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QQEとは
RSIの動きをスムージング(平滑化)し、さらにATR(平均真実レンジ)を組み合わせることで ダマシを減らし、トレンドとモメンタムの強さを視覚化 するのが特徴です。
シンプルなRSIよりも信頼性が高く、トレンドの勢いや反転のタイミングを把握するのに適しています。
特にFXや仮想通貨のトレードにおいて広く使われています。
QQEの詳細な仕組み
- ベース:RSI
RSIをベースにすることで買われ過ぎ・売られ過ぎを数値化。 - 平滑化処理:EMA
RSIを平滑化することでノイズを低減。 - ATRを組み込み
ボラティリティに応じたシグナルを生成し、ブレイクや反転ポイントを明確化。
表示されるのは主に以下の2種類のラインです。
- QQEライン(青線):スムージングされたRSI
- シグナルライン(黄点線など):ATRを用いた判定基準
インジケーターの使い方
- ラインのクロスをシグナルとして利用
- QQEラインがシグナルラインを上抜け → 買いシグナル
- QQEラインがシグナルラインを下抜け → 売りシグナル
- RSI同様のゾーン活用
- 70以上 → 買われ過ぎゾーン
- 30以下 → 売られ過ぎゾーン
- ダイバージェンス確認
- 価格とQQEの方向が逆行している場合 → トレンド反転のサイン
パラメーター設定&解説

変数 (英語) | 値 | 日本語訳 | 解説 |
---|---|---|---|
NOTESETTINGS | — INDICATOR SETTINGS — | 設定メモ | インジケーター設定セクションを示すコメント行 |
SF | 5 | スムージング係数 | QQEラインを平滑化。大きいほど滑らか、小さいほど敏感に反応 |
NOTEALERTS | — Alerts — | アラート設定 | アラート関連項目の区切り用コメント行 |
AlertLevel | 50 | アラートレベル | 50を基準にクロス時にアラートを出す設定 |
MsgAlerts | true | メッセージアラート | trueで有効。シグナル時にMT4でポップアップ通知 |
SoundAlerts | true | サウンドアラート | trueで有効。シグナル発生時に音声通知を鳴らす |
SoundAlertFile | alert.wav | サウンドファイル名 | 再生されるアラート音ファイルの指定 |
eMailAlerts | false | メールアラート | falseで無効。trueにするとメールで通知可能 |
QQEを使った具体的な戦略
1. トレンドフォロー戦略
- QQEラインがシグナルラインをクロスした方向にエントリー
- 上昇クロス → ロング
- 下降クロス → ショート
- 他のトレンド系(MA、ボリンジャーバンド)と組み合わせると精度UP
2. オシレーター併用の逆張り戦略
- QQEが70以上 → 売り検討
- QQEが30以下 → 買い検討
- RSIやストキャスティクスと同時確認でダマシ回避
3. ダイバージェンス活用
- 価格が高値更新、QQEが更新せず → 弱気サイン
- 価格が安値更新、QQEが更新せず → 強気サイン
メリット・デメリット
メリット | デメリット |
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まとめ
QQEは「RSI+ATR」の強化版ともいえるインジケーターです。
初心者でも直感的に使いやすく、裁量トレードにおけるシグナルの信頼度を高めてくれます。特に、トレンドフォローとダイバージェンス戦略で威力を発揮します。
おすすめの使い方
- トレンド系インジケーター(移動平均線やボリンジャーバンド)と組み合わせる
- RSIやストキャスと同時に活用してエントリーポイントを絞る
- ダイバージェンスでトレンド反転を狙う
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