


MTF Forex Freedom Bar v2とは
MTF Forex Freedom Bar v2 は、複数時間足のトレンド方向を「赤」と「青」の横バーで一目で確認できるマルチタイムフレーム型トレンド分析インジケーターです。
上位足・中位足・下位足のトレンドを同時に可視化することで、トレンドの方向一致(マルチタイムフレーム・コンフルエンス)を瞬時に判断できます。
シンプルながら、トレンドフォロー型トレーダーには必須級の環境認識ツールといえます。
インジケーターの概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | MTF Forex Freedom Bar v2_60m_Hercs |
| 種類 | トレンド方向可視化インジケーター |
| 分析手法 | マルチタイムフレーム(MTF)分析 |
| 表示形式 | 横バー(時間足別トレンド方向を色分け) |
| 対応時間足 | M1〜D1(設定可能) |
| 主な用途 | トレンド方向の一致確認、環境認識、順張りフィルター |
| 対応プラットフォーム | MT4(MetaTrader 4) |
カラーの意味と構造
チャート下部に表示される5本のバーは、それぞれ異なる時間足を示しています。
一般的な設定では以下の通りです。
| 色 | 状態 | 意味 |
|---|---|---|
| 🔵 青 | 上昇トレンド | 買い優勢・価格がMAより上。 |
| 🔴 赤 | 下降トレンド | 売り優勢・価格がMAより下。 |
| ⚪ グレー(または無表示) | レンジまたは中立 | トレンドが不明確な状態。 |
上から順に「上位足 → 下位足」を並べる構成になっており、
たとえば H1 → M30 → M15 → M5 のように階層化されています
内部ロジックの概要
このインジケーターは、各時間足のトレンド方向を内部的に移動平均線やRSI・MACDの値を基準に算出しています。
計算結果を「+1(上昇)」または「-1(下降)」として処理し、
それぞれをバーの色(青・赤)で表示します。
つまり、
すべてのバーが「青」=全時間軸で上昇傾向
すべてのバーが「赤」=全時間軸で下降傾向
となり、マルチタイムフレームの方向一致=高精度な順張りチャンスを意味します。
パラメーター設定&解説

| 英語表記 | 日本語訳 | 解説 |
|---|---|---|
| Gap | バー間の間隔 | トレンドバー同士の隙間を調整(例: 1.0)。大きいほど間隔が広がる。 |
| Period_1 | 時間足1(短期) | 最短の監視足(例: M5)。 |
| Period_2 | 時間足2(中短期) | 2番目に短い監視足(例: M15)。 |
| Period_3 | 時間足3(中期) | 中期の方向性確認(例: M30)。 |
| Period_4 | 時間足4(上位) | 最上位の監視足(例: H1 / H4)。 |
| cci_1 | CCI期間(短期) | Period_1 に対応(例: 34)。小さくするほど感度↑。 |
| cci_2 | CCI期間(中短期) | Period_2 に対応(例: 34)。 |
| cci_3 | CCI期間(中期) | Period_3 に対応(例: 14)。 |
| cci_4 | CCI期間(上位) | Period_4 に対応(例: 14)。 |
| AutoDisplay | 自動表示 | true=自動更新/false=手動更新(推奨: false)。 |
| バー段 | 対応時間足 | 使用CCI期間 | 表示色ルール |
|---|---|---|---|
| 1段目 | M5(Period_1) | CCI 34 | CCI>0=青 / CCI<0=赤 |
| 2段目 | M15(Period_2) | CCI 34 | CCI>0=青 / CCI<0=赤 |
| 3段目 | M30(Period_3) | CCI 14 | CCI>0=青 / CCI<0=赤 |
| 4段目 | H1(またはH4)(Period_4) | CCI 14 | CCI>0=青 / CCI<0=赤 |
| 要素 | 内容 |
|---|---|
| 使用指標 | CCI(Commodity Channel Index) |
| 時間足設定 | Period_1〜4(例: M5/M15/M30/H1) |
| 出力形式 | マルチバー表示(青=上昇、赤=下降) |
| 主な用途 | トレンド方向一致の確認、順張りフィルター、環境認識 |
| 推奨設定値 | Gap=1.0 / CCI=14〜34 / AutoDisplay=false |
インジケーターの基本的な使い方
STEP 1:環境認識
- すべてのバーが青:買い方向優勢 → 買い戦略に集中
- すべてのバーが赤:売り方向優勢 → 売り戦略に集中
- 色がバラバラ:方向性が定まっていないため「見送り」
STEP 2:タイミング取り
- 上位足(H1・H4)が青のとき → 下位足(M15・M5)で押し目買い。
- 上位足(H1・H4)が赤のとき → 下位足(M15・M5)で戻り売り。
STEP 3:決済・リスク管理
- 上位足が反対色に変化したら、トレンド転換のサイン。
- 利確またはポジション縮小を検討する。
トレード戦略3選
① 順張り戦略(トレンドフォロー型)
| 条件 | 行動 |
|---|---|
| 全バーが青(上昇方向) | 押し目でロングエントリー |
| 全バーが赤(下降方向) | 戻りでショートエントリー |
| エントリー確認 | 短期足の再転換(赤→青/青→赤)で入る |
| 利確 | 上位足のバー色が変わるまで保持 |
② 逆張り戦略(転換狙い)
| 条件 | 行動 |
|---|---|
| 全バーが赤 → 下位足に青出現 | 短期リバウンド狙い(小ロット推奨) |
| 全バーが青 → 下位足に赤出現 | 調整下落狙い(早期決済重視) |
| 補助条件 | RSI・Stochastic でオシレーター反転を確認 |
③ フィルタ活用(他インジとの併用)
おすすめ併用例:
- 移動平均線(MA) → 方向一致を確認
- MACD → ダイバージェンス回避
- RSI → 過熱感の把握
「MTF Forex Freedom Bar」をフィルターとして使えば、
無駄な逆張りを減らし、トレードの精度が向上します。
メリット・注意点
メリット
- トレンド方向を「一目で把握」できる
- 上位足に沿ったトレード判断が可能
- エントリー・フィルターとして非常に有効
- 視覚的で初心者にも分かりやすい
注意点
- バーの色変化は確定足ベースで判断すること。
- スキャルピングでは「上位足の遅延」を考慮する。
- 強トレンド中の逆張りサインは誤認しやすい。
まとめ
MTF Forex Freedom Bar v2_60m_Hercs は、「マルチ時間軸のトレンド方向」を直感的に把握できる環境認識型インジケーターです。
- ✅ 全て青 → 買い有利
- ✅ 全て赤 → 売り有利
- ✅ バラバラ → 様子見(ノートレード)
視覚的にトレンド一致を捉え、
上位足の流れに沿った無理のない順張りトレードを実現できます。










