目次


MTH ADX SMA Crossとは
2本の移動平均(SMA)クロスに ADX(トレンド強度)フィルターを重ね、
「方向(MAクロス)」×「勢い(ADX)」が合致したときに矢印やマークでシグナルを出す インジケーターです。
- チャート:赤/青のSMA、確定時に矢印や小さなマークでサイン(上=買い候補、下=売り候補)
- 右下:直近バーにおける各種シグナルの発生頻度を表示(検証のヒント)
- 目的:レンジのダマシをADXで削り、トレンド場面に限定して入る
MAとADXは“確定足ベース”であれば基本的にリペイントしません(未確定バーでは一時的に点灯→消灯はあり得ます)。
項目 | 設定内容(目安) |
---|---|
プラットフォーム | MetaTrader 4 |
対象銘柄 | 主要通貨ペア(USDJPY/EURUSD/GBPUSD など) |
時間足 | M5〜M15(短期〜準短期) |
時間帯 | 欧州〜米国セッション(ボラ重視) |
バイナリー判定の目安 | 3本先(M5→15分、M15→45分) |
ADXしきい値 | 20〜25以上で「勢いあり」とみなす(目安) |
インジケーターの基本的な使い方
HIGH/BUY(上方向)
- MAクロス:短期SMAが長期SMAを上抜け。
- ADX確認:ADXがしきい値(例:20〜25)以上、もしくは上向き。
- シグナル:上矢印などの買いサインが足確定で表示。
- エントリー:確定足の次足でIN。
- 出口:
- BO … 判定3本先を基本。
- FX … 直近安値の外へSL、利確は次のレジスタンス or RR 1:1〜1:1.5。
LOW/SELL(下方向)
- 上記を反転(短期SMAが長期を下抜け、ADX基準クリア、下矢印確定 → 次足でIN)。
補助の見方
- 小さな丸マークや小矢印は“利確の目安/反転注意”として使う
精度を上げて勝率をあげる戦略
1) トレンドフォロー × 押し目・戻り売り
- 上位足(例:M30/H1)のMA方向と一致するシグナルのみ採用。
- 押し目(戻り)で短期SMAにタッチ→再クロス方向へ再始動+ADX基準クリアを待つ。
2) ブレイクアウト併用
- 直近高安に水平線。ブレイク+MAクロス+ADX基準の三位一体でエントリー。
- 初動後は“1本待つ”だけでダマシが減るケースが多い。
3) 判定時間(BO)の調整
- ボラが低いときは+1本延長、急伸急落直後は1本短縮も検討(検証必須)。
パラメータ調整の考え方
- SMA期間:短期を短くするとシグナルは早いがノイズ増、長期を長くすると厳選される。
- ADX期間:一般的には14が多い。期間を伸ばす=鈍感、短くする=敏感。
- アラート:確定足のみ通知にして無駄なプッシュを減らす。
よくある失敗と注意点
- 矢印だけで飛び乗る → MAクロス+ADX基準の“ダブル条件”を必ず確認。
- 未確定バーのシグナルで入る → 確定待ち。
- レンジ中央のサイン採用 → ブレイク余地がないため期待値が下がる。直近高安との位置関係を必ずチェック。
- ニュース突入 → 高インパクト指標の前後30〜60分は休む。
- 過剰最適化 → バックテストにだけ強い設定はNG。別期間フォワードで再検証。
- 資金管理不足 → 1トレードは口座の1〜2%、3連敗で小休止などの安全弁を。
まとめ
MTH ADX SMA Cross は、MAクロスで方向を捉え、ADXで勢いを担保する王道の短期システム。
欧州〜米国時間 × M5〜M15 ×(BOなら)3本先を基本に、上位足方向・水平線・ニュース回避・資金管理を組み合わせれば、再現性の高いルールに仕上がります。
ID取得中…