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MA_Crossover_Alert とは
2本の移動平均(MA)のクロスオーバーを検出して
- チャート上に 上向き/下向き矢印 を表示
- ポップアップ/音/メール/プッシュ でアラート通知
するシンプルな トレンド追随型 のインジケーターです。
一般的には - Fast MA(短期) が Slow MA(長期)を上抜け → 買い(ゴールデンクロス)
- Fast MA が Slow MA を下抜け → 売り(デッドクロス)
として扱います。スクショのように、緑の上矢印=買い、赤の下矢印=売りの初動シグナルになります。
インジケーターのロジック
- 指定した 期間・方法(SMA/EMA/SMMA/LWMA 等)で Fast/Slow の2本のMAを計算
- 直近バーで Fast と Slow の位置関係が反転 したら “クロス確定”
- そのバーの確定時点で矢印を描画し、設定に応じてアラート
※ 多くのビルドは バー確定でシグナル固定(リペイントなし)。「確定前に点灯→消える」現象を避けたい場合は“Closeで判定”の設定にしておきましょう。
インジケーターの基本的な読み方
- 買い優勢:Fast > Slow かつ 価格が2本のMAより上。
- 売り優勢:Fast < Slow かつ 価格が2本のMAより下。
- レンジ警戒:クロスが短間隔で多発(矢印だらけ)=ノートレ or フィルター強化。
パラメーター設定&解説

| 英名 | 日本語 | 現在値 | 解説 |
|---|---|---|---|
| SoundON | サウンド通知 | true | クロス確定時に音で知らせます。バックグラウンド作業時の見逃し防止に。 |
| EmailON | メール通知 | false | メール送信の有無。使用する場合は「ツール → オプション → メール」でSMTP設定が必要です。 |
| FastMA_Mode | 短期MAの方式 | 3 | MA種別: 0=SMA, 1=EMA, 2=SMMA, 3=LWMA(線形加重)。反応が速く、クロスが増えます。 |
| FastMA_Period | 短期MAの期間 | 3 | 非常に短い設定(超敏感)。ダマシが増えるため、価格位置や上位足フィルターと併用推奨。 |
| FastPriceMode | 短期MAの適用価格 | 6 | 価格種別:0=Close,1=Open,2=High,3=Low,4=Median(H+L)/2,5=Typical(H+L+C)/3, 6=Weighted(加重終値=(H+L+C+C)/4)。終値を重視した滑らかな反応になります。 |
| SlowMA_Mode | 長期MAの方式 | 3 | LWMA。トレンドの傾きを素早く反映(SMAより敏感)。 |
| SlowMA_Period | 長期MAの期間 | 34 | 中長期の基準。短期3と組み合わせると初動は速いが騒がしくなりやすいです(例:9×34や13×48なども検討可)。 |
| SlowPriceMode | 長期MAの適用価格 | 6 | 短期と同じく Weighted(加重終値) を使用。 |
- 実運用ヒント:レンジで矢印多発を避けるため、終値が両MAの外にあるときだけ採用/上位足(例:H1の200EMA)と同方向のみ採用が◎。
- 期間の目安:スキャル=M1/M5で
5–8 × 21、デイトレ=M5/M15で9 × 34、スイング=H1以上で20 × 50など。まず既定値で検証→必要に応じて微調整。 - 通知まわり:SoundONは音、EmailONはメール。メールは事前のSMTP設定が必須です。プッシュ通知対応版なら「通知」もONに。
すぐ使えるトレード戦略4選
1) 王道の順張りクロス+フィルター
- 環境:上位足の 200EMA で方向を決め、片側のみエントリー
- 買い:上位足が上。Fast が Slow を 上抜け確定 + 終値が 両MAの上
- 損切り:直近押し安値の外側 or ATR(14)×1.2
- 利確:1R~2R または前回高値/ピボット
2) クロス後の“押し戻り再開”
- 手順:クロス確定 → 価格が Slow まで軽く戻る → Fast が再び傾き直す
- エントリー:再上向き/下向きの確定足でIN
- 損切り:Slow の反対側+少し
3) MTFクロスの同期(精度UP)
- 条件:下位足(M5)のクロスが、上位足(M15/H1)の方向と一致
- 使い方:上位足のFast>Slowの間は買い矢印のみ採用(売り矢印は無視)
4) フェイク回避の“価格位置”フィルター
- 採用:矢印が出たバーの終値が BBミドル/20EMAより外側 の時だけ
- 回避:矢印が出ても 2本のMAのあいだ なら見送り
時間足別・初期セット
- スキャル(M1–M5):8EMA × 21EMA、UseBarClose=true、アラートON
- デイトレ(M5–M15):9EMA × 34EMA または 13EMA × 48EMA
- スイング(H1–D1):20EMA × 50SMA、長期は50SMA × 200SMA(ゴールデン/デッドクロス)
相性の良い“合わせ技”
- ATR:SL/TP をボラ連動に
- ピボット / ラウンド / プロファイル(VAH/VAL):節目×クロスで期待値UP
- RSI/CCI/3D Oscillator:勢いの再点火やダイバージェンスの手仕舞いに
メリット&デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
|
|
まとめ
MA_Crossover_Alert は、移動平均クロスを“矢印+通知”に落とし込み、初動~再開のタイミングを機械的に拾う道具。
- バー確定判定+上位足フィルター+価格位置(両MAの外) の3点を徹底し、
- ATR・節目でリスクと利確をルール化すれば、シンプルでも十分戦えます。
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