


Trade-Channelとは
l相場の流れに沿った並行チャンネルを自動で描き、チャンネル内に 38.2 / 50.0 / 61.8 などの Fibonacci比率ラインをプロットしてくれるインジケーターです。
スクショのように、黄色の平行線がメインチャンネル、中央・内側に 38.2 / 50 / 61.8 のガイドが表示され、押し目・戻り目の候補や、利確の到達目安が一目でわかります。
インジケーターの特徴
- 自動チャンネル描画
直近の上昇・下降スイングを検出し、トレンド方向に並行のガイドレールを引く。 - 内部のFiboレーン
38.2 / 50 / 61.8 などの比率ラインをチャンネル内に表示。反発ゾーンや“半値戻し”がわかりやすい。 - チャンネル拡張
将来バーに水平延長するため、事前の利確・逆指値の設計に使える。 - 段差ライン(シアン)対応(バージョンによる)
週・日・セッションのレンジ基準線を同時表示できるものもあり、環境認識の補助に便利。
インジケーターの基本的な見方
- 上昇チャンネル:下辺=買いの押し目ゾーン、上辺=利確/逆張り候補
- 下降チャンネル:上辺=戻り売りゾーン、下辺=利確/逆張り候補
- 38.2 / 50 / 61.8:
- 38.2 … 強いトレンド時の浅い押し戻し
- 50.0 … 半値(もっとも観測頻度が高い)
- 61.8 … “最後の押し/戻り”になりやすい
インジケーターの使い方
- 上位足→下位足の順に確認
H4/D1 でメインチャンネルを把握 → M15/H1 でエントリーを探す「MTF運用」がおすすめ。 - エントリーは“内側→外側”
38.2〜61.8 の内側レーンで仕掛け、外側のチャンネルラインや次のフィボラインを利確目標に。 - チャンネル割れ=シナリオ見直し
終値で明確に割れたら撤退 or 反対方向の新チャンネルを待つ。
パラメーター設定&解説

trade-channel — パラメータ(和訳 & 解説)
※ 値はスクリーンショットの例(nLeft=50 / nRight=50 / filter=10)。実装により filter の単位(ポイント・pips・角度等)は異なる場合があります。
| 項目(英 / 和) | 現在値 | 役割・意味 | 調整のコツ(小さく/大きく) |
|---|---|---|---|
| nLeft 左側のピボット判定幅 |
50 | 基準バーの左側に「より高/低い足が無い本数」。山谷(スイング)の左肩をどれだけ広く見るかを決めます。 | 小さく:敏感になり山谷が増える(ノイズも増)。 大きく:主要な山谷のみ抽出(確定は遅く安定)。短期は 10–30、上位足は 40–80 が目安。 |
| nRight 右側のピボット判定幅 |
50 | 基準バーの右側に「より高/低い足が無い本数」。右肩の幅。nLeft と対で使い、転換の確定タイミングを調整します。 | 小さく:早く確定するがダマシ増。 大きく:確定は遅いが精度UP。方向ブレが多い時は nRight を nLeft より少し大きめに。 |
| filter フィルター(最小距離/値幅) |
10 | 検出したピボット間の最小距離・最小値幅などのしきい値。小さな揺れを無視し、チャンネルのガチャつきを抑えます。 | 小さく:細かい波も採用、線が頻繁に切替。 大きく:小振れを無視、太いチャンネルに限定。レンジで煩雑なら段階的に上げる。 |
トレード戦略3選
① 押し目買い/戻り売り(チャンネル順張り)
- 条件:トレンド方向のチャンネルが明確
- IN:38.2 or 50.0(反転足・ダイバージェンスで裏取り)
- TP:反対側のチャンネルライン、または次のフィボライン
- SL:直近スイングの外+ATR×0.5〜1.0
コツ:角度が急で勢いが強いときは 38.2、落ち着いている時は 50.0/61.8 を優先。
② ブレイク&リテスト(継続狙い)
- 条件:チャンネル上辺/下辺を終値でブレイク
- IN:ブレイク後のチャンネル端リテストで再開方向へ
- TP:新しいチャンネルの中央→反対側へ分割利確
- SL:リテスト水準の内側へ戻されたら薄利撤退
コツ:出来高増、BB幅拡大、ADX上昇などモメンタムの裏付けを重ねる。
③ 逆張りフェード(端タッチの反発)
- 条件:セッション後半・イベント消化後で伸び疲れ
- IN:上辺/下辺タッチ+プライスアクション(ピンバー、包み足など)
- TP:中央線 or 50.0 までの短距離
- SL:チャンネル外にわずかに出た場所
注意:トレンドデイでは控えめに。成功率は時間帯とボラに依存。
よくある質問
- どの内側ラインが一番効きますか?
-
市場・銘柄・相場環境で異なります。**半値(50.0)**は常に観測頻度が高く、
強いトレンドでは 38.2 が、調整が深い相場では 61.8 が効きやすい傾向。 - チャンネルが頻繁に切り替わる…
-
スイング認識の期間を長く、もしくは上位足チャンネルを採用。
ノイズが多い時間足では“方向フィルター”に徹するのも手。
まとめ
- トレンドのレール(チャンネル)と内側レーンを自動描画
- 押し目/戻り目/利確が定量化され、計画が立てやすい
- ブレイク→リテスト、端フェードなど王道の型に落とし込める
まずは 上位足でメインチャンネルを決め、下位足で内側レーンを使って仕掛ける。
たったこれだけで、「どこで買う/どこで利食う」の判断がスムーズになります。
Trade-Channel は、裁量の“線引き”を見える化してくれる実務ツールです。











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