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VQ_bars_MT4とは
VQ_bars_MT4 は、相場のトレンド方向を「バーの色」で表現するインジケーターです。
ローソク足をそのまま使うのではなく、価格変動の方向性をフィルタリングして、
- 上昇トレンド → 緑色バー
- 下降トレンド → 赤色バー
- ノイズ(転換・横ばい) → 他の色や変化が出る場合あり
といった形で、相場の流れをシンプルに見せてくれます。
このインジケーターは VQ(Volatility Quality) をベースにしており、単純な移動平均クロスよりも「だましの少ないトレンド把握」が可能です。
VQ_bars_MT4の詳細
- 種類:トレンド系インジケーター
- 表示方法:ローソク足を色付きバーに変換
- 仕組み:
- ボラティリティ(価格変動の大きさ)を基にトレンド方向を算出
- 小さな逆行(ノイズ)はフィルタリングし、大きな流れに沿った色を表示
👉 そのため、通常のローソク足よりも「トレンド方向がはっきり見える」のが特徴です。
インジケーターの使い方
1. トレンド把握
- 緑バーが続いている時 → 上昇トレンド
- 赤バーが続いている時 → 下降トレンド
- バーの色が頻繁に切り替わる時 → レンジ相場
2. エントリーの判断
- 緑に変わった直後 → 買いエントリーのシグナル
- 赤に変わった直後 → 売りエントリーのシグナル
3. 他インジケーターと組み合わせ
- 移動平均線(MA) → トレンド方向のフィルタリングに有効
- RSIやStochastic → バー色とオシレーターのシグナル一致で精度UP
- ボリンジャーバンド → バー色変化+バンドブレイクでブレイクアウト戦略
パラメーター設定&解説

変数名 (英語) | 値 | 日本語訳 | 解説 |
---|---|---|---|
Length | 5 | 長さ(期間) | 計算に使うバー数。小さいと反応が速いがノイズが増える。 |
Method | 3 | 計算方法 | 0=SMA, 1=EMA, 2=SMMA, 3=LWMA。ここでは加重移動平均。 |
Smoothing | 1 | 平滑化 | 値動きを滑らかにする。数値が大きいとノイズを抑制。 |
Filter | 5 | フィルター | 小さな値動きを無視する閾値。高いほどだまし減少だが反応遅延。 |
Steady | false | 安定モード | trueで安定した判定、falseで敏感に反応。 |
トレード戦略
戦略① トレンドフォロー
- 緑バー継続中は買いポジションをホールド
- 赤バー継続中は売りポジションをホールド
👉 「だまし」を減らし、大きなトレンドを狙うのに適している
戦略② スキャルピング/デイトレ
- 短時間足(M5、M15)でバー色変化を捉えて素早くエントリー
- 損切りは直近の高値・安値の外側に設定
戦略③ マルチタイムフレーム
- 上位足(H1やH4)で緑 → 下位足(M5やM15)でも緑に変化した瞬間に買い
- 上位足で赤 → 下位足で赤に変化した瞬間に売り
👉 トレンドの方向とタイミングを両方押さえられる
メリットと注意点
✅ メリット
- トレンド方向が直感的にわかる
- ノイズをある程度排除し、だましが少ない
- 初心者でも視覚的に判断しやすい
⚠️ 注意点
- 強いレンジ相場では頻繁に色が切り替わり、誤エントリーの原因になる
- バー色だけでなく、移動平均やサポレジと組み合わせて使うのが安全
まとめ
- VQ_bars_MT4は「トレンドを色で見える化」するシンプルで強力なインジケーター
- 緑=買い、赤=売りという直感的なルールで初心者にも使いやすい
- 単独使用よりも「移動平均」「RSI」「Pivot」などと併用すると精度が上がる
- トレンドフォロー型のトレード戦略に特におすすめ
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