


Up_Down インジケーターとは
Up_Down インジケーター は、価格の上下動を視覚的に「点(ドット)」で表示するシグナル系インジケーターです。
チャート上に緑色や赤色のドットを表示し、現在のトレンド方向を一目で確認できるのが特徴です。特に トレンド転換ポイントや押し目・戻り目の把握 に強みがあります。
初心者でも「今は上昇基調なのか、下降基調なのか」を直感的に把握できるため、裁量トレードの補助ツールとして人気があります。
インジケーターの特徴と仕組み
- 緑色のドット(Up)
→ 上昇トレンドを示唆。買い優勢のサイン。
- 赤色のドット(Down)
→ 下降トレンドを示唆。売り優勢のサイン。
- ドットの位置
→ ローソク足の上に表示されれば下落圧力、下に表示されれば上昇圧力を表す。
この仕組みは、移動平均やATR(ボラティリティ指標)をベースにしている場合が多く、価格変動に応じてリアルタイムで切り替わります。
インジケーターの使い方
- トレンドの確認
緑のドットが連続して表示されている時は「上昇トレンド」、赤のドットが続けば「下降トレンド」と判断します。 - 押し目買い・戻り売りの判断
上昇中に一時的に赤ドットが出た場合は「押し目」、下降中に緑ドットが出た場合は「戻り目」として活用できます。 - エントリーとエグジット
- 緑ドットが出たら買いエントリーの検討
- 赤ドットが出たら売りエントリーの検討
- ドットの色が切り替わったタイミングで決済する方法も有効
パラメーター設定&解説

変数名 | 値 | 解説 |
---|---|---|
HL_period | 3 | 高値・安値の差を計算する期間。値が小さいほど敏感に反応。 |
NumBars | 200 | 計算対象のローソク足の本数。表示範囲を指定。 |
解説
- HL_period(3)
デフォルト設定では「3本分のローソク足」を基準に高値・安値を参照し、Up/Down の切り替えを判断します。
値を小さくすると「細かいトレンド変化」を拾いやすくなりますが、ダマシも多くなります。
値を大きくすると「大きなトレンドの転換点」に絞ったサインが表示されます。
- NumBars(200)
過去200本分の足を計算対象とするため、チャートに表示されるドットの数にも影響します。
値を増やせば過去まで表示され、減らせば直近の値動きにフォーカスできます。
要点
- HL_period = 3 → 短期的な高安値の変化を元にトレンド転換を検出する。
- NumBars = 200 → 200本分のローソク足を計算対象とする。
この設定は「短期トレード向け」に調整されています。スキャルピングやデイトレードで素早くトレンドの変化を捉えるのに適している一方で、ノイズが増える可能性があるため、MACDやRSIといったフィルター系インジケーターと併用すると精度が高まります。
トレード戦略例
1. トレンドフォロー戦略
- 緑ドットが連続して出ている場合、買いポジションを保有。
- 赤ドットが転換サインとして現れたら利確やポジション整理。
2. スキャルピング戦略
- 1分足や5分足など短期チャートに表示し、ドットの切り替わりを狙って小さな利益を積み重ねる。
- 特にレンジ相場ではダマシが多いため、他のオシレーターと併用すると精度が高まります。
3. 複合インジケーター戦略
- RSIやMACD と組み合わせて「上昇トレンド × RSIが買われすぎではない」状況を狙う。
- ボリンジャーバンド と組み合わせて、ドットの色転換とバンドブレイクを同時に確認する手法も有効です。
まとめ
Up_Down インジケーター は、チャートのトレンド方向をシンプルに把握できる便利なツールです。
- ドットの色 → 上昇・下降のサイン
- 押し目や戻り目の判断に活用
- 他のインジケーターと併用することで精度アップ
裁量トレードの初心者から上級者まで使える汎用性の高いインジケーターなので、トレンドフォロー戦略やスキャルピングに活用するのがおすすめです。
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