


bb_macd_cct(BB MACD / CCT版)とは
MACD にボリンジャーバンドを重ねたオシレーターです。
サブウィンドウに
- 赤/青のドット=MACDヒストグラムの代用(ゼロライン周りに表示)
- 2本のバンド(上下の青ライン)=MACDのボラティリティを表すボリンジャーバンド
が描かれ、勢い(モメンタム)と過熱度を同時に把握できます。
直感:
- ドットが青→強気(MACD>シグナル/ゼロ)
- ドットが赤→弱気(MACD<シグナル/ゼロ)
- バンド幅が狭い=エネルギー蓄積、広い=トレンド進行
- ドットがバンド外に飛び出す=モメンタム急伸(または行き過ぎ)
インジケーターの仕組み
- MACDライン=EMA(短期) − EMA(長期)
- シグナル=MACDラインのEMA
- ボリンジャーバンドを MACDラインに適用(中心はゼロ or MACDの平均。実装により微差)
- 表示:
- ドット(色付き)=MACDヒストグラム相当
- 上下バンド=MACDの標準偏差レンジ
パラメータの目安
| 用途 | 短期EMA | 長期EMA | シグナル |
|---|---|---|---|
| スキャル(M1–M5) | 12 | 26 | 9 |
| デイトレ(M5–M15) | 34 | 55 | 13 |
| なめらか重視 | 144 | 233 | 21 |
まずは12/26/9か34/55/13で検証 → 銘柄のボラに合わせて微調整。
バンドのσ(偏差)が設定できる版なら 2.0 を基準に 1.8–2.5 で調整。
パラメーター設定&解説

| 英語(パラメーター) | 現在値 | 日本語 | 解説 |
|---|---|---|---|
| FastLen | 144 | 短期EMA期間 | MACDの短期指数移動平均(EMA)の本数。小さいほど反応が速くなりノイズも増える。大きいほど滑らかで遅行。 |
| SlowLen | 233 | 長期EMA期間 | MACDの長期EMAの本数。大きくするほど基調を重視(トレード頻度は減るが安定)。 |
| Length | 21 | シグナル期間 | MACDラインを平滑化するEMAの本数(シグナル)。数値を下げるとクロスが増え、上げるとダマシが減るが遅れる。 |
| StDv | 1.1 | 標準偏差倍率(ボリンジャー) | MACDに重ねるボリンジャーバンドのσ倍率。値を大きくするとバンドが広がり、外側到達が減る(厳しめ)。小さくすると外側到達が増える(敏感)。 |
目安:スキャルは 12/26/9、デイトレは 34/55/13、なめらか重視は 144/233/21 など。StDv は 1.1〜2.0 の範囲でボラに合わせて調整してください。
すぐ使えるトレード手法
1) スクイーズ→ブレイク順張り(再現性◎)
狙い:エネルギー解放の初動に乗る。
条件:バンド幅が収縮 → ドットがゼロラインをまたいで一方向に連続。
IN:ブレイク方向のドット色が3〜5個連続で確定したらエントリー。
SL/TP:直近スイング外+ATR×0.5、R=1.5〜2.0で分割利確。
補足:上位足(例H1)も同方向なら精度UP。
2) トレンド押し目・戻り(継続型)
狙い:トレンド中の健全な調整から再加速を拾う。
条件:上位足で青(or赤)優勢。調整でドットがゼロ近傍まで縮む→再び元の色に回帰。
IN:色回帰の確定足。
SL/TP:押し安値/戻り高値の外+ATR、R=1.5以上。
3) バンド外→内回帰の反転(上級・逆張り)
狙い:行き過ぎの解消。
条件:ドットが上バンド外でクローズ → 次足でバンド内回帰確定なら短期売り(下側は買い)。
TP:まずゼロライン、続いて反対バンド。
注意:強トレンド中は失敗しやすい。必ず構造(高安/ライン)確認を。
メリット/デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
|
|
エントリー前の推奨チェックリスト
- 上位足は同方向?
- ドット色の連続・ゼロライン位置・バンド幅(収縮 or 拡大)はどうか?
- 根拠は2つ以上(例:BB MACDのブレイク+価格のリテスト)。
- 期待リスクリワード R≧1.5 を確保できる?
まとめ
- bb_macd_cct は「MACD×ボリンジャーバンド」で勢いと過熱を同時に読むインジ。
- 使い所は スクイーズ後の順張り と トレンド押し目/戻り。
- 確定足・MTFフィルタ・ATRを組み合わせるとダマシを減らして安定します。










