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CrossMAとは
CrossMA(Cross Moving Average) は、2本の移動平均線(短期と長期)を組み合わせ、そのクロスによって相場のトレンド転換やエントリーポイントを視覚的に示すインジケーターです。
通常の移動平均クロスを改良し、色分けされたゾーン(赤・青)でトレンドの方向性を表示するため、裁量トレード初心者でも直感的に理解できるのが特徴です。
チャート上では:
- 赤色の帯 → 上昇トレンドの優勢を示す
- 青色の帯 → 下降トレンドの優勢を示す
といった形で、トレンドの方向性と強弱を明確に視覚化します。
インジケーターの詳細
- 種類:トレンド系インジケーター
- ベース:移動平均線(SMA, EMA, SMMA, LWMA など設定可能)
- 基本構造:
- 短期移動平均(トレーダー心理の変化を反映)
- 長期移動平均(相場全体の流れを反映)
- サイン:2本のMAがクロスしたポイント、もしくは帯の色が変化したタイミングでトレンド転換の可能性を示唆。
インジケーターの使い方
1. トレンドの方向確認
- 赤いゾーン → 買い目線(上昇相場)
- 青いゾーン → 売り目線(下降相場)
2. エントリーポイント
- 色の切り替え(赤→青、青→赤)が発生したらエントリー検討。
- 短期トレンドが長期トレンドに対して優勢になったサイン。
3. 利確・損切り
- 利確は「次の色転換」や「直近高値・安値」を基準に設定。
- 損切りはクロスが逆行した場合や帯の色が反転した場合に実施。
インプット設定&解説

変数名 (英語) | 値 (初期設定例) | 日本語訳 | 解説 |
---|---|---|---|
MaFast | 5 | 短期移動平均の期間 | 短期MAを計算する期間。直近の値動きに敏感に反応し、トレンド開始を早めに捉える。 |
MaSlow | 20 | 長期移動平均の期間 | 長期MAを計算する期間。相場全体の流れを安定的に示し、ダマシを減らす効果がある。 |
おすすめ戦略
1. トレンドフォロー戦略
- 赤色のゾーンが広がっている時に押し目買い
- 青色のゾーンが広がっている時に戻り売り
- トレンドの継続性を利用して大きな値幅を狙う。
2. スキャルピング戦略
- M1〜M5の短期足に表示し、色の切り替えを狙って素早く売買。
- 他のオシレーター(RSI、ストキャスティクス)と併用すると精度が増す。
3. マルチタイムフレーム戦略
- 上位足(H1, H4)でトレンド方向を確認。
- 下位足(M5, M15)で色転換を狙ってエントリーするとダマシを減らせる。
メリットと注意点
✅ メリット
- トレンド方向が帯の色で直感的にわかる
- 初心者でもクロスを視覚的に捉えやすい
- 単体でも売買シグナルとして使える
⚠️ 注意点
- レンジ相場ではダマシが多発
- クロスは遅行性があるため「天井・底」を捉えるのは難しい
- 出来高やオシレーターと組み合わせてフィルターをかけるのがおすすめ
まとめ
- CrossMAは2本の移動平均線のクロスを色帯で視覚化するトレンド系インジケーター
- トレンド方向を把握しやすく、初心者でも直感的にエントリー判断が可能
- トレンドフォロー・スキャルピング・マルチタイムフレーム戦略に活用できる
- レンジ相場のダマシを避けるために、RSIや出来高系インジケーターとの併用が推奨される
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