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Ma_Distance_From_Priceとは
相場は「価格が移動平均から大きく乖離すると、平均値に回帰する傾向」があるため、この特性を利用して 反転サインやトレンド継続の判断 に役立てます。
チャート上には 矢印(上向き・下向き) でエントリー候補が表示されるため、初心者にもわかりやすいのが特徴です。
インジケーターの仕組み
- 計算方法
- 価格(Closeなど)- 移動平均値(SMAやEMA)
- プラス → 価格が移動平均より上
- マイナス → 価格が移動平均より下
- シグナル表示
- 白矢印(上向き):買いエントリー候補
- オレンジ矢印(下向き):売りエントリー候補
- 時間足対応
M5〜H4など幅広い時間足で利用可能ですが、デイトレ・スキャルピングで効果を発揮します。
インジケーターの基本的な使い方
1. 逆張りエントリー
- 価格が移動平均から大きく離れ、矢印サインが出たら反転を狙う
- トレンドの一時的な行き過ぎを利用して小さな利幅を取る戦略
2. トレンドフォロー
- 上昇トレンド中 → 白矢印で押し目買い
- 下降トレンド中 → オレンジ矢印で戻り売り
- 移動平均(例:MA200)でトレンド方向を確認してフィルタリング
3. ダイバージェンス確認
- 価格は高値更新しているが、乖離度が縮小 → 上昇の勢いが弱まっているサイン
- 価格は安値更新しているが、乖離度が縮小 → 下落の勢いが弱まっているサイン
パラメーターの設定&解説

変数 (英語) | 値 | 日本語訳 | 解説 |
---|---|---|---|
MaPeriod | 9 | 移動平均期間 | 使用する移動平均線の期間。短期は敏感、長期は安定的なサインを生成 |
MaShift | 0 | 移動平均シフト | 移動平均線を前後にシフト。通常は0で使用 |
MaMethod_0to3 | 3 | 移動平均の種類 | 0=SMA、1=EMA、2=SMMA、3=LWMA。3は加重移動平均 |
AppliedPrice_0to6 | 0 | 適用価格 | 0=終値、1=始値、2=高値、3=安値など。ここでは終値を使用 |
PipBuffer | 15 | ピップバッファ | 価格とMAの乖離幅(pips)。大きいほどサインが減り、小さいと頻発する |

戦略例
📌 戦略①:スキャルピング逆張り
- 5分足 or 15分足で利用
- 価格が急伸(急落)し、移動平均から大きく乖離
- 矢印サイン点灯で逆張りエントリー
- 利確:5〜15pips、損切り:直近の高値・安値
📌 戦略②:デイトレ・押し目買い/戻り売り
1時間足でトレンド方向を確認
- 上昇トレンドなら白矢印出現時にロング
- 下降トレンドならオレンジ矢印出現時にショート
- 利確:直近のサポート・レジスタンス、損切り:矢印の反対方向が出た時
📌 戦略③:インジケーター併用
- RSI・ストキャスティクス
→ 買われ過ぎ/売られ過ぎと同時に確認し、精度アップ - ボリンジャーバンド
→ バンド外+矢印サイン → 強力な反転サイン - 移動平均(EMA200など)
→ トレンドフィルターとして利用
メリットとデメリット
メリット
- 矢印サインで直感的に売買ポイントが分かる
- 逆張り・順張り両方に対応可能
- 単純で初心者にも扱いやすい
デメリット
- レンジ相場では騙しが多発
- 単体では勝率が安定しにくい
- パラメータ調整が必要(時間足や通貨ペアによって最適値が異なる)
まとめ
Ma_Distance_From_Price は、移動平均からの価格乖離を利用して売買サインを表示する便利なインジケーターです。
スキャルピングの逆張りから、デイトレのトレンドフォローまで幅広く応用可能ですが、単独使用よりも RSI・ボリンジャーバンド・移動平均線 などと併用することで精度が大幅に向上します。
👉 特に「価格の行き過ぎ」を狙う逆張り戦略と相性が良いので、短期トレーダーにおすすめです。
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