フィボRSIチャンネル2とは
RSIの線(太線)が、フィボナッチベースの自動的に描かれるバンド内を上下に動き、色の変化やバンドの広がり具合でトレンド転換の兆しを視覚的に捉える設計になっています。
当インジケーターは、カスタム・オシレーター指標です。
特徴として、RSI(相対力指数)にフィボナッチ比率をもとに計算されたチャンネル(帯)が自動で描画され、RSIラインがそのバンド内で動きます。




主な機能と特徴
- 浮動する極端レベル:RSIの極端な値の部分は動的に設定され、それ以外はフィボナッチゾーンとしてバンド化されます
- RSIのタイプ変更対応:7種類のRSI計算方式を選べ、トレードスタイルに応じてカスタマイズ可能
最大7種類:RSI RScuttler、RSI Haris、RSI Rapid、RSI Slow、RSI Ehlersなど) - 視覚的表示:RSIラインの色とバンドの幅でトレンドの強さや転換点を視認できます。
使い方のポイント(エントリー・判断目安)
- 設定の調整
「Period for Fibonacci channel」でチャンネルの幅を調整可能。狭ければ鋭敏に反応、大きければノイズが減り安定傾向
- 色変化での判断
RSIラインの色が緑からピンクに変化したり、その逆の変化でトレンドの反転サインとして使えることが多い - バンドの拡大・縮小
バンドが広がる=動きが強く、狭まる=レンジや転換直前の静かな状態など、バンド幅も重要な判断材料になります - 複数時間足での検証
短期足より、ある程度上位足(例:1時間足や4時間足など)のほうが信頼性が高い傾向あり
インジケーター設定画面の各パラメーター解説

英語表記 | 日本語訳 | 解説 |
---|---|---|
Rsi period | RSI期間 | RSI(相対力指数)を計算する期間。デフォルトは14で、一般的に14本分のローソク足を使って算出。数値が小さいほど反応が早いがノイズも増える。 |
Price | 価格 | RSI計算の基準となる価格の種類。ここでは Close(終値) を使用。 |
Rsi type | RSIタイプ | RSIの計算方法の種類。通常のRSIのほか、スムースRSI等の派生型が選べる場合がある。 |
Prices smoothing period (≤ 1, no smoothing) | 価格平滑化期間(1以下で平滑化なし) | RSI計算前に価格データを滑らかにする期間。大きいほど滑らかだが反応は遅くなる。ここでは 32 なので、32期間のスムージングを適用。 |
Prices smoothing method | 価格平滑化方法 | 平滑化(スムージング)の方法。ここでは Exponential Moving Average(EMA) を使用。EMAは最新価格に重みを置く。 |
Period for Fibonacci channel | フィボナッチチャンネル期間 | フィボナッチバンド(チャンネル)を計算する期間。RSIの高値・安値を基にフィボナッチ比率でバンド幅を描く際の基準期間。 |
まとめ
項目 | 内容 |
---|---|
目的 | RSIの動きとフィボナッチ成分を組み合わせ、トレンド転換や過熱度を視覚的に把握する |
カスタマイズ | Fibonacci period、RSIタイプ、色・ラインの表示など |
エントリーの判断 | RSIラインの色変化やバンド幅の急変に注目、トレンド転換点での逆張り可能性あり |
注意点 | 単体では誤サインもあるため、他の指標やチャートパターンと併用が望ましい |
おすすめ環境 | 上位足での使用、過去の検証(バックテスト)をしっかり行うこと |
MT5:RSI WITH FIBONACCHI AUTO CHANNEL 2は
RSIの過熱感(買われ過ぎ・売られ過ぎ)をフィボナッチバンド上で色・幅の変化を通じて直感的に把握できる、トレンド転換のヒントを得やすいツールです。ただし万能ではないため、MACDや移動平均、価格パターンとの併用で精度を高めるのが肝心ですね ^^