MACD 2 Line w Histo_v1とは

MACD 2 Line w Histo_v1（マックディ・ツーライン・ウィズ・ヒスト）は、従来のMACD（Moving Average Convergence Divergence）を視覚的に強化した高性能トレンド分析インジケーターです。

一般的なMACDでは「1本のシグナルライン＋ヒストグラム」で構成されていますが、このインジケーターでは2本のライン（MACDラインとシグナルライン）＋ヒストグラムを同時に表示し、トレンドの勢い・転換・モメンタムをより直感的に判断できるよう設計されています。

　カラーの意味

表示要素	色	意味
水色ライン	MACDライン	トレンドの勢いを表すメインのモメンタムライン。
黄色ライン	シグナルライン	MACDラインの移動平均。トレンド変化をなめらかに表示。
緑ヒストグラム	上昇モメンタム	MACD > Signal → 上昇優勢（買い圧力強）
赤ヒストグラム	下降モメンタム	MACD < Signal → 下降優勢（売り圧力強）

　パラメーター設定

　インジケーターの基本的な使い方

① トレンド方向を確認

• MACDライン（水色）がシグナルライン（黄色）を上抜け → 上昇トレンド（買い優勢）
• MACDラインがシグナルラインを下抜け → 下降トレンド（売り優勢）

② モメンタムの強さを確認

• ヒストグラムが拡大中 → トレンドが加速中
• ヒストグラムが縮小中 → トレンドの勢いが減退、転換の予兆

③ ダイバージェンスを検出

• 価格が高値更新してもMACDが下がっている → 弱気ダイバージェンス（反落注意）
• 価格が安値更新してもMACDが上がっている → 強気ダイバージェンス（反発期待）

　トレード戦略選

戦略①：順張りトレード（トレンドフォロー型）

条件	アクション
MACDラインがシグナルラインを上抜け	ロング（買い）
MACDラインがシグナルラインを下抜け	ショート（売り）
ヒストグラムが同方向に拡大	トレンド継続確認（保有）

ポイント

• 上位足（H1やH4）でも同方向になっていることを確認すると信頼度UP。
• ボリンジャーバンドやMAと併用するとトレンド判断が明確になる。

戦略②：逆張りスキャルピング

条件	アクション
MACDと価格が逆行（ダイバージェンス発生）	逆張りエントリー
利確目安	5〜15pips（短期決済）
損切り	直近高値・安値を目安に設定

コツ

• 5分足や15分足で有効。
• 強トレンド時の逆張りは避け、ボラティリティが低い時間帯に限定。

　組み合わせると効果的なインジケーター

インジケーター	相性	理由
Moving Average（MA）	◎	トレンド方向の基準を補強できる。
RSI / Stochastic	○	モメンタムの過熱感を確認。
Bollinger Bands	◎	バンド収縮→拡張時のブレイクとMACDクロスの一致で強いサイン。

　メリット・デメリット

メリット	デメリット
✔ トレンドの強さと方向を同時に把握できる	❌ レンジ相場では誤サインが多い
✔ ダイバージェンスで反転の兆候を早期発見	❌ パラメーター調整が難しい場合もある
✔ 初心者でも色と形で判断しやすい	❌ 強トレンド時は一時的なクロスで騙されやすい

　まとめ：トレンドの「勢いと転換」を同時に掴む万能ツール

MACD 2 Line w Histo_v1は、トレンドの「方向」と「勢い」を同時に視覚化できる非常に強力な分析ツールです。

• 2本ラインでクロスを明確化
• ヒストグラムで勢いを数値化
• ダイバージェンスで反転の兆候を検出

これらを組み合わせることで、単なる「MACD」では見逃しやすいトレンドの転換点を早期に把握することができます。