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Highs-Lowsとは
価格が「どのレンジの中で動いているのか」を一目で把握でき、サポートライン・レジスタンスラインの役割 を果たすのが特徴です。
チャート上では、
- 緑色ライン → 一定期間の高値(Resistance)
- 赤色ライン → 一定期間の安値(Support)
として描画され、相場の「上限と下限」を明確に示してくれます。
インジケーターの詳細
- 種類:サポート・レジスタンス系
- 計算方法:指定した期間の最高値(High)と最安値(Low)を更新ごとに描写
- 用途:
- レンジ相場での反発ポイント確認
- トレンド相場でのブレイクアウトポイント確認
- 損切り・利確の目安設定
インジケーターの使い方
1. サポート・レジスタンスの確認
- 緑ライン(高値)=上値抵抗帯
- 赤ライン(安値)=下値支持帯
これらの価格帯は相場が「跳ね返されやすい」領域として意識される。
2. ブレイクアウト確認
- 価格が緑ライン(高値)を明確に突破 → 上昇トレンド発生のサイン
- 価格が赤ライン(安値)を明確に割り込み → 下降トレンド発生のサイン
3. 損切り・利確の基準
- エントリー時に直近のラインを基準にストップロスを置くことでリスク管理が容易。
- 目標利確ポイントも「次のライン」を基準に決めやすい。
インプット設定&解説

変数名 (英語) | 値 (初期設定例) | 日本語訳 | 解説 |
---|---|---|---|
Time frame for highs/lows | 1 Day | 高値・安値を算出する時間軸 | どの時間軸を基準に高値・安値を計算するかを指定。例:1 Day=日足ベースの高値・安値を表示。 |
Look back periods (enter 0 or less than zero for all) |
0 | 遡る期間(ルックバック) | 過去何本のローソク足を対象にするかを設定。0または負の値なら全期間の高値・安値を描画。 |
おすすめ戦略
1. レンジ逆張り戦略
- 高値ライン付近でショート、安値ライン付近でロング。
- レンジ相場に強いが、ブレイクに注意が必要。
2. ブレイクアウト戦略
- ラインを明確に抜けたら、その方向にエントリー。
- 特に欧州時間やNY時間の開始直後に有効。
3. トレンドフォロー戦略
- 上昇トレンド中は「赤ライン付近で押し目買い」
- 下降トレンド中は「緑ライン付近で戻り売り」
- 移動平均線と組み合わせると精度アップ。
まとめ
- Highs-Lowsは「一定期間の最高値と最安値」を自動表示するインジケーター
- サポート・レジスタンスの確認、ブレイクアウト、リスク管理に有効
- レンジ相場では逆張り、トレンド相場では押し目買い・戻り売りやブレイク狙いに使える
- 単体でも強力だが、移動平均線・RSI・ボリンジャーバンドとの併用でさらに精度が高まる
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