目次



1.インジケーターの概要と機能
主な特徴
- MTF(マルチタイムフレーム)対応
同一チャート上により高時間軸(例:4時間足)のボリンジャーバンドを表示可能で、長期のトレンドやボラティリティを把握できます。 - アラート(Alerts)機能
価格がボリンジャーバンド(通常20期間2σ)を超えた際にアラートを鳴らすなど、即時に注意喚起してくれます。 - 矢印(Arrows)表示
価格がバンドを超えたタイミングで、チャート上に逆方向のシグナル矢印が表示されます。目視での判断が容易に。 - 順張りシグナル向け
デフォルトのバンド偏差2σの設定で、ローソク足がバンド2σを超えた場合、バンド方向のシグナルが発生します。
使い方のポイント
上位足で環境認識をして、下位足でバンドウォークを狙うのが定番。
勿論、初発は反発の懸念もあるため必ず上位足を確認してエントリーすることが望ましいです。
2. bollinger_bands_mtfalertsarrows_nmcの機能詳細
機能 | 内容 | 利点 |
---|---|---|
MTF表示 | 高次時間足のBollinger Bandsを下位足チャート上に重ねて表示 | 上位足のトレンド方向を意識したエントリーが可能 |
アラート機能 | バンド接触・突破・再突入など条件に応じて通知 | チャート監視時間を短縮 |
矢印サイン | 条件成立時に上下矢印を表示 | 視覚的にエントリーポイントを把握 |
パラメータ変更 | バンド期間・標準偏差・対象時間足を自由に設定 | トレードスタイルに合わせて最適化可能 |
3. 具体的な使い方(実践例)
スキャルピング戦略(M5チャート+H1バンド)
- M5チャートにインジケーターをセット
- MTF設定で上位足をH1に指定
- 価格がH1バンド下限にタッチ → M5で下矢印が出たら売りエントリー
デイトレード戦略(M15チャート+H4バンド)
- M15チャートにH4バンドを表示
- H4で上昇トレンド(価格が上バンド付近で推移)を確認
- M15で一時的な下バンド接触→上矢印表示 → 押し目買い
ブレイクアウト戦略
- 価格が上位足バンドを強くブレイク
- 矢印サインが同方向に点灯
- 成行でエントリーし、利幅を大きく狙う
4.パラメーター設定

パラメーター | 和訳 | 解説 |
---|---|---|
TimeFrame | 時間足 | 適用する時間足を指定。current time frame は現在のチャート時間足を使用。 |
BandsLength | バンド期間 | 中心線(移動平均)の計算期間。一般的に20。 |
BandsDeviation | バンド偏差 | 上下バンドに用いる標準偏差の係数。一般的に2.0。 |
AppliedPrice | 適用価格 | 計算に使う価格の種類(終値・始値・高値・安値 など)。 |
BandsMaMode | MA種別 | 中心線に使う移動平均の種類(例:SMA など)。 |
note | メモ | 「Alert を有効にするには true、無効は false」等の説明メモ。 |
alertsOn | アラートON | アラート機能の全体スイッチ。trueで有効、falseで無効。 |
alertsOnCurrent | 現在足でアラート | シグナルを「確定足」ではなく「進行中の足」で通知するかを指定。 |
alertsMessage | アラートメッセージ | ポップアップメッセージの表示可否。 |
alertsSound | アラートサウンド | アラート時にサウンドを再生するかを指定。 |
alertsEmail | アラートメール | アラートをメール送信するかを指定(MT4のメール設定が必要)。 |
soundfile | サウンドファイル | 再生する音声ファイル名(例:alert2.wav)。 |
arrowthickness | 矢印の太さ | チャート上のシグナル矢印の線の太さ。 |
5.まとめ
Bollinger Bands MTF Alerts Arrows NMCは、
- ボラティリティ把握
- アラート通知
- 上位足分析
- 視覚的シグナル
を一つにまとめた高機能インジケーターです。
特に「短期足でのエントリーを、上位足の流れに沿って行いたいトレーダー」には非常に有効なツールです。
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