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USD against all とは
USDを基準に 主要通貨(EUR/GBP/AUD/NZD/CAD/CHF/JPY)それぞれに対する強さ・弱さ をヒストグラムで同時表示するインジケーターです。
バーが高いほど「USDがその通貨に対して強い」、低い(マイナス)ほど「USDが弱い」ことを示します。右下の数値は強弱スコア(%やpips相当)。
スクショのように、通貨ごとの差が一目で分かるのが最大の利点です。
インジケーターの仕組み
- 各通貨ペア(EURUSD, GBPUSD, …, USDJPYなど)の 一定期間の変化率 を計算し、USD側の変動として正負をそろえて表示。
- 期間(
Period)を短くすると最新の勢い、長くすると地合いを反映。 - 基本は バー確定ベースで更新され、最新バーで色と数値が変わります。
インジケーターの基本的な使い方
- バイアス決定
- USDの総合的な強さを確認。プラス優勢=“USD買い”バイアス、マイナス優勢=“USD売り”バイアス。
- USDの総合的な強さを確認。プラス優勢=“USD買い”バイアス、マイナス優勢=“USD売り”バイアス。
- ペア選択
- USDが強く、相手通貨が弱いほど狙いやすい。
- 例:USD強い × JPY弱い → USDJPY買い、USD強い × EUR弱い → EURUSD売り。
- 逆に USD弱い × EUR強い → EURUSD買い など。
- タイミング
- 上位足(H1/H4)でバイアスを決め、下位足(M5/M15)でブレイクや押し戻りを待ってエントリー。
- News直後は急反転があるため、1~2本様子見を挟むのが無難。
パラメーター設定&解説

| 英名 | 日本語 | 現在値 | 解説 / 使い方 |
|---|---|---|---|
| X_DISTANCE | 横方向オフセット | 0 |
強弱パネルの横位置をピクセル指定でずらします。 チャート上の他オブジェクトと重なる場合は 10~50 などに。
|
| Y_DISTANCE | 縦方向オフセット | 0 |
強弱パネルの縦位置をピクセル指定で調整。 下部スケールやサブウィンドウと被るときに数値を増やします。 |
| tab_color | パネル枠/タブの色 | Lime | パネル外枠やヘッダーのアクセントカラー。視認性の良い色を選択。 |
| text_color | テキスト色 | 16 | パネル内の文字色。色名またはプラットフォームの色番号で指定されます(例:White/Yellow など)。 |
| note | メモ(時間足指定の説明) | Period_(0,M1,M5,M15,M30,H1,H4,D1,W1,MN) |
Period_ の指定方法を示す備考。0=カレント(現在表示の時間足)/それ以外は各時間足を選択。 |
| Period_ | 計算に用いる時間足 | 0 |
強弱計算の基準時間足。 0=現在の時間足、または M1/M5/M15/M30/H1/H4/D1/W1/MN を選択。 例)バイアス判定=H1、エントリー=M5 など、上位足固定→下位足実行が実務的。 |
- おすすめ運用:H1で
Period_=H1にしてUSDの地合いを決定 → M5/M15でタイミング取り。 - レイアウトのコツ:パネルが価格や指標と重なる場合は
X/Y_DISTANCEを適宜調整。
エントリー手順
- H1の
Period=50前後で強弱を確認(バイアス)。 - 同時に、相手通貨の個別弱さ/強さを確認(最弱・最強の組み合わせを選ぶ)。
- 下位足でトリガー
- ブレイク:直近レンジ高安抜けでIN
- 押し戻り:20EMA/前高安への戻り失敗で再開を確認してIN
- 損切り/利確
- SL=直近スイング外 or ATR(14)×1.2
- TP=1.5~2R、次の節目(前高安・ピボット)
推奨設定
- Period:短期スキャル=12~24、デイトレ=34~55、スイング=100~200
- Timeframe:上位(H1/H4)で方向づけ、下位(M5/M15)で実行
- Smoothing(ある版のみ):0~2で十分。大き過ぎると反応が鈍化
よくある失敗と回避
- 強弱が拮抗しているのに無理に入る → バー差が小さいときは見送り。
- 短期だけを見て反転に巻き込まれる → 上位足のバイアスに従う。
- USDが強いが相手も強いペアを選ぶ → “強×弱”の組み合わせを優先。
メリット / デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
|
|
まとめ
USD against all は、USD系ペアを取引するならまず開いておきたい“方向選択ツール”。
上位足でバイアス → 最強×最弱の組み合わせ → 下位足でブレイク/押し戻り、この流れを徹底すれば、銘柄選びとタイミングの迷いが大きく減ります。
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