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Random Walk Indexとは
Random Walk Index(RWI)は、相場が「ランダムに動いているのか」それとも「明確なトレンドが出現しているのか」を数値化するテクニカル指標です。
株式・FX・仮想通貨など幅広い市場で利用され、特に トレンド発生の有無を確認するためのフィルター として活用されます。
- 開発者:Michael Poulos(1991年)
- 目的:ランダムウォーク理論を基に、価格変動がランダムかトレンドかを判定する
- 種類:
- RWI High(上昇トレンドの強さ)
- RWI Low(下降トレンドの強さ)
計算方法
RWIは「価格の変動幅」と「ボラティリティ(ATRなどで算出)」を比較して求められます。
- RWI High > 1 → 上昇トレンドの可能性
- RWI Low > 1 → 下降トレンドの可能性
- 両方が1以下 → 相場はランダム(トレンドなし)
インジケーターの基本的な使い方
- トレンド判定
- RWI Highが上昇 → 買い優勢(上昇トレンド)
- RWI Lowが上昇 → 売り優勢(下降トレンド)
- トレンド強度の確認
- 値が「1.0」を超えてくると、ランダムではなく「方向性あり」と判定されやすい
- 値が「1.0」を超えてくると、ランダムではなく「方向性あり」と判定されやすい
- ダマシ回避
- 移動平均線やADXと組み合わせることで、エントリー精度を向上
インプット設定&解説

| 項目 | 設定値 | 説明 | 補足・推奨 |
|---|---|---|---|
| Random walk index period | 25 |
RWI(ランダムウォーク指数)の計算に用いる期間。 過去25本のローソク足を基準に、相場がランダムかトレンドかを判別します。 |
期間を長くすると:ノイズを除去し中長期トレンド向き(反応は遅い)。 期間を短くすると:短期変動に敏感(ダマシ増えやすい)。 目安:短期 10–14 / 標準 20–25 / 中長期 30–50 |
| ※ RWIが高水準=トレンド優位、低水準=レンジ(ランダム性が強い)傾向。MAやADXと併用して「強いトレンドのみ」を狙うのがおすすめ。 | |||
トレード戦略3選
✅ 戦略1:トレンドフォロー
- 条件:RWI Highが1.0以上 → 上昇トレンド
- エントリー:移動平均線やブレイクアウトと併用してロング
- 決済:RWI Highが低下、またはRWI Lowが上昇に転じたら利確
✅ 戦略2:下降トレンドフォロー
- 条件:RWI Lowが1.0以上 → 下降トレンド
- エントリー:戻り売りポイントでショート
- 決済:RWI Lowが下落、またはRWI Highが上昇に転じたら決済
✅ 戦略3:レンジ回避フィルター
- 両方のラインが1以下の時は「トレンドなし」
- レンジ相場を避けることで無駄なエントリーを減らせる
メリット・デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
|
|
| 推奨:RWIはトレンド検出、MA/ADX/ブレイクアウト等はタイミングの補助に使い、レンジ局面を回避。 | |
まとめ
Random Walk Indexは、「今の相場はランダムか?トレンドか?」を判断できるシンプルかつ強力な指標 です。
特に、移動平均線やADXと組み合わせて使うことで、トレンドフォロー型のトレード戦略に大きな効果を発揮します。
👉 トレンド相場に強く、レンジ相場を回避したいトレーダーにおすすめのインジケーターです。
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