

MTF_Candleとは
表示中の時間足(例:M5)のチャート上に、上位足(例:M15/H1/H4 など)のローソク足を“帯(四角)”として重ね描画するインジケーターです。
画像のように 緑=強気、赤=弱気 の上位足ボディがブロックとして見えるため、上位足の流れ・支持抵抗帯・実体ゾーンを一目で把握できます。
インジケーターの利便性
- 上位足の実体ゾーン=“勝ちやすいエリア” を下位足で精密に観察できる
- ブレイク/リテスト/反発 の判断が速い(目標・損切りの置き場が明確)
- スキャ~デイトレで環境認識のミスを減らせる(トレンド方向の把握 + レンジ回避)
インジケーターの仕組み
- 指定した 上位足のOHLC(Open/High/Low/Close)を、下位足チャート上で期間整列して四角(=ボディ)とヒゲで再現
- 色分け:Close ≥ Open(上昇)→ 緑、Close < Open(下落)→ 赤
- 更新:上位足が確定すると最終形に、確定前は“暫定(伸縮)”として更新される設定も可
インプット設定&解説

| 項目 | 現在の設定 | 日本語 | 意味 / 使い方 | 推奨・注意 |
|---|---|---|---|---|
| TF_Bar | 1 Hour | 上位足の選択 | H1 のOHLCを下位足に重ねて描く。 | M5→H1 / M15→H4 が定番。 |
| Number_of_bar | 100 | 描画本数 | 過去100本の上位足キャンドルを表示。 | 重ければ 60–150 に調整。 |
| Color_Up / Color_Down | Lime / Red | 陽線色 / 陰線色 | 上位足ボディの色分け。 | 暗色背景は明るめ色が見やすい。 |
| Fill_Candle | true | ボディ塗りつぶし | ONでゾーンが視覚的に分かりやすい。 | 下位足が見えにくければ OFF。 |
| Widht_lines | 2 | 枠線/ヒゲの太さ | 線の太さ(綴りは Width の誤記と思われる)。 | 1~2 がバランス良、3 以上は太め。 |
| Display_Shadow | true | ヒゲ表示 | 上位足ヒゲを描画して極値を把握。 | 見づらければ OFF に。 |
| ※ 推奨の組み合わせ:M5×H1 または M15×H4。ブレイク&リテストを待つとダマシ回避に有効。 | ||||
MTF_Candle 1.00|インプット設定の和訳と使い方メモ
インジケーターの基本的な使い方
- 時間足の役割分担
- 環境認識:H1 or H4
- エントリー:M5~M15
- MTF_Candle は H1/H4 を重ねて M5/M15 で入るのが定番
- ゾーンの見方
- 上位足ボディ(四角)= 需給が拮抗した“価格帯”
- 上位足高値/安値= ブレイクでモメンタム発生、リテストで反発候補
- 入退出
- ブレイク:上位足の高値/安値を実体で抜け → リテスト確定で順張り
- 反発:上位足ボディ端・ヒゲ先での拒否(ピンバー/包み足)を確認 → 逆張り短期
- 損切り:ゾーン外側/スイングの外
- 利確:次の上位足ゾーン or ピボットR/S
トレード戦略
| 戦略 | 条件(セットアップ) | エントリー | SL/TP・管理 |
|---|---|---|---|
| ① 上位足ブレイク&リテスト | 価格が上位足の高値/安値を実体でブレイク。リテストで拒否ロウソク(ピンバー/包み足)。 | 反発確定で順張り(M5/M15)。 | SL:上位足ゾーン反対側外。TP:次の上位足ゾーン or ピボットR2/S2。RR≥1:1.5。 |
| ② ゾーン反発スキャル | 価格が上位足ボディの端に到達。下位足で逆行ヒゲやパターン出現。 | 反対方向へ短期逆張り。 | SL:直近ヒゲ外。TP:PP/ミドル/直近スイング。NY/ロンドン前半のみ。 |
| ③ 色反転+移動平均 | 上位足ブロックの色が切り替わるタイミングで、価格が200EMAの上/下に滞在。 | 色反転後のプルバックで順張り。 | SL:色反転直前の上位足ボディ外。TP:次ゾーン/ピボット。途中で建値ストップ化。 |
| 共通:重要指標の前後は初動を避け、確定足/リテストを待つ。1回の損失は口座の0.5~1%以内。 | |||
メリット&デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
|
・上位足の支持抵抗が明確、利確/損切りの置き場が決めやすい ・環境認識ミスを減らし、順張り優先の判断が早い ・パターン検出やピボットと重ねるとコンフルが作りやすい |
・暫定(未確定)バーを根拠にするとダマシ増加 ・重ね表示しすぎると視認性低下/処理が重い ・ニュース相場ではゾーンが一気に無効化される |
よくある質問(FAQ)
- どの組み合わせが実用的?
-
M5×H1、M15×H4 が鉄板。さらに Pivot Point / 前日高安 / 200EMA / Patterns を重ねると精度UP。
- 暫定バーは使うべき?
-
検証段階は On Close 推奨。実運用でも確定→リテストを待つと勝率が安定します。
- 何本分表示が良い?
-
直近の意思決定に関係する 100~200本 で十分。重くなるなら削減。
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