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どんなインジケーター
Alex5757000 – Multi Moving Average は、複数の移動平均(MA)を複数時間足(MTF)で同時に監視し、
サブウィンドウに 上昇=水色ドット/下降=赤ドット のように行ごとに可視化するトレンド判定インジケーターです。
チャートを汚さずに「今、どの時間足のどのMAが上向き(または価格が上)か」を一覧で確認できます。
インジケーターの特徴
- MTF対応:M5/M15/M30/H1/H4…を横断してMAの状態を同時表示
- 複数MA:SMA/EMA/SMMA/LWMAなどから複数期間を登録(20/50/100/200 など)
- 表示はドット:各行が “MAの傾き” もしくは “価格がMAの上/下” を色で表示
- アラート:上位まで方向が揃ったときや反転時に通知
目的
マルチタイムフレームで方向一致(コンフルエンス)を素早く発見し、
エントリーは上位順張り+下位トリガーで迷いを減らす。
インジケーターの基本的な見方
- 水色(Bull):上昇優勢(MA上向き or 価格がMA上)
- 赤(Bear):下降優勢(MA下向き or 価格がMA下)
- 交錯:色が混在=レンジ/調整局面
- 全面同色:上位〜下位まで方向一致=動きやすい地合い
セットアップのおすすめ
- 時間足セット:M5/M15/M30/H1/H4(デイトレ向き)
- MA期間:20/50/100/200(EMA推奨)
- 判定方式:まずは「価格がMAの上/下」→慣れたら「傾き」モードに
- アラート:5本以上が同方向に揃ったら通知、H1/H4が反転したら警戒
パラメーター設定&解説

項目 | 現在値 | 和訳 | 解説 |
---|---|---|---|
MA1 | ― | 第1移動平均の設定 | 見出し(説明行) |
MA1_Period | 13 | 期間 | 短いほど感度↑、長いほど安定↑ |
MA1_Mode | 1 | 種類 | 0=SMA / 1=EMA / 2=SMMA / 3=LWMA |
MA1_Price | 4 | 価格 | 0=Close / 1=Open / 2=High / 3=Low / 4=Median(HL2) / 5=Typical / 6=Weighted |
MA2 | ― | 第2移動平均の設定 | |
MA2_Period | 34 | 期間 | 中期の傾向を把握 |
MA2_Mode | 1 | 種類 | EMA |
MA2_Price | 4 | 価格 | Median(HL2) |
MA3 | ― | 第3移動平均の設定 | |
MA3_Period | 55 | 期間 | やや長期の傾向 |
MA3_Mode | 1 | 種類 | EMA |
MA3_Price | 4 | 価格 | Median(HL2) |
MA4 | ― | 第4移動平均の設定 | |
MA4_Period | 89 | 期間 | 長期の地合い確認 |
MA4_Mode | 1 | 種類 | EMA |
MA4_Price | 4 | 価格 | Median(HL2) |
Visual | Display parameters | 表示設定ヘッダ | 以下の描画に関する項目の見出し |
Wingdings | 0=矩形 / 1=矢印 | シンボル種別の説明 | 実際の選択は次行「Bar_Wingdings」で指定 |
Bar_Wingdings | 0 | シンボル選択 | 0=四角ドット、1=矢印で表示 |
Bar_Width | 0 | 太さ | ドット/矢印の太さ。0=最小 |
Bar_Color_Up | DeepSkyBlue | 上昇色 | Bull判定の色 |
Bar_Color_Down | Red | 下降色 | Bear判定の色 |
P1_Position / P2_Position / P3_Position / P4_Position | 4 / 3 / 2 / 1 | 各行の表示位置 | サブウィンドウ内の縦並び順(数値が大きいほど下段)。行の並べ替えに使用 |
Gap | 0.6 | 行間隔 | ドット列どうしのスペース |
Set_Label | Labels setting | ラベル設定ヘッダ | |
Show_Label | true | ラベル表示 | 各行のテキスト(MA名/期間など)を表示するか |
V_Label / V_Shift | Vertical shift / 0.5 | 縦方向の微調整 | テキストラベルの上下位置オフセット |
H_Label / H_Shift | Horizontal shift / 20 | 横方向の微調整 | テキストラベルの左右位置オフセット |
UP_DN | MA vs Price | 価格に対する位置 | 「価格がMAの上/下」や「傾きの上昇/下降」をテキスト色で示すための見出し |
Text_Color_UP | DeepSkyBlue | 上方向のテキスト色 | 価格がMA上 / 上昇傾きなどの状態色 |
Text_Color_Down | Red | 下方向のテキスト色 | 価格がMA下 / 下降傾きなどの状態色 |
- MA期間は 13/34/55/89(Fibo系EMA)で短中長の方向を俯瞰。
- サブウィンドウが全面同色なら順張り、色が混在なら様子見。
- 行の順番は P1–P4_Position で並べ替え(上=短期、下=長期など)。
実戦で使える4つの戦略
1) 方向一致の順張り(王道)
- 条件:H1/H4 とも水色(買い)/赤(売り)。
- トリガー:下位足(M5~M15)で直近高値/安値ブレイク or MA回帰からの再反発。
- SL/TP:SL=直近スイング外+ATR×1.0、TP=次の節目 or R=1.5~2.0。
2) ブレイク&リテスト+MTFフィルター
- レンジ上限/下限を引き、上位が同色の方向だけ採用。
- ブレイク→リテストで色が維持されていれば成行/指値で。
3) 反転初動キャッチ(段階的)
- H4が赤→水色へ初反転、H1/M30も追随し始めたら「お試しロング」。
- ドットが再び混ざる/反対色に戻ったら撤退。波に乗れば分割増し。
4) 撤退判断の見える化
- 保有中に上位の一段(H1→H4)で色反転=勢い鈍化。
- 半分利確+ストップを建値/AMA等へ引き上げ、ブレイク再開なら追随。
チューニングのコツ
- ノイズが多い → MAをEMA→SMAに/期間を長めに
- シグナルが遅い → 下位足を追加/Slope(傾き)判定に切り替え
- 機会損失 → 監視MAを20/50/100の3本に(200は環境認識だけでもOK)
シグナルの早見表
MTF状態 | 解釈 | アクション |
---|---|---|
全面 水色(Bull) | 上位まで順張り優勢 | 押し目の高値ブレイクでロング |
全面 赤(Bear) | 下落継続の可能性大 | 戻りの安値割れでショート |
色が混在 | レンジ/調整 | Damiani/ADX>20 まで待機 |
上位が反転 | トレンド転換の兆し | 一部利確+建値ストップへ |
失敗を減らすチェックリスト
- ✅ 未確定足の色変化で飛び乗らない(確定で判断)
- ✅ 指標直前直後は見送り(スパイクで全面色替え→元戻りの罠)
- ✅ 固定SLとR倍を事前に設定(ATR×係数で標準化)
- ✅ MAの並び順(20→50→100→200)まで整っていれば“強トレンド”
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