目次


どんなインジケーター
赤い四角でH4の高値・安値・始値(水平線)・終値を視覚化し、上位足の値幅・ブレイク水準・リトレース(半値)を下位足で正確に観察できます。
- 目的
上位足(例:H1/H4/D1)のローソク1本=高値・安値・始値・終値を、現在見ている下位足(M1〜M30など)にボックス表示。
- 効果:
- 上位足の高安(レンジ境界)が一目で分かる
- 始値ライン・半値(50%)を基準に「押し目・戻り目」の精度UP
- ブレイクアウトやフェイク(だまし)を、下位足の足型で検証可能
- 典型表示
- ボックス枠=上位足の高値・安値
- 水平線=始値(必要に応じて終値・ミドルラインも)
- 縦ライン=上位足の切り替えタイミング
インジケーターの主な機能・表示
- 上位足選択(例:H1/H4/D1/W1)
- 色・太さ・透明度のカスタム
- 表示本数(Lookback)の設定(直近N本の上位足箱を表示)
- Open/Close/Midline(50%)のオン/オフ
- ラベル表示(TF名、高安値価格 など)
画像では、H4の箱がM5上に描かれ、始値の水平線と次のH4開始の縦線が見えます。
インジケーターの基本的な使い方
- 上位足を決める:トレードスタイルに合わせてH1/H4/D1を選択。
- 箱の接点を観察:高値・安値・始値・半値(50%)での反応を下位足で確認。
- トリガー:下位足のプライスアクション(ブレイク&リテスト、ピンバー、インサイド→アウトサイド、MAクロス など)でエントリー判断。
- リスク管理:
- 損切=箱の反対側の外(ブレイク失敗対策) or 直近スイング外+ATR×1.0~1.5
- 利確=箱の反対側エッジ、次の上位足箱、またはR(リスクリワード)1.5〜2.0で分割
パラメーターの設定&解説

パラメーター | 初期値 | 説明 |
---|---|---|
TimeFrame | 240 |
上位足の時間足(分指定)。 240=H4(4時間足)。例:60=H1、1440=D1、10080=W1、43200=MN1。 |
UpCandle | Blue | 上位足の陽線の色(ボックス/ライン)。 |
DnCandle | Red | 上位足の陰線の色(ボックス/ライン)。 |
DojiColor | Blue | 上位足の同時線(Doji)の色。区別したい場合は別色に。 |
Width | 2 | ボックスや水平線の太さ。数値を上げるほど太く表示。 |
CustomCandleTimeShift | 2 |
上位足ボックスを横方向にずらす下位足バー数。 0=そのまま/正の数=右へ/負の数=左へ(重なり回避に便利)。 |
BGCandle | false | ボックスの塗りつぶし有無。true=塗りつぶし/false=枠線のみ。 |
実践戦略
戦略A|「前H4レンジ・ブレイク&リテスト」
- 条件:前H4箱の高値/安値ブレイク、かつ現H4で同方向に維持。
- トリガー:M5〜M15でリテスト→反発の足型(包み足/小戻し)を確認。
- 損切:ブレイクした境界の反対側にスリム(5〜15pips+ATRの一部)。
- 目標:次の上位足箱のエッジ or R=2.0。
戦略B|「始値ライン回帰(始値=公平価格)」
- 使う線:上位足のOpen(始値)とMidline(50%)。
- 条件:ブレイク後に始値または半値への回帰が起き、下位足で再度トレンド再開の足型。
- 目標:直近高安/次箱のエッジ。
- メリット:良い押し目・戻りを抽出しやすい。
戦略C|「箱内レンジの端→端」
- 条件:上位足が方向感薄い(箱内に滞在)。
- 入口:箱の上限/下限での逆張りの反転足+ボラフィルター(Damiani/ATR)で「動くタイミングのみ」。
- 目標:対側エッジ。
- 注意:ニュース前後は見送り(急拡大のだまし回避)。
相性の良い補助指標
- Damiani Volatmeter / ATR:動く時間帯だけ入る(ノイズを除外)
- Supertrend / 移動平均の傾き:方向性の裏付け
- OBV / Tick Volume:ブレイク時の勢い確認
- MACDダイバージェンス:箱端の反転検証
よくある設定と目安
項目 | 推奨 | ポイント |
---|---|---|
上位足(TimeFrame) | H1 / H4 / D1 | スキャ=H1、デイ=H4、スイング=D1が目安 |
表示本数(Lookback) | 3〜5本 | 直近構造だけに集中しやすい |
始値ライン / 半値ライン | ON | 押し戻りの基準として機能しやすい |
色・太さ | 上位足ごとに色分け | H4=赤、D1=青などで誤認防止 |
失敗しないコツ
- 箱の境界だけで成行エントリーしない:必ず下位足の確定サインで。
- ニュース前後は見送り:箱抜けに見えてもフェイク多発。
- 複数箱の重なり(前H4と現H4、D1の重合)は強い節目。反応を優先。
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