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AscTrendとは
もともとはロシア系トレーダーの間で人気を集め、そのシンプルさとわかりやすさから世界中で利用されています。
チャート上では
- 青いドットや矢印 → 買いシグナル(上昇の可能性)
- ピンクのドットや矢印 → 売りシグナル(下降の可能性)
として表示され、初心者でも直感的に理解できるのが特徴です。
インジケーターの詳細
- 種類:トレンド系 + シグナル系インジケーター
- 目的:トレンドの発生・継続・転換をシンプルに知らせる
- 表示方法:ローソク足上に売買サイン(ドットや矢印)を描画
インジケーターの使い方
1. 売買シグナル
- 青いドットが出現 → 買いエントリー候補
- ピンクのドットが出現 → 売りエントリー候補
2. 利確と損切り
- 利確:次の反対シグナルが出現した時点、または直近高値/安値付近
- 損切り:サインが逆方向に出た場合や、ATRなどで適切なストップを設定
3. 他インジケーターとの併用
AscTrend単体でもエントリー可能ですが、以下と組み合わせると精度が増します。
- 移動平均線(MA) → 上位トレンドの方向を確認
- RSI / Stochastic → 過熱感をチェック
- 出来高系インジケーター → シグナルの信頼性を高める
インプット設定&解説

変数名 (英語) | 値 | 日本語訳 | 解説 |
---|---|---|---|
RISK | 4 | リスク係数 |
シグナル感度を調整するパラメータ。 値が小さいとシグナルが多く出るがダマシも増える。 値が大きいとシグナルは少なくなるが精度が高まりやすい。 デフォルト値の「4」はバランス型。 |
解説
- RISKパラメータの意味
RISK値は、AscTrendがどの程度「慎重に」シグナルを出すかを決める重要な設定です。 - 低い値(例:2〜3) → 価格変動に敏感。シグナルが多く出るが、レンジ相場ではダマシも増える。
- 高い値(例:5〜7) → より大きなトレンドのみシグナルを出す。エントリー回数は減るが、精度が高まりやすい。
- 高い値(例:5〜7) → より大きなトレンドのみシグナルを出す。エントリー回数は減るが、精度が高まりやすい。
- デフォルト値「4」
バランス型の設定。過度に敏感すぎず、かつシグナルが少なすぎない標準的な使いやすい設定。
AscTrendを使った戦略
1. トレンドフォロー戦略
- 上位足(H1, H4)でトレンド方向を確認
- 下位足(M15, M30)でAscTrendのシグナルが一致したときにエントリー
→ ダマシを減らして精度を上げられる。
2. スキャルピング戦略
- M1〜M5チャートにAscTrendを表示
- 方向性がはっきりしているときにシグナルを狙う
→ 短時間での小さな利益積み上げに有効。
3. デイトレード戦略
- 1日の始値から方向性を見極め、AscTrendのシグナルで売買
- 終値やロンドン市場終了までに決済することでリスク管理がしやすい。
メリットと注意点
✅ メリット
- 売買シグナルが直感的で初心者でも使いやすい
- どの時間足にも対応できる
- トレンド発生のタイミングを早めに捉えられる
⚠️ 注意点
- レンジ相場ではダマシが多発
- 単独で使うと過信しやすい
- 他のフィルター(移動平均やオシレーター)と組み合わせる必要あり
まとめ
- AscTrendは「売買シグナルを視覚的に表示する」シンプルで強力なトレンド系インジケーター
- 青=買い、ピンク=売りで直感的に理解可能
- トレンドフォローやスキャルピング戦略に適している
- レンジ相場ではダマシを避けるため、他のインジケーターとの併用が必須
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