


ATR Separate Labeled Indicatorとは
ATR(Average True Range=平均変動幅)をサブウィンドウにラインで表示し、左上に
Curr ATR(現在のATR) と Prev ATR(1本前のATR) を数値で出すインジケーター。
いまのボラティリティが「上がっているのか/下がっているのか」を即判断できます。
インジケーターの基本設定
- 期間(Period):14(短期10–14、中期20–21)
- 平滑化:Wilder(RMA)推奨。EMA/SMAでもOK
- 表示:Curr/Prevのラベルを見やすい位置に
インジケーターの見方のコツ
- Curr > Prev:ボラ拡大=ブレイク/トレンド狙いが有利
- Curr < Prev:ボラ縮小=レンジ・見送り・サイズ縮小
- ラインが谷→山:ボラ転換のサイン
パラメーター設定&解説

| 英語(パラメーター) | 現在値 | 日本語 | 解説 |
|---|---|---|---|
| AtrPeriod | 14 | ATR期間 | Average True Range を計算する本数。14が標準。短期は10〜14、ゆったり見るなら20〜21。 |
| to | —Text Object Settings— | テキスト設定セクション | 区切り用の見出し。表示や計算には影響しません。 |
| Text_X_Offset | 20 | テキストのXオフセット | サブウィンドウ左端(または基準位置)からの横方向のずらし量(px)。ラベルの位置調整に使用。 |
| CommentTxtSize | 10 | ラベル文字サイズ | 「Curr ATR / Prev ATR」などの表示文字のサイズ。 |
| CommentColor | White | ラベル文字色 | テキスト(コメント)の色。背景とのコントラストが高い色を選ぶと視認性が向上。 |
使い方の目安:AtrPeriod=14を基準に、銘柄や時間足のボラに合わせて±5程度で微調整。ラベルが重なる場合は Text_X_OffsetやCommentTxtSizeで見やすく配置してください。
すぐ使えるトレード戦略3選
- ATRフィルタ+順張り
- デイのレンジブレイク
- 条件:当日値幅が ≈ 1×ATR 未満で推移
- 仕掛け:高安に ±0.3×ATR のバッファを置き、抜け方向へ
- 管理:戻しが0.5×ATR以内なら継続
- 極端なボラ後の収束(短期逆張り)
- 条件:スパイク後に Curr が Prev を明確に下回る
- 仕掛け:ミーン回帰狙い。SLは1×ATR以内でタイト
よくある失敗と対策
- 方向は示さない → MA・プライスアクションで方向を合わせる
- 指標直後はATRが跳ねやすい → 見送り
- pips換算ミス → ブローカーの桁数に注意(ポイント⇔pips)
エントリー前チェック
- 上位足の方向と一致しているか
- Curr ATR と Prev ATR の関係(拡大/縮小)は?
- SL=k×ATRで R≥1.5 を取れるか
- 重要指標の直前/直後ではないか
まとめ
ATR Separate Labeled は「いつ・どれだけ狙うか」を数値で決められる便利ツール。
方向決め(MA/構造)+仕掛け(ブレイク/リテスト)+リスク(ATR×係数)をセットにすると安定します。










