トレンドの方向と勢いを両面から確認できます。

戦略②：反転狙い（逆張り）

条件	アクション
オレンジ棒が極端に高く出現 → 次の足で水色に変化	反発を狙ったロングエントリー
水色棒が極端に高く出現 → 次の足でオレンジに変化	反落を狙ったショートエントリー

コツ

• 強トレンド中は逆張りよりも押し目・戻り狙いに限定。
• RSIやStochasticと組み合わせると、過熱感の判断が容易。

　メリット・デメリット

メリット	デメリット
✔ 値動きの強弱が視覚的に分かる	❌ トレンドの方向までは判断できない（他指標と併用推奨）
✔ トレンド発生前の勢いを検知できる	❌ 急変動時はノイズが増えることがある
✔ 暗号資産・FXどちらにも対応	❌ 長期分析には不向き（短期足中心）

　まとめ：トレンドの「勢い」を読む分析インジケーター

Analysis on Barsは、価格の「どのバーで」「どれだけ動いたか」を瞬時に把握できる高感度ツールです。

• トレンドの強弱を色と高さで把握
• モメンタム変化から転換を先読み
• ボラティリティブレイクでチャンスを検出

特に、BTCやゴールドなど値動きが激しい相場で威力を発揮します。
トレンド系インジケーターと組み合わせることで、
エントリーポイントの精度を飛躍的に高めることが可能です。