


ADX_Trend(エーディーエックス・トレンド)とは
Average Directional Index Trendは、トレンドの「強さ」と「方向性」をドット(点)で示す視覚的なトレンドフォロー型インジケーターです。
従来のADX(Wilder’s ADX)は数値として表示されますが、このインジケーターではチャート上に赤や緑のドットを描写し、「上昇トレンド」「下降トレンド」の流れを瞬時に判別できるように設計されています。
カラーの意味と見方
| ドットの色 | 意味 | 状況 |
|---|---|---|
| 🔴 赤 | 強い下降トレンド | 売り圧力が優勢。下落が続く可能性が高い。 |
| 🟢 緑 | 強い上昇トレンド | 買い圧力が優勢。上昇トレンドが継続しやすい。 |
| ⚫ ドットなし | トレンドが弱い or レンジ状態 | 様子見ゾーン。明確な方向性がない。 |
ドットは直近の高値・安値に沿って表示され、
トレンドの発生・終了を視覚的に示す役割を果たします。
パラメーター設定&解説

※ 設定値はインジケーターによって異なる場合があります。
インジケーターの基本的な使い方
① トレンド発生のタイミングを捉える
- ドットが 緑 → 買い優勢(上昇トレンド)
- ドットが 赤 → 売り優勢(下降トレンド)
- ドットがしばらく消える → レンジまたは転換期
② トレンドの継続判断
ドットが連続して表示されている間は、トレンドが継続している状態。
急な色変化(赤→緑、緑→赤)は転換サインとして注目。
トレード戦略2選
戦略①:順張りトレンドフォロー戦略
| 条件 | エントリー | エグジット |
|---|---|---|
| 緑ドットが3連続以上出現 | 買いエントリー | ドットが赤に変化した時点で決済 |
| 赤ドットが3連続以上出現 | 売りエントリー | ドットが緑に変化した時点で決済 |
💡 コツ
- 移動平均線(MA)と併用すると、トレンド方向の確認がさらに精度UP。
- MACDと組み合わせてダイバージェンスを検出するのも有効。
戦略②:トレンド転換の押し目・戻り売り狙い
| 状況 | アクション |
|---|---|
| 赤 → 緑に変化 | 押し目買いを検討 |
| 緑 → 赤に変化 | 戻り売りを検討 |
RSI(相対力指数)などのオシレーター系と併用することで、
過熱感とトレンド転換を同時に判断できます。
メリット・デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ✔ トレンド方向をドットで即座に把握可能 | ❌ 横ばい相場ではノイズが発生しやすい |
| ✔ シンプルな見た目で初心者にも扱いやすい | ❌ ドットの遅れシグナルでエントリーが遅れる場合あり |
| ✔ アラート対応で自動検知可能 | ❌ 単体運用より他指標併用が望ましい |
まとめ:トレンドを「見える化」するシンプルなADX応用系
ADX_Trendは、「トレンドの強さと方向」を視覚的に把握できるシンプルかつ高精度な指標です。
- 緑ドット → 上昇トレンド発生
- 赤ドット → 下降トレンド発生
- ドットなし → レンジ相場
順張りでも逆張りでも応用可能で、
トレンド検出ツールとして最も直感的なADX派生インジケーターのひとつです。










