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Double Smoothed Stochastic(DSS)とは
ストキャスティクス(%K)を2回平滑化したモメンタム系オシレーター。
0〜100で動き、
- 50より上=上昇優勢、50より下=下降優勢
- 80超=買われすぎ、20割れ=売られすぎ
という見方が基本。色分け表示されるタイプは、緑=強、赤=弱などで視認性が高いです。
代表的な設定
- %K period:10〜14
- Smooth1 / Smooth2:各3〜5
- Signal(任意):3〜5
- Price:Close または Median
- Levels:20 / 50 / 80
速さ重視=%K短く(8〜10)、滑らか重視=Smoothを大きめ(4〜5)。
インジケーターの基本の使い方
- 50ラインで強弱を判定(50上=買い目線、50下=売り目線)。
- トレンド中に一時的な50付近への回帰→再反転を押し目/戻りの目安に。
- 80/20だけで逆張りはしない。ローソク足の反転サインや水平線と合わせて使う。
- ダイバージェンス(価格は高値更新なのにDSSは低いピークなど)は転換の予兆。
インプット設定&解説

double_smoothed_stochastic 1.00|入力パラメータ一覧
| 原文(Parameter) | 現在値 | 日本語 | 解説 |
|---|---|---|---|
| Stochastic period | 55 | ストキャス期間 | %Kを算出する過去本数。大きいほど滑らか・遅い(上位足向き)。 |
| Smoothing period | 15 | 平滑化期間 | DSSの二重平滑の長さ。数値↑でノイズ減・反応遅、数値↓で感度↑。 |
| Overbought level | 80.0 | 買われすぎレベル | 80超は過熱気味。単独逆張りは避け、反転や50割れ等の確認と併用。 |
| Oversold level | 20.0 | 売られすぎレベル | 20割れは行き過ぎ。ローソク足や水平線・トレンドラインと合わせて判断。 |
目安:スキャル=Stoch 8–10 / Smooth 3–5、デイトレ=10–14 / 5–8、スイング=21–34 / 8–14(80/20は据え置き)。 今回の55/15は非常に滑らかで、上位足のトレンド確認向きです。
すぐ使えるトレード戦略3選
- ① 50+色切替で順張り
- 条件:DSSが50上抜け&緑 → ロング(逆はショート)
- 退出:色が反転、または50割れで手仕舞い
- SL:直近スイング外、TP:R=1.5〜2.0
- ② 押し目/戻り再開
- 上昇中、DSSが50〜40まで下げて再び上向きでロング(下降は逆)
- 余計な逆張りを避けつつ、再開点を狙う
- ③ ダイバージェンス+ブレイク
- 弱気(強気)ダイバージェンス確認 → トレンドライン/ネックライン割れでエントリー
- 伸びにくい終盤の捕捉に
時間軸別の目安
- スキャル(M1〜M5):%K 8〜10、Smooth 3/3、Signal 3
- デイトレ(M15〜H1):%K 10〜14、Smooth 3〜5/3〜5、Signal 3〜5
- スイング(H4〜D1):%K 14〜21、Smooth 5/5、Signal 5(Median推奨)
相性の良いフィルター
- 移動平均(EMA200やトレンド判定):上で買いのみ/下で売りのみ
- 水平線・トレンドライン:エントリーの最終確認
- ATR:SL/TPの距離設計
注意点
- レンジでシグナル多発しやすい → MTF(上位足DSSが50上のときだけ買いなど)で絞る。
- 指標前後はノイズ増 → ポジションサイズを落とす。
- 確定足で判断するとダマシが減ります。
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