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Trendline(トレンドライン)とは
Trendlineインジケーターは、チャート上の価格の高値・安値を結ぶことで「トレンドの方向性」を視覚的に示すツールです。
裁量トレードではトレンドラインを手描きすることが多いですが、このインジケーターは自動的にトレンドを検出し、ラインや帯(バンド)の形でチャートに描画してくれるのが特徴です。
相場の方向性をシンプルに把握できるため、初心者から上級者まで幅広く活用されています。
インジケーターの仕組みと特徴
- 自動でトレンドラインを描画
過去一定期間の高値や安値をベースに、上昇トレンド・下降トレンドを判別してラインを引きます。
- トレンド転換を色で可視化
上昇トレンドでは青色、下降トレンドでは赤色など、色分け表示されることが多く、視認性に優れています。
- ノイズを除去
短期的な小さな値動きに惑わされず、大きなトレンドを捉えることに役立ちます。
インジケーターの使い方
- トレンドの確認
ラインや帯の方向をチェックして、上昇なのか下降なのかを判断します。 - エントリーポイントの検出
- 上昇トレンドの時は「押し目買い」
- 下降トレンドの時は「戻り売り」
が基本戦略です。
- 損切り・利確ラインの設定
トレンドラインを割り込んだ場合は「トレンド転換」とみなし、損切りポイントとして活用できます。
パラメーター設定&解説

変数名 | 値 | 日本語訳 | 解説 |
---|---|---|---|
Rperiod | 20 | R期間 | トレンドライン算出に用いる基準期間。値が小さいほど敏感・大きいほど安定(ここでは短中期向け)。 |
LSMA_Period | 20 | LSMA(最小二乗移動平均)期間 | 価格を回帰的に平滑化してノイズを低減。反応が速くトレンドの滑らかな把握に有効。 |
戦略例
✅ 順張り戦略(トレンドフォロー)
- 青色ライン(上昇トレンド)が続く限り、押し目でロングエントリー。
- 赤色ライン(下降トレンド)が続く限り、戻りでショートエントリー。
- トレンドに従うため、高勝率を狙いやすいのが特徴です。
✅ 逆張り戦略(ブレイク狙い)
- トレンドラインを強くブレイクした瞬間に逆張りでエントリー。
- 短期的な急騰・急落を狙う場合に有効ですが、ダマシも多いため損切りを厳格に設定することが重要です。
まとめ
Trendline(トレンドライン)インジケーターは、トレンドの方向をシンプルに視覚化してくれる便利なツールです。
- トレンドを追従した順張り
- ラインブレイクを狙った逆張り
どちらの戦略にも応用可能であり、初心者にとって「相場の大局観をつかむ」訓練にも最適です。
ポイント
「トレンドは継続しやすい」という相場の特性を活かすこと。裁量の補助ツールとして導入すれば、売買判断の精度が大きく向上します。
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