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NonLagZigZag_v2[1]-2とは
- 何をする?
価格のスイング高値/安値を検出し、黄色の折れ線で結ぶ“ジグザグ”系。 - NonLag版の特徴
従来のZigZagより、NonLagMA(遅延を抑えた平滑化)を使って転換点の検出を早める設計。 - 注意点
最終の“進行中の脚”は確定まで位置が動く(リペイントは仕様)。エントリーサインとしてではなく、相場構造の可視化ツールとして使うのが正解。
インジケーターの仕組み
- 価格データを NonLagMA などで平滑化
- 一定の深さ(Depth)・乖離(Deviation)・戻り幅(Backstep)の条件を満たした時点で“スイング確定”
- スイング点同士をラインで結び、トレンドの波を見える化
画像のように、上昇→天井→下降の大きな波が一筆書きで把握できます。
パラメーター設定&解説

| 変数名 | 値 | 日本語名 | 解説(役割・使いどころ) |
|---|---|---|---|
| Price | 0 | 適用価格 |
0=終値(標準)。1=始値/2=高値/3=安値/4=HL/2/5=HLC/3/6=HLCC/4。 終値はノイズが少なく一般的。高値/安値にすると転換検出がやや敏感に。 |
| Length | 100 | NonLagMA期間 |
波の滑らかさを決める。小さくすると反応が速く山谷が増える/大きくすると滑らかで主要な波のみ抽出。 100は“滑らか寄り”で短期足では点が少なめ。 |
| PctFilter | 2.0 | 最小スイング幅(%) |
前極値から価格が何%動いたら転換と認定するか。小さくすると小波も拾う(ノイズ増)/大きくすると大波だけ。 例:価格3,760なら2.0%≒約75の変動が必要。 |
※ 基本の考え方:Length=波の滑らかさ、PctFilter=波の最低サイズ。短期足は小さめ、スイングは大きめに。
※ ジグザグは進行中の最終点が動く仕様。確定した山谷のみを根拠に使うのがコツです。
インジケーターの基本的な使い方
- 波の向きでトレンドを判定:
連続する“高値切上げ・安値切上げ”=上昇、逆なら下降。 - トレンドラインをスイング点で結ぶ:
上昇なら“谷を結ぶ”、下降なら“山を結ぶ”。 - 構造の認識:
ダブルトップ/ボトム、N波(押し安値/戻り高値)、AB=CD、エリオットのカウント補助に最適。 - フィボナッチやS/Rと重ねて、押し目・戻り売りの位置を特定。
トレードルール3選
ルールA:順張り(押し目/戻りの“二波目”狙い)
- 条件:
- 上昇トレンド(ジグザグの谷が切り上がり)
- 調整の小波が終わり、直近戻り高値(前の山)を上抜け
- エントリー:上抜けで成行 or Buy Stop
- 損切り:直近の谷の少し下(+ATR(14)×0.2)
- 利確:1.5〜2.0R、または次のスイング高値手前で分割
下降なら売りで同様(直近押し安値割れで Sell)。
ルールB:トレンドライン・ブレイク+リテスト
- 手順:
- 下降波の山を結んだTLを引く
- ブレイク確定を待つ
- TLリテストで反発→エントリー
- 根拠の重ね方:リテスト地点がフィボ38.2〜61.8%や水平S/Rに重なると強い
ルールC:波幅統計(AB=CD)
- 直近ABの値幅を計測し、同値幅(=CD)を投射して利確ターゲット設定
- 高勝率というより利確の一貫性を担保する用途に
併用で精度アップ
- EMA50/200 or 一目雲:大局の方向フィルタ
- ATR:損切り幅・トレーリングの規格化
- オシレーター(RSI/MACD/OSMA):ジグザグ天底付近のダイバージェンス確認
- ピボット/前日高安:到達ターゲット
リスク管理
- SL:直近スイング外+ATR(14)×0.2〜0.3
- TP:1Rで半分→建値、残りを次のスイングまたはAB=CD到達で
- 指標回避:重要指標の前後15〜30分は様子見
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