


OSWAD-RSI(オスワドRSI)とは
RSIの動きをベースに売買シグナルを矢印で表示するタイプのテクニカルインジケーターです。
RSIの「買われすぎ」「売られすぎ」ゾーンのブレイク、またはRSIとシグナル線のクロスなどを条件に、上向き(買い)・下向き(売り)矢印をチャート上に描画します。
アラート(ポップアップ通知・音・スマホプッシュ)機能を備えるバージョンも多く、トレーダーが反応しやすいタイミングを可視化するツールです。
インジケーターの基本仕様
OSWAD-RSIは、RSIの特性を利用して相場の過熱感を数値化し、一定条件を満たした時に矢印でエントリータイミングを表示します。
主な仕組み:
- RSIが「30以下→上抜け」で買い矢印
- RSIが「70以上→下抜け」で売り矢印
- 確定足で確定(リペイントを防ぐ)
- スムージング機能でノイズ除去
- 通知(アラート)機能搭載
パラメータ設定&解説

OSWAD-RSI|パラメーター和訳と解説
画像に表示の設定:「RSIPeriod1=14」「RSIPeriod2=28」
| 変数名 | 日本語 | 説明 | 設定例 |
|---|---|---|---|
| RSIPeriod1 | RSI期間(短期) | 短期のモメンタムを測定。反応が速くシグナル感度が高い。 | 14(標準) |
| RSIPeriod2 | RSI期間(長期) | 中期の方向性を測定。ノイズを抑えトレンド把握に使う。 | 28(長期) |
仕組み
| タイプ | ダブルRSI(短期RSIと長期RSIの組み合わせ) |
|---|---|
| 主なトリガー | RSI(14) と RSI(28) のクロス、またはRSIのゾーン離脱(配布版により異なる) |
| 役割分担 | RSI14=短期の勢い/RSI28=中期の方向性 |
| 出力 | 買い矢印(上向き)/売り矢印(下向き)、必要に応じてアラート |
シグナルの解釈
| 状況 | 意味 | 行動目安 |
|---|---|---|
| RSI14 が RSI28 を上抜け | 短期勢いが中期方向を上回る=強気化 | 買い検討(直近高値ブレイクでエントリー) |
| RSI14 が RSI28 を下抜け | 短期勢いが弱含み=弱気化 | 売り検討(直近安値ブレイクでエントリー) |
| RSIが30/70ゾーンを離脱 | 過熱状態からの反転シグナル | 反転のローソク足(包み足/ピンバー)で確認 |
インジケーターの基本的な使い方
- 相場環境を把握する
移動平均線やADXを用いて、トレンド相場かレンジ相場かを確認します。 - 矢印は“トリガー”として扱う
矢印が出たら即エントリーではなく、ローソク足の形や直近高安値を確認。 - 確定足で判断
点滅中は未確定のため、確定して矢印が残った段階で判断します。 - 損切り設定
直近スイング+スプレッドの外側へ設定し、リスクリワード1:1.5〜2を目安に。
トレード戦略3選
1. 順張りブレイク戦略(デイトレ〜スイング向け)
- 条件:価格がMA50/200の上(下)で推移し、矢印が出現
- エントリー:直近高値(安値)ブレイクで成行または指値
- 損切り:直近押し安値(戻り高値)−1〜2ATR
- 利確:R:R=1:2 or 日足レジサポライン付近
- ポイント:上位足RSIが50を超えている場合、精度が高まりやすい
2. 逆張りゾーン離脱戦略(スキャル・短期デイトレ向け)
- 条件:レンジ内でRSIが30/70に達し、ゾーンを離脱した際に矢印出現
- エントリー:矢印後、インサイドバーや包み足確認で成行
- 損切り:シグナル足ヒゲ外+0.5ATR
- 利確:レンジ中央、またはピボットポイント
- 注意:ADX25以上などトレンド強相場では使用を避ける
3. MTFフィルタ付き押し目/戻り売り(安定型)
- 条件:上位足RSIが50より上なら買い、50より下なら売り限定
- トリガー:下位足(M5〜M15)で矢印出現
- 損切り/利確:直近安値/高値にSL、節目ラインで利確
よくある質問(FAQ)
- リペイントしますか?
-
多くのバージョンは確定足で矢印を確定させる仕様のため、リペイントしません。
- どの時間足が使いやすい?
-
M15〜H1がバランス良好。スキャルはM1〜M5で閾値を65/35に変更。
- 併用すべきインジケーターは?
-
MA200/50、ATR、ボリンジャーバンド、ピボットライン、上位足RSIなど。
→「環境認識」と「トリガー」を分けて使うのがコツ。
まとめ
OSWAD-RSIは、RSIをベースにエントリータイミングを矢印で明確化してくれる視覚型インジケーターです。
トレンドフィルタと併用すれば精度が上がり、スキャルからスイングまで幅広く対応できます。
ただし、RSIの特性上「レンジでのシグナル多発」に注意し、上位足トレンドと併せた分析が勝率を安定させるポイントです。










