目次



Double smoothed EMA(MTF)とは
EMA(指数平滑移動平均)をもう一度EMAで平滑化したライン。
- 目的:ノイズを減らしてトレンド方向を見やすくする(普通のEMAより滑らか/やや遅行)。
- DEMA(遅れを減らす式)とは別物。DSEMAは滑らかさ重視。
- MTF版は上位足のDSEMAを下位足チャートに重ねて地合いフィルタとして使える。
インジケーターの基本的な見方
- 傾き:上向き=上昇優勢/下向き=下降優勢
- 価格との位置:終値がDSEMAの上=買い地合い、下=売り地合い
- 色反転(傾き反転):転換シグナル候補(レンジでは増えるので要フィルタ)
インプット設定&解説

Double smoothed EMA (mtf)|入力パラメータ一覧
| 原文(Parameter) | 現在値 | 日本語 | 解説 |
|---|---|---|---|
| Time frame | Current time frame | 時間足(現在) | 表示中の時間足でDSEMAを描画。上位足を選べば下位足チャートにMTF表示として重ねられる。 |
| Period | 14.0 | 期間 | 基準EMAの本数。このEMAをさらに平滑化してDSEMAに。大きいほど滑らか・遅い/小さいほど敏感・ノイズ増。 |
| Price | Median price | 適用価格(中央値) | (高値+安値)/2 を使用。Closeよりノイズを抑えやすいが、わずかに遅れやすい。 |
| Interpolation | Interpolate data when in multi time frame | 補間表示(MTF時) | 上位足を下位足へ描く際に値を補間して滑らかに表示。厳密性重視ならOFF+上位足の確定で判断。 |
目安:スキャル Period 8–12、デイトレ 14–21、スイング 21–34。MTFは上位足の確定足での判断が安全です。
すぐ使える手法3選
1) MTFトレンドフォロー(おすすめ)
- フィルタ:上位足DSEMAが上向き&価格が上 → 買いのみ(下向きなら売りのみ)。
- エントリー:下位足で価格がDSEMAへ押し→反発、または色が上向きに反転。
- 損切/利確:直近スイング外側/R=1.5〜2.0、色反転や直近高安で部分決済。
2) 終値クロス+ATRフィルタ
- ローソク確定でDSEMAを上抜け/下抜け。
- 小さな騙し回避に実体がATR×0.3以上など最低ボラ条件を追加。
3) DSEMAトレーリング
- 保有中はストップをDSEMAの少し外へ追随。
- 反対側でのクローズ確定 or 色反転で手仕舞い。
おすすめ設定
- スキャル(M1–M5):Period 8–12 / Smoothing 3–5 / Price=Close / MTF=M15
- デイトレ(M15–H1):Period 14–21 / Smoothing 5–8 / Price=Median / MTF=H1
- スイング(H4–D1):Period 21–34 / Smoothing 8–13 / Price=Median or Typical / MTF=D1
併用すると安定
- EMA200:上なら買いのみ・下なら売りのみ
- RSIやDSS:勢い/過熱の確認
- 水平線・トレンドライン:ブレイク&リテストの最終確認
メリット / デメリット
- メリット:EMAよりノイズ少、押し目/戻りやトレーリングに使いやすい。MTFで地合い合わせが簡単。
- デメリット:二重平滑の分だけ遅行。レンジでは色反転が多くなりやすい。
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