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Stochastic divergence_mtf+alerts nmc 2とは
ストキャスティクスのダイバージェンス(乖離)を自動検出し、上位足対応(MTF)とアラートで通知する高精度オシレーター。
価格の高安更新とストキャスの高安更新が食い違う転換の前兆を、チャート上のライン(緑=強気、赤/ピンク=弱気)と矢印で表示します。
インジケーターで何ができる?
- ダイバージェンス自動検出:
- 強気(Bullish):価格は安値更新、Stochは安値切上げ → 反発の予兆
- 弱気(Bearish):価格は高値更新、Stochは高値切下げ → 反落の予兆
- MTF(マルチタイムフレーム):下位足チャートに上位足のStoch×乖離を重ねて表示
- アラート:ポップアップ/サウンド/プッシュ通知/メールに対応(版により)
- ビジュアル:
- 価格サブ画面:上位足方向のガイド用斜線
- オシレーター画面:Stoch %K/%D と乖離ライン&シグナル
パラメーター設定&解説

| 英語名 | 値(例) | 日本語名 | 解説(運用上の意味) |
|---|---|---|---|
| TimeFrame | Current time frame | 時間足設定 | 乖離検出に用いる時間足。上位足を選べばMTF参照。 |
| StoKPeriod | 14 | %K期間 | ストキャスの感度。短いほど反応が速くなる。 |
| StoDPeriod | 3 | %D期間 | 平滑化期間。ダマシ低減。 |
| StoSlowing | 3 | スローイング | %Kの追加平滑化でノイズを抑制。 |
| StoPrice | 0 | 適用価格 | 0=終値、1=始値、2=高値、3=安値など。 |
| SignalMode | 0 | シグナルモード | 矢印生成・方向検出の方式(0=標準)。 |
| DivergearrowSize | 0 | 乖離矢印サイズ | 乖離シグナル矢印の大きさ。0は自動。 |
| arrowsUpperGap | 0.25 | 上側間隔 | 上向き矢印をローソクから離す距離。 |
| arrowsLowerGap | 0.25 | 下側間隔 | 下向き矢印のオフセット。 |
| drawDivergences | true | 乖離ライン描画 | 価格&Stochにダイバージェンス線を描く。 |
| ShowClassicalDivergence | true | 通常乖離を表示 | 反転型(高値更新×指標は切下げ/安値更新×切上げ)。 |
| ShowHiddenDivergence | true | 隠れ乖離を表示 | 継続型(押し目/戻りの継続サイン)。 |
| drawIndicatorTrendLines | true | インジ上トレンド線 | Stochサブウィンドウ内にもラインを描画。 |
| drawPriceTrendLines | true | 価格上トレンド線 | メインチャートの高安にラインを描画。 |
| divergenceBullishColor | Lime | 強気乖離色 | 反発示唆のライン色(推奨:緑系)。 |
| divergenceBearishColor | Magenta | 弱気乖離色 | 反落示唆のライン色(推奨:赤/マゼンタ)。 |
| drawLinesIdentificator | stochdiverge1 | 描画識別子 | 同系インジ併用時の衝突回避ID。 |
| divergenceAlert | true | 乖離アラート | 乖離検出時に通知を出すマスター設定。 |
| divergenceAlertsMessage | true | 乖離メッセージ | ポップアップ表示を有効化。 |
| divergenceAlertsSound | true | 乖離サウンド | 乖離用サウンドを再生。 |
| divergenceAlertsEmail | false | 乖離メール | メール送信(要設定)。 |
| divergenceAlertsNotify | false | 乖離プッシュ通知 | モバイル通知(MT4通知設定が必要)。 |
| divergenceAlertsSoundName | alert1.wav | 乖離音ファイル | 乖離時に再生するサウンド名。 |
| alertsOn | true | 通常アラートON | インジ全体のアラート機能のON/OFF。 |
| alertsOnCurrent | true | 現在足でも通知 | 未確定足で鳴らす(falseで確定足のみ推奨)。 |
| alertsMessage | true | 通常メッセージ | 標準ポップアップを表示。 |
| alertsSound | false | 通常サウンド | 通常イベントの音通知。 |
| alertsNotify | true | 通常プッシュ通知 | モバイルへ通知。 |
| alertsEmail | true | 通常メール | 通常イベントのメール送信。 |
| soundFile | alert2.wav | 通常音ファイル | 通常イベント時に再生するサウンド名。 |
実運用のコツ:alertsOnCurrent=false(確定足のみ)でダマシを低減。Classical=反転、Hidden=継続と覚えると運用しやすいです。上位足TimeFrameをH1/H4にして、下位足でエントリーを絞るMTF運用が◎。
ダイバージェンスの読み方
- 強気ダイバージェンス
- 価格:安値更新
- Stoch:安値切上げ
→ 売り圧の鈍化。押し目からの反発を狙う。
- 弱気ダイバージェンス
- 価格:高値更新
- Stoch:高値切下げ
→ 買い圧の鈍化。戻りからの反落を狙う。
- MTFを使う理由
上位足で乖離が出ていると、下位足の反発/反落の継続性が高まりやすい。
インジケーターの使い方
- 上位足で地合いを確認(H1/H4):
- 上位足で乖離シグナルが出現 → その方向を優先。
- 上位足で乖離シグナルが出現 → その方向を優先。
- 下位足でエントリー(M5/M15):
- 下位足に同向の乖離が重なったら◎
- %Kが%Dをクロスする瞬間/ゼロライン方向への鋭い反転で入る
- リスク管理
- 損切:シグナル起点の直下/直上、または直近スイング
- 利確:反発初動の直前高安、またはRR=1.5〜2.0/分割決済
- 再エントリー:押し戻しでStochが再度方向一致
トレード戦略
A. 逆張り(転換狙い)
- 条件:上位足で強気乖離+下位足で強気乖離
- エントリー:下位足Stochの%Kが%Dを上抜け
- 損切:直近安値の少し下
- 目標:1st波の戻り高値、次いでMA(50/100)
B. 順張り押し目・戻り
- 条件:上位足で上昇トレンド、下位足で弱気乖離失敗→切り上げ
- エントリー:下位足で%Kが50ライン回復、または高値更新
- 損切:押し安値下
- 目標:直近高値更新分+ATR×1
C. ブレイク前兆検知
- 条件:レンジ中に乖離の連続(失敗→再トライ)
- エントリー:レンジ上抜け/下抜けでストップを浅く
- 目標:レンジ幅、またはレンジ幅×1.5
推奨フィルタ
- ADX>20:トレンド発生時の乖離は伸びやすい
- 200EMA:EMAの上なら強気優先/下なら弱気優先
- ボリバンSqueeze:収縮後の乖離はブレイクへ発展しやすい
注意点(“乖離系”の落とし穴)
- 高安の再認定=見た目の“後出し”に見えることがある
→ 「未確定足でのアラート」をOFFにし、確定足シグナルを使うと実運用に馴染む - レンジの中央ではダマシ増
→ 20/80帯付近の乖離のみ採用、あるいはサポレジ上での乖離に限定 - MTFの遅行
→ 上位足は確度◎だが早さ×。下位足のトリガーで時間短縮する
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